本日、新しい車の契約をしてきました。
それに伴い、いままでの愛車を手放すことになりました。
2000年に購入し今まで8年間、一緒に行動を共にしてきました。
今回、購入した車の嬉しさもありますが、正直凄く微妙な気持ちです。
出来ることならば今の愛車も残しつつ新しい車を所有したい気持ちが本音です。
でも、それは無理なこと。
自分は車馬鹿なので、今の愛車に文字通り愛着を持っています。
今日は、そんな「君」のことを書いてみようと思います。
「君」とは通勤はもちろん、北は北海道、南は神戸。
「君」とはいつも一緒に行ったね。
初めて「君」が僕の家に来た時のことを僕は今でも覚えているよ。
仕事が終わって家に帰ると「君」は既に車庫の中に居たね。
あまりに興奮して、そのまま漠然と南に向けて走ったね。
物凄く嬉しく、「君」のカッコイイスタイリングを何度も眺めたよ。
会社の駐車場に止めた後も、後ろを振り返り「君」の姿を何度も眺めた。
それは8年経った今でも同じだったね。
初めて屋根を開いて走ったのは何処だったけ?
多分、そんな何処でもないような近所だったんだろうね。
「君」と一緒になってから僕は毎週のように遠出したね。
運転してるだけで嬉しく、楽しく。
いつまでも乗って居たい気持ちになったよ。
「君」と一緒になった時から、僕は北海道の広大な大地を「君」と一緒に走りたいと思ってたんだ。
2007年・5月 思い切って北海道に行ったね。
オープンにして走った富良野の大地は気持ちよかったよ。
この瞬間にオープンカーを買ってよかったって思ったんだ。
でも、そんな楽しい時間だけじゃなかったね。
雪道を走っていて走行不能になって雪山に一日、放置してしまったこともあった。
ついイライラして、そのハケ口に「君」を乱暴に扱ったり、時には爆発して窓やステアリングを思いっきり殴ってしまったこともあったね。
でもけっして「君」が悪いわけじゃないんだ。
俺が単にイライラしてただけなんだ。
冬に雪の塊を踏んでバンパーを割ってしまい結局、直さないままになってしまったね。
「君」との想い出を書こうとすると僕は何故か涙がでてくるよ。
でも、それは「ごめんね」じゃなくて「ありがとう」なんだ。
「君」と一緒に居られる時間も後少しだね。
今日は「君」の事を思いながら呑む事にしたよ。
最初は新しい車を契約した興奮だったけど、後少しの時間だけ「君」を思う事にした。
「君」と行った色んな情景を考えると僕は正直、ちょっと辛いよ。
決して手放さなければならない理由があったわけじゃないけど。
時には感情だけで判断しちゃいけないこともあるんだ。
今までありがとう。
「君」と一緒に居た8年間は僕にとって最高に楽しい時間でした。
新しい車を所有し、時間と共に僕の気持ちは「君」から離れていくかもしれない。
でも今、この時は「君」のことだけで一杯なんだ。
8年間ありがとう