キネマ旬報の映画評
今日のタイトルはエドガー・アラン・ポー
の「昼間に夢を見る者は、夜にしか夢を見ない
者が見逃す多くのことに気付く」という言葉から
とりましたという「あとがき」で終わる自費出版の
本のタイトルです。
この本の著者は仕事でお世話になっているISOの
管理責任者という立場の4000人が在籍する日本を
代表するエンジニアリングに昼間は御勤めの
サラリーマンの方です。かれの週末の目標は
毎週末2本、1年で100本の映画を観賞する
ことです。観賞した映画の貯まった映画評を、
キネマ旬報に投稿し掲載(18本)されるほどの
腕前(観賞力&文章力)です。興味のある方は
是非岩波ブックセンターに問い合わせて見て下さい。
というわけではないのですが、今日も「ひぐらしの記」
に引き続き、みそこなった「柘榴坂の仇討」をワイフと
2人で観賞しました。家からはほんとにユーカリが丘
のシネマ館が近いのでホイホイと気楽に映画が楽しめます。
でも上記の彼ほどの観察力表現力文書力もなくサラサラ
と印象が脳に残るともなく消えてゆき、一言でも柘榴坂
の感想をと強いて言えば、中井貴一の男前に惚れ直す程度
で、彼の能力に感心しきりの今回の審査でした。