Love Life Rock

行こう 昨日までのキミを 苦しめたもの全て
この世の果てまで 投げ捨てに行こう
(この世の果てまで)

思い出のマーニー

2014年09月19日 | Movie
 映画「思い出のマーニー」を鑑賞。ジブリお得意の説明不足のシーンが続出、ということもなく、比較的誰にでも受け入れやすい内容となっていたのは評価すべきポイントかな、と。「借りぐらしのアリエッティ」で酷評された米林宏昌監督作品だったので、どうなることかと思ったらまずまずの内容で安心しました(笑)。それでもお子様向けアニメとは言い難いですけどねw あらすじですが、表情を表に出さず、心を閉ざしたままの杏奈は、持病のぜんそくの療養のため、独りで親戚の元を訪れる。ある日、杏奈は海沿いに建つ無人の洋館で、外国人の美少女・マーニーと出会う。互いに惹かれ打ち解け合い、頻繁に交流を重ねていく杏奈とマーニーだが、それは二人だけの秘密だった・・・というもの。
 舞台は日本国内だし、ワクワクなアドベンチャーもなければ空も飛ばないが(笑)、ファンタジーと謎解きの要素を内包した人間ドラマとして見れば、十分な合格点レベル。ただ、精神世界と現実世界の行ったり来たりは、見ている側としては少々分かりにくい表現だったように感じられました。あと、杏奈とマーニーが仲良くなる過程も、もう少し丁寧に描いても良かった気が。「血」の成せる業なんだろうと無理やり解釈したけど、周囲を拒絶するATフィールドを展開(笑)していた少女とは思えないほどの早さだったw ともあれ、時空を越えた二人の特別な友情と愛情、という点はしっかり描かれていたと思います。
 そんなわけで、ねすさんの採点は5点満点で2.5点。人間ドラマがメインなので、どうしても地味な印象になるのは仕方ないですかね。映画館に足を運ぶ機会のない方は、日テレの地上波放送を待ちましょうw

STAND BY ME ドラえもん

2014年09月12日 | Movie
 映画「STAND BY ME ドラえもん」を鑑賞。一応、どのエピソードもコミックスに収録されているのだけど、それらの異なる内容をうまく一本に繋げたなぁ、というのが第一印象。とはいえ、展開が少々強引で単調かな?という気がしないでもない。本作においては、のび太の幸せ=静香との結婚、と位置付けてストーリーが進んでいくので、ドラえもんとの友情を育む過程や、四次元ポケットから出てくる道具のワクワク感、そしてその道具に頼りすぎるが故の失敗といった、子どものころにマンガやアニメでのめり込んだ要素が、ちと薄い気がするんだよね。それらの積み重ねがあるからこそ、単行本収録「さようなら、ドラえもん」のエピソードに目頭が熱くなるんだと思うんだがなぁ。こう書くと評価的に低いのかな、と思われますがそんなことはないです。CGで描かれた3次元キャラクターは、個人的には全く違和感なく感じましたし、「あばら屋」の看板や「星野スミレ」のポスターなど、ところどころに散りばめられた、ドラえもんフリークがニヤリとする箇所もナイス。もちろん、感動エピソードの中にある珠玉の名セリフの数々も、観客の涙を誘うことでしょう。
 そんなわけで、ねすさんの評価は5点満点で3.5点。子どもの頃に貪るように読んだドラえもんが40年以上も長い期間、子どもから大人まで幅広く愛される作品になった、ということは本当に素晴らしいことだと思います。以前、「もうドラえもんのファンでいることが恥ずかしい年齢になってきたけど構いませんか」という一般客の質問に対し、かつてドラえもんの声優を務めておられた大山のぶ代さんが「オバさんの私がドラえもんの一番のファンなのですから、全然気にすることはないですよ」と仰っていたのを思い出しました。オイラも資金と暇があるうちに、川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムに行かなければ(笑)