南十字星の軌道  “SOUTHERN CROSS ORBIT”

サッカー日本代表と浦和レッズのサポーターで料理する事、映画鑑賞、スポーツする事が好きな45歳の子持ちのオッサンの独り言

今日は防災の日

2005年09月01日 21時20分01秒 | 世の中を見て
今日は防災の日、言うまでもなく関東大震災が起きた日です。
最近、地震が多い為か「防災」と言う言葉をよく聞きますが本当に危機感を持っている方はどの位いるのだろう?

私は地元の非難拠点委員会のメンバーに知らない内になっていた、と言うのは冗談で小学校の父親の会の会長を昨年度勤めさせて頂いたのですが、会長になると“当て職”でメンバーに加わって色々と御手伝いすることになっているのです。

ここでは、年1回防災訓練を学校で行なう時に手伝ったり、非難体験で学校に泊まったりと、そこそこ活動している(他所の地区の事は知りませんが)と思っています。
しかし、問題はこの組織のメンバーが結構御高齢の方が多い、多いと言う事です。
と言うことは、いざという時に本当に動ける人が少ないのです。
私達の様な勤め人は日中地元にはいない訳ですから、上手い具合に災害が時間を考えて発生してくれればいいですが、なかなかそうは行かないと思いますから初期行動がどうなるのか、と考えてしまいます。
しかし、なかなかこういったことに積極的に参加してくれる若い方って少ないんですよね。
若くて力のある方々がもっとこう言った地域活動に参加しないと大変だなー、と思っています。

地域でレスキュー対を組織して日頃から地域の高齢者を見回ったり、と言うところもあるそうですが、「人の家を覗いてる」と嫌がる方もいたりと、最近は世知辛くなってきてしまったな、と改めて思ったりしてます。

江戸時代に「火事と喧嘩は江戸の花」と言われるほど火事が多かったのに、殆ど大火事にならなかったのは、火消しがしっかり整備されていた事と近所付き合いがしっかりしていたからだそうです。
そう言う素晴らしい伝統こそ「人間文化として受け継がないといけないんじゃないかなー」なんて感じてしまうんですよね。

10年前の阪神淡路大震災の時、被災地区では「略奪」が1件も起らなかったんだそうです。この事は世界基準では「何故?」と思われるくらい珍しく、不思議な事だそうです。
今、アメリカでハリケーンの被害に遭った都市は略奪と強盗で無法地帯と化しているそうです。
でも被災地はそれが当り前、と言うのが世界基準の発想だそうです。
でも日本ではそれがなかった。
それどころか、地域が一体となって助け合っていたそうですよね。
これは日本人として世界に誇れる事だと思います。
そんな伝統こそ守っていきたいですよね。