スピンターン~くり返しの人生を~あなたと~

~昭和23年団塊世代の独り言~

コロナ禍での読書の力

2021年02月22日 | 日記

2021年 浅田次郎氏

昨日は20度まで気温が上がり、今日は関東地方で
25度までの予報がでていますが、こうなると暖かい
ではなく熱くなりますね。
昨日近くの河津桜を見に行きましたが、枝の下側は
7分咲ですが、枝の先はほとんど開花していません。
早咲きの桜でも見ごろは今週末でしょうか?

ところで先週の金曜日19日の毎日の夕刊に浅田次郎さんの
「コロナの時代に」の欄に、気になる内容がでていました。
浅田さんのエッセイはいつもJALの機内誌の旅のエッセイ
「つばさよつばさ」で楽しく拝見していますが、この
コロナ禍で旅好きの浅田さんが、GOTOトラベルを利用しない
理由は「遊ぶ金を他人にだしてもらうのはいやだ」と明確に
宣言されています。その理由を確かめると、「コロナの支援策
として、医療関係者への慰労金をだすならわかるが、遊びに
行く人にその代金の一部を渡すのはどう考えてもおかしい。
不自然である、不自然なことは往々にして裏がある。つまり
何だか気持ち悪いから使わないんです」

もうひとつ、このコロナ禍に浅田さんが唯一、定期的に
出かけるところが書店で、神保町にふらりと出かけ一日を
過ごして帰ってくる。「本屋は欲しい本を買いに行くところ
ではなく、実際に行ってみて買いたい本を決める場所なん
です」なるほどなと感心しました。混沌たるコロナ後の
世界を、読書による想像力で人生を豊かにしましょう。
いま日経新聞推薦の「じい散歩」を読んでいます。