トリニータその2

 下の記事の一方にはこんなニュースもあるみたいで、メインスポンサー(ペイントハウス)に引き上げを検討されているなど、企業の善意に頼らざるを得ないクラブを巡る財政は厳しいようですね。

 だからこそ、新しいスポンサーの獲得、ファンドからの融資獲得と並行して、下の記事のように市民間にトリニータブランドを浸透させていく努力が不可欠なのでしょう。

 大分トリニータが融資要請

  サッカーJ1大分トリニータの運営会社大分フットボールクラブが、中小企業再生のための「大分企業支援ファンド」などに融資の要請をしていたことが12日、分かった。
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トリニータと小室さん

 小室哲哉さんがJ1大分のスーパーバイザーに 朝日新聞

  音楽プロデューサー小室哲哉さん(45)が12日、サッカーJ1大分のスーパーバイザーに就任した。今後、クラブの応援歌作りなどに当たる。

 何するのかなぁ?
 試合前のイベントなんかで協力をあおぐのでしょうか?

 こうした試みの直接的な効果はともかく、トリニータのブランディングにはつながりますね。
 東京に暮らしていると芸能人に対する新鮮味が鈍るところがありますが、地方のクラブにとっては、一流芸能人とコラボレートできることは、Jリーグになじみの持てなかった地域住民の興味を引くきっかけになるのではないでしょうか?

 もちろん、新潟みたいにサッカーそのものの魅力で大勢のファンを魅了できれば良いのですが、マーケティングには絶対に成功する方法というものがない以上、大分のチャレンジは注目に値すると思います。

 もちろん、小室さんがサッカーとトリニータを愛していることは必須。加えて、彼が提供する音楽(イベント?)のクオリティが高いことも求められます。
 音楽に関しては、私はさっぱり分かりませんが、以前、小室さんが奥様の出身地ということでトリニータの試合をよく観戦しているとの報道を見た記憶がありますので、クラブに対する想いは期待できるでしょう。

 トリニータと小室さんが、どんなことをやって、どんな効果を生むのか。
 興味をもって見ていきたいと思っています。
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バレー協会のアカウンタビリティ

  昨日のブログになごやんさんコメントを寄せてくださっているように、自分をきびしくしつけられる方というのは、他人の意見を聞く力にも長けているもの。それは個人ではなく、組織も同じで、三菱自工のような組織には、自分で改革する力は他者のアドバイスを聞く力もなかったのでしょう。

では、↓の組織はどうなんでしょう?

五輪の優勝監督が意欲 バレー男子日本代表監督 共同通信

日本バレーボール協会の豊田博専務理事は11日、男子日本代表の後任監督に、ユーゴスラビア(当時)をシドニー五輪優勝に導いたゾラン・ガイッチ氏が就任したい意向を伝えてきたと明らかにした。イタリア代表のジャンパオロ・モンタリ監督からも打診があった。
(一部引用)


 日本代表監督のポストに金銭的な魅力があふれているのか、それとも純粋にバレー伝統国日本を復活させたいのか? ガイッチさんにもモンタリさんにもそれなりの考えがあるのでしょうけれど、気になるのはバレー協会がどんな対応をとるのか、ということ。

 男子代表の新監督選びに際して協会がまずすべきことは、田中前監督のどこがいけなかったのか、新監督には何を求めるのか、バレー協会はどのような体制で代表をバックアップしていくのか、などを明らかにすることでしょう。

 アカウンタビリティを果たせない組織では、高度なマネジメント力は望めません。ジャニーズ云々の話は、まあ私としては許容範囲なのですが、そこでファンを開拓しても、肝心の「顔」となるべき代表のバックアップが不完全では、リスクを犯してまでもマーケティングに走った意味がない。

 バレー協会には、組織内で徹底的に論議をかわし、真のバレーファンの声に耳を傾け、公にできる情報は公にして、全力で新しい監督のバックアップを望みます。それが、人気競技の団体に課せられた使命だと思うのです。
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