ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

日々是好日(にちにちこれこうにち)

2018-09-24 10:26:52 | 日記

2018年9月24日
 
40代には数年偏頭痛に悩まされ、その薬は常時バッグに入れて持ち歩いたものです。が、そのうち治まり、50代に入ると始めて花粉症を経験し、毎年春には目の周りがカサカサに乾きましたが、それも数年後にはほとんどなくなりました。

肩の石灰性腱炎も当初はそれと知らず長い間痛みを我慢していたのが、ある夜、激烈な痛みに襲われ、翌日即、病院で腱板に針を刺して、局所麻酔剤の滑液包内注射をしたことがありますが、その気分の悪いことと言ったら、ありませんでした。嘔吐感に襲われ、危うく座っていたイスから転げ落ちるところでした。

その他、小さな傷はよくこさえましたが、幸い出産時を除いては入院したことがありません。その入院とて二人目のモイケル娘のときは、自宅に医者がいるということで、産んで2日目には退院したものです。

こうして70年の我が人生を振り返ってみると、比較的健康であったんだなと思われますが、今回の帯状疱疹のように、3週間以上にわたるチクチクする痛みが一日中続くようなことは経験したことがありません。

今だ完治とは言えないのですが、これにかかって4週間目に入る今日、やっと本来の日常生活にもどりつつあるな、の感です。
痛みやちょっとした病にでもかかろうものなら、つい、不機嫌になり人と口もきかなくなるアカンタレのわたしは、病気を抱えながら、日々、笑顔で過ごそうとする人は本当にすごい、強い心を持つ人だと心底思います。

健康であるというのは、自分の心がけ次第で毎日を気持ちよく送れるのだと、つくづく思った次第です。

さて、そういうわけで、先週土曜日からようやく日本語教室も始まりました。

この秋から、長年続けてきた市立図書館での日本語コースを一旦閉めると決心したのですが、いかんせん、13人の中級クラスがどうしても続けたいと言い出しました。一度は同僚のOちゃんに見てもらおうと思ったのですが、このクラスをもう少し良い方向に持っていけるかもしれないと、欲が出ました。

しかし、図書館を出たからには、場所をどうするかが大きな問題でした。 模索した結果、自宅での個人レッスンを長年受けている空手師範のマリオさんが、道場の一室を提供してくれました。習い事のロケーションはアクセスがよくないと生徒が通いきれないので、大事な立地条件のひとつです。いい具合に、道場はボアヴィスタのメトロの側にあり、この問題はなし。

部屋は13人の教室としては狭いのですが、ぜいたくは言えません。生徒にもそれを了承してもらい、
昨日から始まったクラス、10時半ころにもなると、空手を習うためにやってきた子どもたちの大きな声が響きました。
「Icchi ni san shi !」

即、丁度タイミングよく教えていた文法、「~ ところです」を使用して生徒たちに、

「今、空手が始まるところです!」(笑)


空手の掛け声も部屋のドアを閉めると、聞こえません。
という訳で、帯状疱疹も治りつつある中、心機一転、新しい教室でがんばりまっす!


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