オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

回想記:一泊二日の函館旅行(前編:喰い倒れからの絶景かな)

2021年05月17日 | ├ 北海道/東北

溯ること1988年の5月16日、ともすれば忘れがちな「旅の心」、そして「旅人」とは何かという思索をあらためて問うことを目的に「日本旅のペンクラブ(旅ペン)」によって提唱されたのが「旅の日」。

松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)に定め、旅に関する様々な活動を行うとともに年に一度、旅を愛する人々が集って日本人の旅行観や旅行関連業界の将来について考え、語り合う活動を続けているんだとか。

昨今の事態にあっては“せわしない現代生活”に非ず“自粛続きの生活”にあって、我慢の矛先にあるのは正に「旅行(旅に行く)」でしょうか...

出かけたくて出かけられない葛藤の日々が続くところ、今回は私の「脳内再生」を元に北海道は函館の旅行記をスポット毎にサクッとお届けできればと思います。



■羽田空港 函館行13時発

旅のはじまりは羽田。
搭乗までロビーのソファに座って航空機を眺める時間は不思議とワクワクするもの。

近所から直行のバス便があって便利なものの、今や往路復路ともに乗車している人の少ないことorz...
 


■新宿アカシア 羽田空港第2ターミナル店

13時と中途半端な出発は団体ツアーならではでしょうか、ターミナル内のレストランで早々に昼ご飯を食べるしか選択肢はありませんて。

で、搭乗に遅れないよう時間をかけずサッと済ませようと「ロールキャベツ」に定評がある『アカシア』で腹ごしらえ。

1963年の創業以来、変わらず作り続けている名物の「ロールキャベツシチュー」は牛豚合挽肉をキャベツで包んでチキンスープでコトコト煮込んだもの。
牛乳を使わずとも白いシチューに仕立てた味わいは熱々のゴハンにかけると一層旨し!

ゴチソウさんでした...


▲カキフライ・ホタテクリームコロッケをセットにb


▲航空機の窓から眺める日本列島も絶景かなb

函館空港に到着したのは14時半頃で、「空の旅」もアッという間。

到着ロビーで出迎えるツアー添乗員の下、参加者の面々が“程よい距離感”で集合し、お決まりの点呼をとった光景が何とも懐かしいところ、晴天に恵まれて函館バスツアーのはじまりです。



■大沼国定公園

まず向かったのは道南エリア有数の観光地「大沼国定公園」。
北海道は駒ヶ岳の火山活動でできた大沼湖・小沼湖には大小様々な小島が浮かび、四季折々の景観やアクティビティが楽しめる国定公園です。


▲湖畔には「名曲誕生の地」として千の風のモニュメントが設置(2008年)


限られた時間で広大な敷地を回ろうにも限界ありますからね、この時ばかりは思い切って「モーターボート」に初乗船。
秀峰駒ケ岳をキャンバスに新日本三景(=大沼国定公園)を案内するクルーズは又とない経験だったのは勿論のこと、遊覧船と違って湖を高速で周遊する際の「」が心地よかったです。

 


■北海道昆布館

北海道と云えば「昆布」の名産地。
日本の約90%が北海道全域に生育し、場所によって利尻・羅臼・日高・ガゴメと名称も使い方も様々で、そんな昆布が一同に揃う観光物産施設「北海道昆布館」に"お買い物の時間"として立ち寄ったのも団体ツアーの宿命でしょう(笑)



▲「こんぶゼリー」つかみ取りや昆布ソフトクリームを堪能b

▲ノンフライ製法でサクサクとした食感の「焼き昆布(わさび風味)」はオヤツに最適b

館内は試食しながら昆布製品を購入したり、昆布ミュージアムで昆布の生態を学んだりと地味ながらも七飯町民ふくめ人気の観光スポットだったそうです。

今や新型コロナウイルスの感染拡大で長らく休館が続いた上、昨年夏に閉館してしまったのは残念です。

 


■湯の川温泉 平成館『海羊亭』

初日だけでバス走行距離90kmと只々乗っていただけなんですが...
お腹は車中でもグーグーとアラームを鳴らすことしばしば、宿泊ホテルに到着すると間もなく夕飯に案内されたのは早18時前のこと。

280席もの広々とした会場には函館漁港であがる旬の海鮮地元食材を利用した料理が所狭しと40種類並んだオープンキッチンバイキングが準備スタンバイでした。


ライブキッチンで熱々を提供するステーキ・天ぷらに加え、海老・鮪・サーモンなど自分好みの「勝手丼」を盛るツアー客の楽し気な面々が印象的でした。(自分はイクラ一択でしたが:笑)

テーブルに色々と持ち寄ったのを思い出します...

 


■函館山展望台

北海道の食を堪能するのも束の間、19時半には次なる初日最後の観光スポット「函館山」の夜景観賞を組み込んだのはツアー会社の手腕でしょう。
これまで経験したことのない流れだったので非常に思い出深い一時でした。
 
「函館山」は函館市の市街地南西にある標高334mの御殿山(ごてんやま)やつつじ山など13の山々の総称で、一番高い御殿山にある展望台が一般的に函館山の山頂と云われているそうです。
ツアー一行は函館山ロープウェイ山麓駅から大きなゴンドラ(定員125人!)に乗車すること3分足らず、函館山山頂からの眺望は『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』の三つ星に恥じない絶景でした(と云っても肌寒かい感覚の方が先行してました:笑)


現在休業中なのは仕方ありませんが、函館“山”というだけに時季や時間帯を替えてまたの機会に登ってみたいですね。

・休業期間:2021年5月18日~2021年5月31日※状況次第で延長
・休業部門:ロープウェイ/山ろく、山頂売店/山頂レストラン

 

ホテルに戻ってから近くのコンビニを徘徊したのはバス添乗員の小話あってのこと。
北海道民なら「誰でも一度は飲んだことがある」飲料水「ソフトカツゲン」を買ったことまで覚えてますが...どんな味だったか、もう思い出せませんて(笑)

(後編へ続く)

-2019.5.25-


【-おまけ-】

今週も変わらず妻への弁当つくり。

・白米と雑穀米の合わせ炊き
・モオカサメのケイジャンスパイス炒め
・ピーマンとキクラゲの煮浸しオカカ和え
・ヒジキの煮物
・出汁巻き玉子焼き豆乳入り


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