毎日新聞8月2日号より
「五輪で学んだこと」との毎日新聞の記事より;
日本人は、菅政権が重要な場面で不合理な決定を下し
腑に落ちる説明をしないことを学んだ。菅首相がなぜ
五輪開催に固執したか?安倍政権を継承したため五輪
開催は自分の使命だと思い詰めたか?
日本人は、大会開催に至る過程でIOCが国際公務員
を擁する善意の公共機関などではなく、営利に敏感で
透明性の低い厄介なスポーツ興行団体であることも
学んだ。このような大会はなぜ1964年のように秋に
でなはく猛暑の真夏なのか?米国のプロスポーツを
テレビ中継する都合であることはもはや誰でも
知っている。2013年の招致段階ではそれもやむ
を得ぬと考えられたが、学習を終えた日本人は二度と
こんな無理は冒さないだろう。我々は差別解消をうたう
五輪憲章の総元締IOCが社会的格差という時代の課題に
無頓着である現状も学んだ。
84年のアメリカロサンゼルス大会以来、ひたすら商業化
路線を突き進んできた五輪に大きな転機が訪れた。様々な
未熟さが露見し成熟が問われている。不格好だが時代を画する
大会になっている。(以上毎日新聞の記事より)
IOCやコロナの外圧になす術もなく、をそのまま受け入れ、
内政的にはその場の状況で対応し、コロナには「安全安心」
だけを叫ぶ菅政権に、第二次世界大戦の最後の日本の状況が
再現されているようで、この70年間日本人はなにをしてきたの
だろう。70年間一歩たりとも前進していない現状に猛省して
これから間に合うのだろうか?
五輪のあとのコロナ感染に立ち往生する日本が哀れで残念だ。
菅首相が同じ世代の人物として恥ずかしい。
コロナに無策のままもう一度、焼け野が原になり、そこから
次世代のリーダー(柔道井上監督のような)で再出発するしか
日本の道はないように思える。