Love Life Rock

行こう 昨日までのキミを 苦しめたもの全て
この世の果てまで 投げ捨てに行こう
(この世の果てまで)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2012年11月27日 | Movie
 映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見た。うーむ、本来は3部作で完結するはずだったのに、なぜか終わらない本作。でも、内容としては待っただけの甲斐はあったと思うよ。破と比べると話の展開がわからない、とかぬかしてる奴は論外。メディアとマスゴミに煽られて映画館に来るくらいなら、大人しく地上波放送まで待っとけw でも、前作のような万人受けする展開とシーンが失われてしまった分、賛否が分かれてとっつきにくい印象を受けるだろうなぁ、とは思ったけどね。ポカポカする綾波はどこにいった?笑っているアスカはどこにいった?登場人物が和気藹々とするシーンは皆無で、全体を覆う重苦しい展開と沈み込んだ空気。これが、完結編へ向けてのいい厄落としになれば良いのだが(笑)
 今回はカヲル君が大活躍なのでファンには嬉しいだろうが、前作で初登場の新キャラ・マリは相変わらずの自由人。つーか、前作で撒いた伏線は何ら回収されることはなく、今までも普通に存在してましたけど何か?的な活躍を見せてくれますwこれは多分、次回作でも彼女の全貌は一切語られないような予感がするww あと、作画のレベル落ちてない?使徒にしろメカにしろ、前作より手抜き感が散見されたのはちと残念だったなぁ。
 それから、シンジを始めとする仕組まれたチルドレンが14年経っても容姿が変わらない理由を、「エヴァの呪縛」の一言で片付けるのは何だかなぁ。オイラは、いつまでもエヴァに拘泥する観客に対する皮肉か?と勘繰りたくなったぞ(笑)。そんなわけで、ねすさんの採点は5点満点で3.5点。本作で完結せず、次回へ繋げると決めたんなら、それなりのラストの見せ方が必要だったんじゃないかなぁ。そういう意味では、最後の余韻はちと薄い気が。あと、予告編ではあしゅら男爵が大活躍してます(分からない人はマジンガーZを見ようw)

終の信託

2012年11月20日 | Movie
 映画「終の信託」を鑑賞。予告編やチラシを見る限り、延命治療とか嘱託殺人に真っ向から対峙した映画なのかなーと思いきや、鑑賞してビックリ。これってば医者と患者のラブストーリーじゃないですか。嘱託殺人は終盤を盛り上げるスパイス的な要素に留まっていて、社会派映画好きにはあまりオススメできないなぁ。ラブストーリーならラブストーリーで、それをメインにきちんと描いているのであれば良いのだけど、そこに検察との対決シーンを盛り込んだりしているためか、どうにも内容が中途半端。なにより、草刈光代の無罪主張は素人目にも無理が感じられ、容易く論破されてしまう。これでは白熱した議論とまでは言い難く、何とも残念な部分ですね。
 映画の中で検事が語っているように、終末期医療の尊厳死というものに対する裁判所の一定の見解は出ています。ですが、人の命というものはそんな簡単に割り切れるものではないくらい、重いテーマのはず。だったら好いた惚れたという逃げ道を作るんじゃなく、正々堂々と向き合った上で撮ってほしかった。
 ねすさんの評価は5点満点で1.5点。観る前に抱いてた印象と内容が違っていたという点を差し引いても、これはちょっと・・・うーんな映画だったなぁ。背後にフジが入っているので地上波で放送するかもなーと思いきや、PG-12指定なのでダメかな、こりゃ。

アウトレイジ ビヨンド

2012年11月10日 | Movie
 前作「アウトレイジ」をCSで見た後に、本作の映画「アウトレイジ ビヨンド」を劇場で拝見。まぁ別に前作を見なくても、それなりには楽しめると思いますが、登場人物の背景を踏まえた上でより楽しみたい、という人は必ず前作を見ることをオススメします。キャッチコピー同様、全員が極悪人というヤクザ世界の中で、食うか食われるか、殺るか殺られるかというピリピリした空気が画面を通して伝わってきます。
 今回は完結編ということで、前作で汚い手口と狡猾さを駆使して生き残った面々の多くが、命を落とす結果となってます。ここまで徹底して悪人を滅する形を撮っていただけるとは、見ている側としても清々しいというか何というか(笑)。ただ、残酷さという点では前作よりもややソフトになっちゃったかなぁ。キャストも、敵対する暴力団幹部の西田敏行がいい人のイメージが強すぎて、正直悪人に染まりきれていない印象を受けましたね。あと、抗争も完全にドンパチがメインで、ラストもほぼ想定の範囲内だったかな。もうちょっとどんでん返しとか、驚きの要素があればまた違ったかなぁ、と。こういう映画の評価は、得てして「一度見たら十分」となるんだけど、やっぱり本作もそのとおりでした(笑)。
 そんなわけで、ねすさんの採点は5点満点で2.5点。ストーリーに深みがないのは、仕方ないんでしょうかね。北野武も前作で死んだはずなのに、生きてることになってるし・・・って、それを言っちゃお終いか(笑)

悪の教典

2012年11月03日 | Movie
 映画「悪の教典」を鑑賞。マスコミ等でなんだかんだと騒がれながらも、結構楽しめた。ただ、同テイストな「バトル・ロワイアル」と比べると、生徒の特徴が無さすぎるんだよなぁ。最終的には伊藤英明の手に掛かるにせよ、頭のいい生徒や体力自慢の生徒が結託して知恵を絞って反撃する、それくらいの気概があってもいいのでは?と思ったが、原作にはそんなの無いと言われりゃもう何にも言えねぇ(笑)
 「三文オペラ」の劇中曲をアレンジした「マック・ザ・ナイフ」に乗せて、伊藤英明が学校内で暴れまくる殺戮シーンは、確かに子供にゃ見せられん。なるほど、映画と割り切って見ることのできない方にとっては、不快な後味しか残らないだろうなぁ。でも、ストーリーの芯はしっかりしてるし、テンポも悪くない。伊藤英明も爽快(?)なほど善悪が豹変するキャラをきっちり演じきっていて、大きな不満というものは感じないです。要は、こういうテーマをどう捉えるかなんでしょうなぁ。個人的に、昇降機のトリックは簡単に予想できたけど、AEDのトリックは読めなかったなぁ。まだまだ修行が足りないな(笑)
 評価は5点満点で3点。賛否はもちろんある(というか、倫理派には否しかありえないのだろうが)と思うが、一つ間違うと叩かれまくりのテーマに真っ向から挑んだ監督の姿勢は評価したい。で、ラストの「to be continued」、これってホントなん?一般的には、伊藤英明は極刑でジ・エンドだと思うんだが。