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夢の続き・・・

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小島貞博調教師逝去

2012年01月24日 23時07分54秒 | 野球・サッカー、その他スポーツ
かつてミホノブルボンというとてつもなく強い馬に乗り、無敗で菊花賞に乗り込んできた騎手がいた。

小島貞博騎手だ。昨日、亡くなられたということで、大変驚いている。

小生最近こそ競馬をやってはいないが、この当時の競馬は夢中だった。

このミホノブボンは、好きと言うよりライバルの馬だったと言った方がいい。

そう、小生はミホノブルボンやメジロマックイーンの夢を粉砕した悪役 
ともいわれるライスシャワーの熱烈なファンだったからだ。

このミホノブルボン。実に強い逃げ馬だった。

父マグニチュード。

産駒には短距離が多い。血統が好きだった小生は間違いなくダービーはブルボンにとって距離が長く、
直線長い府中競馬場では到底逃げ切れないと思っていた。
とはいえ、完全に切れない弱さもあったが・・・。


小生のダービー予想は、長距離に強いリアルシャダイ産駒のライスシャワーだと、
当時まだあまり注目されていない大穴狙いだった。(当時16番人気)

レースは、ミホノブルボンがライスシャワーに4馬身差をつけて圧勝。
ライス完敗。

苦労人の小島騎手だったが、実に堂々とした騎乗だった。

ライスシャワーと言う快心の読みだったにも関わらず、なぜか悔しくて・・・。

当時戸山調教師は、「鍛えているので距離は克服できる」と言っていたが、小生は「血統には勝てるはずがない」
と根拠もない自信を持っていたので、ちょっとした、一方的な敗北感を感じたのを覚えている。


「ブルボンに勝てる馬はいないのか?」 

「ライスが夏伸びてくれれば、菊花賞は距離が延びるので、ライスには有利だ・・・」なんて祈っていた。


そして菊花賞。

ついにライスシャワーが化けた。

菊花賞ではステイヤーの血が爆発し、

ついにミホノブルボンに土をつけた。

快心の勝利に涙した。



そしてそのすぐ後。ブルボン 脚部不安により引退。

ショックだった。敵の馬なのに何故と言う不思議な感情に襲われた。

結局ブルボンって強すぎたのだ。

だから素直に好きになれなかった。

しかし、引退の報道が出て、初めて凄く尊敬していたんだと気付いた。

ライス 6歳の時の宝塚記念で、悲劇の安楽死。

ブルボンにライスの分も生きてほしいと思ったのを覚えている。

ブルボン=小島騎手 素晴らしいコンビだった。


少し話がそれたが、鞍上小島騎手は、ブルボンではライバルだったが、チョウカイキャロルのオークスや

タヤスツヨシのダービー、更には、無事これ名馬のフジヤマケンザンなどで、小生に配当だけではない、

競馬の夢をたくさん見せてくれた。本当に感謝です。

武騎手のような派手さはなく、苦労人で、地味な騎手だったが、プレッシャーに打ち勝ち、

2度もダービージョッキーになったのは

素晴らしい快挙だ。

事情は分からないが、あまりにも早すぎる死。

残念でならない。

今は只々ご冥福をお祈り申し上げます。