かつてミホノブルボンというとてつもなく強い馬に乗り、無敗で菊花賞に乗り込んできた騎手がいた。
小島貞博騎手だ。昨日、亡くなられたということで、大変驚いている。
小生最近こそ競馬をやってはいないが、この当時の競馬は夢中だった。
このミホノブボンは、好きと言うよりライバルの馬だったと言った方がいい。
そう、小生はミホノブルボンやメジロマックイーンの夢を粉砕した悪役
ともいわれるライスシャワーの熱烈なファンだったからだ。
このミホノブルボン。実に強い逃げ馬だった。
父マグニチュード。
産駒には短距離が多い。血統が好きだった小生は間違いなくダービーはブルボンにとって距離が長く、
直線長い府中競馬場では到底逃げ切れないと思っていた。
とはいえ、完全に切れない弱さもあったが・・・。
小生のダービー予想は、長距離に強いリアルシャダイ産駒のライスシャワーだと、
当時まだあまり注目されていない大穴狙いだった。(当時16番人気)
レースは、ミホノブルボンがライスシャワーに4馬身差をつけて圧勝。
ライス完敗。
苦労人の小島騎手だったが、実に堂々とした騎乗だった。
ライスシャワーと言う快心の読みだったにも関わらず、なぜか悔しくて・・・。
当時戸山調教師は、「鍛えているので距離は克服できる」と言っていたが、小生は「血統には勝てるはずがない」
と根拠もない自信を持っていたので、ちょっとした、一方的な敗北感を感じたのを覚えている。
「ブルボンに勝てる馬はいないのか?」
「ライスが夏伸びてくれれば、菊花賞は距離が延びるので、ライスには有利だ・・・」なんて祈っていた。
そして菊花賞。
ついにライスシャワーが化けた。
菊花賞ではステイヤーの血が爆発し、
ついにミホノブルボンに土をつけた。
快心の勝利に涙した。
そしてそのすぐ後。ブルボン 脚部不安により引退。
ショックだった。敵の馬なのに何故と言う不思議な感情に襲われた。
結局ブルボンって強すぎたのだ。
だから素直に好きになれなかった。
しかし、引退の報道が出て、初めて凄く尊敬していたんだと気付いた。
ライス 6歳の時の宝塚記念で、悲劇の安楽死。
ブルボンにライスの分も生きてほしいと思ったのを覚えている。
ブルボン=小島騎手 素晴らしいコンビだった。
少し話がそれたが、鞍上小島騎手は、ブルボンではライバルだったが、チョウカイキャロルのオークスや
タヤスツヨシのダービー、更には、無事これ名馬のフジヤマケンザンなどで、小生に配当だけではない、
競馬の夢をたくさん見せてくれた。本当に感謝です。
武騎手のような派手さはなく、苦労人で、地味な騎手だったが、プレッシャーに打ち勝ち、
2度もダービージョッキーになったのは
素晴らしい快挙だ。
事情は分からないが、あまりにも早すぎる死。
残念でならない。
今は只々ご冥福をお祈り申し上げます。
小島貞博騎手だ。昨日、亡くなられたということで、大変驚いている。
小生最近こそ競馬をやってはいないが、この当時の競馬は夢中だった。
このミホノブボンは、好きと言うよりライバルの馬だったと言った方がいい。
そう、小生はミホノブルボンやメジロマックイーンの夢を粉砕した悪役
ともいわれるライスシャワーの熱烈なファンだったからだ。
このミホノブルボン。実に強い逃げ馬だった。
父マグニチュード。
産駒には短距離が多い。血統が好きだった小生は間違いなくダービーはブルボンにとって距離が長く、
直線長い府中競馬場では到底逃げ切れないと思っていた。
とはいえ、完全に切れない弱さもあったが・・・。
小生のダービー予想は、長距離に強いリアルシャダイ産駒のライスシャワーだと、
当時まだあまり注目されていない大穴狙いだった。(当時16番人気)
レースは、ミホノブルボンがライスシャワーに4馬身差をつけて圧勝。
ライス完敗。
苦労人の小島騎手だったが、実に堂々とした騎乗だった。
ライスシャワーと言う快心の読みだったにも関わらず、なぜか悔しくて・・・。
当時戸山調教師は、「鍛えているので距離は克服できる」と言っていたが、小生は「血統には勝てるはずがない」
と根拠もない自信を持っていたので、ちょっとした、一方的な敗北感を感じたのを覚えている。
「ブルボンに勝てる馬はいないのか?」
「ライスが夏伸びてくれれば、菊花賞は距離が延びるので、ライスには有利だ・・・」なんて祈っていた。
そして菊花賞。
ついにライスシャワーが化けた。
菊花賞ではステイヤーの血が爆発し、
ついにミホノブルボンに土をつけた。
快心の勝利に涙した。
そしてそのすぐ後。ブルボン 脚部不安により引退。
ショックだった。敵の馬なのに何故と言う不思議な感情に襲われた。
結局ブルボンって強すぎたのだ。
だから素直に好きになれなかった。
しかし、引退の報道が出て、初めて凄く尊敬していたんだと気付いた。
ライス 6歳の時の宝塚記念で、悲劇の安楽死。
ブルボンにライスの分も生きてほしいと思ったのを覚えている。
ブルボン=小島騎手 素晴らしいコンビだった。
少し話がそれたが、鞍上小島騎手は、ブルボンではライバルだったが、チョウカイキャロルのオークスや
タヤスツヨシのダービー、更には、無事これ名馬のフジヤマケンザンなどで、小生に配当だけではない、
競馬の夢をたくさん見せてくれた。本当に感謝です。
武騎手のような派手さはなく、苦労人で、地味な騎手だったが、プレッシャーに打ち勝ち、
2度もダービージョッキーになったのは
素晴らしい快挙だ。
事情は分からないが、あまりにも早すぎる死。
残念でならない。
今は只々ご冥福をお祈り申し上げます。