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~昭和23年団塊世代の独り言~

国家の危機「言葉の恣意的操作」

2017年02月25日 | 日記
今日は毎日新聞の今日2月25日の記事を紹介します。

柳田邦男先生の投稿ですが、安倍政権下における
政治家の言葉の崩壊現象について、最近の
稲田防衛大臣の「戦闘」という用語をめぐる
説明は、言葉の崩壊がついにその極限に到達した
と指摘されている。

この問題はすでに皆さんご存知ですが、稲田さんが
陸上自衛隊で日報に何度も報告されている「戦闘」
が憲法9条上の問題(憲法違反)になるので
「武力衝突」などと言い換えている。ここで注目すべき
は、現場では戦闘が発生しているのに、政治の中央では
武力衝突として問題なしと、してしまう思考形態だと
指摘されている。
国の中枢の観念的発想と建前主義。これは先の大戦で、
日本の陸海軍における戦争の前線からの苦渋に満ちた
報告と、中央における観念的戦略のずれが、敗戦という
構図に酷似しているのではないか。

安倍内閣は先の大戦の過ちを再び起こそうと同じ
道を進んでいる。このような内閣が、自分に都合の
悪いニュースをフェイクニュースとして建国以来
はじめて憲法違反を繰り返すトランプ大統領と
すっかり手を組んで突き進んでいく様はまるで
世紀末の悪夢を見ているようだ。まさか限定的でも
核戦争が偶発しないかと近未来が心配だ。

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