映画「GODZILLA ゴジラ」を鑑賞。思えば1998年のローランド・エメリッヒ監督版「GODZILLA」は、ロスト・ワールドの二番煎じだの何だのと酷評を受けたものですが、今回のギャレス・エドワーズ監督版のゴジラは、日本版よりもメタボ化しているものの(東宝との契約に「日本版と同じ造形にしない」条項が盛り込まれてたらしいが・・・)、動きも咆哮もド迫力満点で文句なし。誰が何と言おうと東宝版1stゴジラが最高!という方はさておき、それ以外の方には概ね受け入れられるのではないでしょうか。そして本作では、ゴジラの敵役となる新キャラ・ムートーが登場。うーん、これは・・・かなり微妙な造形だw 一見すると悪魔の手下っぽい、ヒト+蚊トンボのような姿をしたムシ怪獣が、電磁波攻撃で人間たちを恐怖のどん底へと突き落す。誰がオーケーを出したのか知らんが、ゴジラに比べると造形がチャチでショボいのが残念。ゴジラ・ワールドは怪獣というくくりで描いてるのだから、もう少し何とかならなかったのかなー、とも思う。
それ以上に残念だったのが、テンポの悪さと内容が薄っぺらい点。ゴジラがスクリーンに登場するまで、観客は長々とした人間ドラマを半強制的に見せ続けられます(笑)。その人間ドラマも魅力的ならいいんだけど、人間ドラマのメインを張るアーロン・テイラー=ジョンソンを始め、俳優たちが無為無策というか、何もできないというか・・・渡辺謙の芹沢博士役は、別に渡辺謙である必要はまるでなしw 原発事故や津波などを描くパニック映画、ディザスター映画の類は昔から山ほどあるけれど、どうにもこの映画はエンタメ要素から人間愛まで幅広く詰め込み過ぎて、どっちつかずというか中途半端な印象が強いです。
そんなわけで、ねすさんの採点は5点満点で1.5点。人間ドラマはもっと削って、生命体の頂点に君臨するゴジラ、というものを色濃く描いても良かったんじゃないかなぁ。ゴジラが街を我が物顔で踏みつけ、人々は逃げまどい、人類文明の象徴でもある建造物、日本なら国会議事堂や大阪城をぶっ壊す・・・そこんとこに我々はカタルシスを感じるのだと思うんだがなぁ。やっぱし海の向こうの人とは考え方が違うようで。
それ以上に残念だったのが、テンポの悪さと内容が薄っぺらい点。ゴジラがスクリーンに登場するまで、観客は長々とした人間ドラマを半強制的に見せ続けられます(笑)。その人間ドラマも魅力的ならいいんだけど、人間ドラマのメインを張るアーロン・テイラー=ジョンソンを始め、俳優たちが無為無策というか、何もできないというか・・・渡辺謙の芹沢博士役は、別に渡辺謙である必要はまるでなしw 原発事故や津波などを描くパニック映画、ディザスター映画の類は昔から山ほどあるけれど、どうにもこの映画はエンタメ要素から人間愛まで幅広く詰め込み過ぎて、どっちつかずというか中途半端な印象が強いです。
そんなわけで、ねすさんの採点は5点満点で1.5点。人間ドラマはもっと削って、生命体の頂点に君臨するゴジラ、というものを色濃く描いても良かったんじゃないかなぁ。ゴジラが街を我が物顔で踏みつけ、人々は逃げまどい、人類文明の象徴でもある建造物、日本なら国会議事堂や大阪城をぶっ壊す・・・そこんとこに我々はカタルシスを感じるのだと思うんだがなぁ。やっぱし海の向こうの人とは考え方が違うようで。