まちのさんぽみち

日々のできごとを思いつくままに書いています
手話や俳句や関節リウマチや色えんぴつ画など
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お気に入りの俳句

2024年08月03日 | はいくのこみち

早稲米の穂はふくらみて雨纏ひ 2024.9
新しき傘を夕立へ繰り出せり

指フレームに松と鳥居と鰯雲 2024.7
手を振りて見えなくなりぬ鰯雲
村中の案山子を縫ひし古希の意気

颯々と日傘を飛ばす青嵐 2024.6

暮れ泥む桜堤を花吹雪 2024.5

兜と並ぶ一歳の誕生日 2024.5

足元に落ちては消える春の雪 2024.4

小刻みに風に震へる仏の座 2024.3

鷽替や見知らぬ人の手と手と手 2024.2

冬晴れや秩父連山麗麗と 2024.1 

朝顔の種を集めし小春かな 2024.1

北風の袖口からも忍び込む 2024.1

着ぶくれて流星群を見に行かむ 2024.1

ファインダー越しの飛行機虹の中 2023.10

夏休み紙いつぱいのクヂラの絵 2023.9

大泣きの嬰の眉間や夏の昼 2023.8

置き配の荷は影もなく炎天下2023.8

鉄塔の丸ごと映る早苗の田 2023.7

LINEあり男児誕生夏燕 2023.5

開花宣言ぬくもりの手話語り 2023.4

碧空や銀杏黄葉のその先に 2022.12

蜘蛛の巣を解き放たれて秋茜 2022.11

遠き台風線状降水帯はここ 2022.10

重なりし廃車の山や雲の峰 2022.8

用水の草を飲み込む驟雨かな 2022.8

夏空と電線映す水たまり 2022.6

陽炎や遠くゆらめく対向車 2022.4

冬枯れやジャングルジムへつむじ風 2021.12

コスモス畑荒川を遡る 2021.10

朝まだき秋めく雨の音静か 2021.9

暮れ泥む道行く子らや青田伸ぶ 2021.8

石垣にあまた零るる芝桜 2021.6

逢魔時畦に一列ねぎぼうず 2021.5

新しい自転車を駆る青嵐 2021.5

花満ちて花は紅差し風に乗る 2021.4 

冬空を縦に切り裂く飛行雲 2021.1

冬晴れの眩きばかり縁定 2021.1

秩父路や見上ぐる烏瓜真っ赤 2020.11

小春日や糸の通らぬ針の孔 2020.10

街路樹に途切れず猛る蝉の声 2020.9

子らの声馬の形の春の雲 2020.5

朝顔の蔓の巻付く蜘蛛の糸 2019.9

風はらむつなぎの服や秋の空 2018.10

革靴の泥を拭ひて春隣 2018.3

うたた寝や夢の続きの蝉しぐれ 2017.9

空梅雨や土くれ落とす耕運機 2017.6

おくるみの中から寝息冬うらら 2016.1

< 白露句集 >

碧空に銀杏紅葉のつきささる

ゴーヤの実ゆらりゆらりと豪雨かな

蕗の葉の山を包みし定山渓

美容師の指あたたかし春の雪

山茶花咲く旅立つ母の薄化粧

(父の句も)

冬うらら太字の父の万年筆

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自転車で♪

2024年08月03日 | アルバイト雑感

歩いても10分足らずだけど、
今日はアルバイトに自転車で行ってみた。

昨日、自転車で行く話をしたら、
夫が朝から、空気を見てくれて、入れてくれた。
親切でありがたいんだけど、
そんなに心配してくれなくても大丈夫よ
私だって、そのくらいできるから・・・
でも、ここはありがとうと言っておこう

自転車は、やっぱり時間が短い分楽だった。
風を切って走るのは気持ちよかった。
何分かかったか計り忘れたけれど、
5分はかからなかったと思う。

ウォーキングくらいのつもりで始めたバイトだから、
歩いていこうと思ったんだけど、
炎天下を歩くのは、日傘をさしていても、
止まったとたんに汗が噴き出すもの

歩くのはまた涼しくなってからにしよう。
冬なんて歩くのは暖かくなるからいいよね。
まあ、状況に応じて、自由気ままにやってみよう

コメント (2)
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郭公掲載句(’23~)

2024年08月03日 | はいくのこみち

2024.9

○早稲米の穂はふくらみて雨纏ひ
○隣人もベランダ越しの遠花火
○新しき傘を夕立へ繰り出せり

2024.8

〇日に背く向日葵もあり遊歩道
〇電車待つホームに颯と青田風

2024.7課題諷詠

〇指フレームに松と鳥居と鰯雲
〇手を振りて見えなくなりぬ鰯雲
〇薄日さす二百十日の通院日 (好句)
〇あれこれとやり残したる厄日かな (好句)
〇村中の案山子を縫ひし古希の意気
〇保育所の田にミッキーの案山子あり
〇片付けの一息入れる法師蝉 (好句)
〇鉄剣の歴史を探る法師蝉 (好句)

2024.7

〇向日葵の迷路の中はシンとして
〇捥ぎし桃皮ごとかぶりつく少女

2024.6

〇麦の秋刈り残されし一区画
〇颯々と日傘を飛ばす青嵐
〇朝まだき出立の日の一番茶

2024.5

〇暮れ泥む桜堤を花吹雪
〇兜と並ぶ一歳の誕生日
〇「復興」と手書きの文字や能登の春

2024.4

〇足元に落ちては消える春の雪
〇空き家の庭にすずなりの夏蜜柑
〇用水の藻を掻く人や菜種梅雨

2024.3

〇小刻みに風に震へる仏の座
〇音もなくシレネの苗に春の雨
〇春うらら空席目立つ秩父線

2024.2

〇震災の友思ふ夜や虎落笛
〇鷽替や見知らぬ人の手と手と手
〇部屋履きは余り毛糸の手編みかな

2024.1

〇冬晴れや秩父連山麗麗と
〇朝顔の種を集めし小春かな
〇北風の袖口からも忍び込む
〇着ぶくれて流星群を見に行かむ

2023.12

〇窓越しの冬日を纏ふ君子蘭
〇菊花展糸菊に触る小さな手
〇冬ざるる休耕田やつむじ風

2023.11

〇秋天に白線一本書かれをり
〇穭田や跳ねる雀の五羽六羽
〇トントンと腰をたたけばうろこ雲

2023.10

〇ひつじ雲目指して走れ一輪車
〇ファインダー越しの飛行機虹の中
〇台風休校トランプと孫二人

2023.9

〇帰省子の発ちし我が家の広きかな
〇エンディングノート広げる蝉の声
〇夏休み紙いつぱいのクヂラの絵

2023.8

〇大泣きの嬰の眉間や夏の昼
〇置き配の荷は影もなく炎天下
〇釣り竿と銀杏青葉の映る池

2023.7

〇鉄塔の丸ごと映る早苗の田
〇雷鳴の近づいてくる寝入り端
〇従姉妹会紫陽花寺は梅雨最中

2023.6

〇こいのぼり乳房を探す新生児
〇新じゃがの写生色鉛筆五本

2023.5

〇花びらの七枚数ふ芝桜
〇春深む競ひて伸びる君子蘭
〇LINEあり男児誕生夏燕

2023.4

〇ベランダに掃除機の音春暑し
〇園バスを待つひとときや花吹雪
〇開花宣言ぬくもりの手話語り 

2023.3

〇中学生の自転車の列山笑ふ
〇この道も道路工事か二月尽

2023.2

〇鉄塔に覆ひ被さる冬の雲

2023.1

〇冬日差す体育館に手話講座
〇プツプツと小鍋に柚子のママレード
〇おもつせの夜も七十路のふたりきり

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