木蓮の「7つの言葉」を探す日記

小説、PSO&PSU、アニメ(ぼく地球/エスカフローネ)、UVERworld、IT関連を木蓮の日記形式で書いています。

作家・三浦しをん ~ 1文1文大切に書く。

2011-12-19 22:34:47 | 本関係
文章がわたしの心と溶け合っていくのを感じる。すごい。



こんばんは。木蓮です。

情報処理の参考書を買いに行った際に、たまたま新刊で出ていて、
開いた本だった。
目に付いたのは「君はポラリス」というタイトル。
大好きな惑星ソラリスと似てたから^^;

大体自分に合うか合わないかは、1頁目でわかる。
面白い。20ページは立ち読みしたかもしれない。

とにかく描写が斬新で、とっても分かりやすい。
往年の作家さんの書く小説は、重厚で書きなれてるなぁって
思うのですけど、説明的な文章が多い、描写を通して伝わるイメージがない、と
ちっともワクワクする文章じゃない。

でもでも、三浦しをんさんの文章は違う。
76年生まれで、年代的には近いし、考え方が似てるのかな、私と。

恋愛をテーマにした、短編集なのですけど。
そんなの関係なしにでも読めます。

冒頭1話。「永遠に完成しない二通の手紙」。
恋愛がテーマと思って読むと、出てくるのは男子学生2人だけ。
しかも男子学生のアパートから一歩もでないし。
一人の男子学生が合コンで知り合った女性にラブレターを書きたいんだけど、
もう一人の男子学生に手伝ってくれって頼み込んでくるとこから始まるんだけど。

BL小説っていうのかな、これ。私はあんまし興味ないからなんとも思わないけど。
節々に出てくる人の描写、場面描写がとても分かりやすい。

どういう風に分かりやすいのかな。
1文1文に丹念に時間を掛けている。そう感じるから。
ベテランの作家さんはそんなことはしないだろうから。
だって、SEのお仕事でも、ベテランになると、部分より全体を重視するし、
時間を効率的に使うほうに労力を傾けるでしょうから。

私は1文1文を大切に書いているこんな作家さんがずっと好きです。

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