オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

回想記:一泊二日の函館旅行(後編:北海道だって暑い!)

2021年05月22日 | ├ 北海道/東北

一年以上続くコロナ禍にあって医療体制の逼迫、ワクチン接種の遅滞、オリンピックの強行開催、そして名優 田村正和さんの訃報と相変わらず暗い報道が続くところ、星野源さんと新垣結衣さんが結婚するおめでたいニュースにホッコリしたのは我が家だけではないと思います。

「ん!?」と一瞬時が止まり、劇中にあった「契約結婚」じゃないの?スペシャルドラマの番宣?と何度も確認しましたが...
年始のスペシャル版(続編)から4か月、本当に結婚してしまったようで、ずっと脳内「逃げ恥ダンス」がヘビーローテーションしている今日この頃、お源さん&ガッキー、結婚おめでとう!!

どうか末永く仲睦まじくシアワセに。

 

さて、もう一つ私の脳内再生を基にお届けしていました北海道「函館」への旅行記は[後編]です。▼[前編]はこちら

OGPイメージ

回想記:一泊二日の函館旅行(前編:喰い倒れからの絶景かな) - オカシのキモチ

溯ること1988年の5月16日、ともすれば忘れがちな「旅の心」、そして「旅人」とは何かという思索をあらためて問うことを目的に「日本旅のペンク...

回想記:一泊二日の函館旅行(前編:喰い倒れからの絶景かな) - オカシのキモチ

 


■湯の川温泉&朝食ビュッフェ
一夜明けて、24時間営業の大浴場(12F)で先ずは一風呂浴びました。
湯の川温泉は登別温泉、定山渓温泉とともに北海道三大温泉郷の一つに数えられる名湯(名湯百選に選定)」で唯一海岸沿いに立地。


▲函館市はもう少し上の方だと勘違いb

渡島半島の南東部に位置する函館市外縁部の市街地にあって東・南・北の三方を太平洋・津軽海峡に囲まれた地勢から、ご覧の画像(「海洋亭」公式HPより)に偽りなく絶景の温泉でした。
(窓際に仁王立ちする男性陣がいましたね:笑)



▲イカは「市の魚」に制定されています

シャキッと目覚めてからの朝食は、昨晩に次いで「バイキング」形式。
朝獲れのイカ刺は勿論のこと“好きなモノを少しだけ”バランスよく皿に盛ってご満悦。
毎朝これだけの品数を時間をかけて食べられたら、どれほどシアワセでしょうか。

 

2日目のバス走行距離も30kmと長い道のりでしたが、函館空港に着くまではアッという間。
バスツアーのはじまりはJR函館駅方面へと向かいました。

 


海岸沿いの駐車場から降りると、初日の晩にロープウェイで昇った函館山が一望できました

そして山・海と自然豊かな観光資源に恵まれたコンパクトな函館にあって外せないのが、一大グルメスポットとして名高い「函館朝市」でしょうか。

ガイドに案内されるがまま向かう道中、個人的に気になった「摩周丸」で少し足を止めました


■函館市青函連絡船記念館「摩周丸」

摩周丸は本州の青森と北海道の函館を結んでいた鉄道連絡船の一つで、1988年3月13日の青函連絡船最後の日まで運航していました
現在は産業遺産として保存し、操舵室(船橋)・無線通信室を当時のまま見学できる他、青函連絡船の歴史やしくみ等がパネル・模型・映像が展示された「博物館船」として乗船できるそうです。

タモリさんがブラブラ街歩きをするNHK番組「ブラタモリ 函館編(2015年5月30日)」で紹介されていたので、時間があれば見学したかったですねorz
(後ろ髪ひかれる思いで函館朝市に向かいました)

 



■函館朝市/新鮮喰味
戦後の「野菜の立売り」から始まり、今や一万坪のエリアに250余の店が軒を連ねる函館朝市
イカやカニといった海産物は勿論のことメロンなど青果品から塩辛や干物といった加工品まで“北海道の食材”が一堂に揃う、道内屈指の海鮮&グルメマーケットです。

豊富な品揃えだけでなく人情味溢れる対面販売や試食しながら買物できることが定評のようですが...
ツアー一行が先導されたのは観光客に慣れたカンジの「はこだて朝市 新鮮喰味」。

集合した途端「造って終わり、売って終わりにしたくない!」そんな食材・味わいへのこだわりを熱弁する社長さんの実演販売のはじまり...


多くは期待せず...
聞き終えてから店内を一巡したところ、最終的におトクなオリジナル商品の詰め合わせ(実演販売品)を自宅用に買って正解でした(笑)

やっちゃえセット(送料込)
・自家製 大粒いくら醤油漬
・数の子入りスルメ松前漬
・本日のおすすめ一品(ときしらず鮭)


▲帰宅後も函館グルメを堪能できるとは思いもしませんでしたb

宿泊ホテルをチェックアウトする前にクーポン利用で帆立貝柱を買い、朝市では袋一杯のツアー特典「越冬ジャガイモ」をお土産にもらって有難いものの、初日から観光スポットを巡る度に荷物がパンパン状態だったのを思い出します...

 

そして次なる道内屈指の観光スポット「五稜郭」も駐車場にバスが“すし詰め”状態でしたね。


■特別史跡 五稜郭跡(五稜郭公園)

五稜郭は徳川幕府の命を受けた蘭学者・武田斐三郎が設計し、1864年に完成国した内初の西洋式城郭。
1867年の大政奉還後、戊辰戦争の勃発、箱館戦争の舞台となった場所です。

戦後、明治政府兵部省が管理するも役所として利用されることはなく、1871年、開拓使本庁の札幌移転に伴って庁舎建設のために木材不足から奉行所庁舎や付属建物の大半を解体。
1873~1897年まで陸軍省の練兵場として利用された後、五稜郭公園として一般開放されるようになったのは1914年以降のこと。
1952年には北海道唯一の国指定特別史跡、2010年には箱館奉行所が復元公開されて、時代の変遷とともに「市民の憩いの場」に生まれ変わったのです。



園内はちょうど「」の花が盛りを迎え、薄紫や純白に彩られた「花のトンネル」が大賑わい。
堀に架かる「二の橋」を渡ると、復元された箱館奉行所に続く道なりに長さ約30mの藤棚が覆い、花房を垂れる樹齢約100年の藤の下は、とてもイイ香りでしたb



107mの高さを誇る五稜郭タワー(別料金)の展望台に昇ると、計算され尽くした五稜郭の全貌を眼下に捉えることができます。

ヨーロッパ各地に造られた城塞都市をヒントにした五稜郭は、名前の如く稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角が星形を成し、その城郭に防御側の死角が少ない利点があり、「西洋式土塁」とも云われています(日本に現存する五稜郭は函館市と長野県佐久市の龍岡城の2ヵ所だけ)
展望フロアには土方歳三の像が鎮座し、ジオラマや模型などで五稜郭にまつわる歴史の展示スペースが広がり、知識が一層深まると思います。

春はソメイヨシノが咲き誇り、12月~2月は堀を電飾する「五稜星の夢」によって、美しい星形が浮かび上がるそうです。
次回は冬、ライトアップされた五稜郭を見たいですね

 

以後のツアー工程は「自由行動」もしくは「ガイド&昼食付オプション」の2択方式でした。
・自由行動:ベイエリア「金森赤レンガ倉庫」降車
・オプション:元町エリア散策後に昼食 ←こちらを選択

二日間を通して“天候に恵まれた”ものの、あの日は不運にも北海道でさえ記録的な暑さだったのです...


■函館元町散策&オプション昼食
函館は江戸時代末期に日本初の国際貿易港として横浜・長崎とともに開港して以来、外来文化の影響を受けて発展してきた町。

中でも函館山の麓に位置する「元町」は函館港を望む坂沿いに世界各国の領事館や教会が建ち並び、異国情緒あふれる街並みが今なお残っているのが魅力的でしょうか、 旧函館区公会堂・函館ハリストス正教会・東本願寺(本堂 鐘楼 正門)といった国指定重要文化財をはじめ、ペリー提督来航記念碑、旧イギリス領事館、カトリック元町教会、そして「八幡の坂」など見所が満載。

 


しかしながら、あの日は年間通して北海道記録や月の全国最高気温を昼前に更新するほど気温が上昇...

日陰を探すように自分の後ろを追随する妻の具合が徐々に悪くなり、どうやら軽い熱中症になったようで散策どころじゃなかったのはココだけの話

只々一方通行に進む団体ツアーなので後にも先にも動けず、水分補給しながら何とかガイドを追うばかり...



▲新鮮喰味が経営する遊膳炙家「沙羅の月」

あたかも団体ツアー用に当て代われた昼食会場に到着した頃はグッタリしてしまい、挙句の果てに昼食は生モノ(海鮮丼)と踏んだり蹴ったり

幸い大事に至りませんでしたが、散策中の記憶があまりない妻は函館旅行のリベンジを誓ったのでした(笑)

 


■金森赤レンガ倉庫
最後に案内されたのは函館ベイエリア、明治期の倉庫群をリノベーションし、約50の店舗が並ぶ複合施設「金森赤レンガ倉庫」。
海辺に面したロケーションは横浜埠頭の赤レンガ倉庫と同じながら、金森倉庫は大きく4つのエリアで構成されていました。

・金森洋物館:バラエティ豊かなショップが集結
・BAYはこだて:カフェやチャペルが配置
・函館ヒストリープラザ:ビヤホールや土産品店が集結
・金森ホール:コンサートなどを開催

買物をせずとも函館で唯一残る運河を挟み、レンガ造の倉庫が建ち並ぶレトロな景観は散策には打ってつけ。

しかしながら、妻が弱っていたので我が家はスタバで時間いっぱい涼んで一休み。

 


少し落ち着いてから、最終的にココだけは寄ろうと決めていたのは地元民に愛されるハンバーガー店『ラッキーピエロ』。
ファンキーな佇まいは遠くから見ても一目瞭然で、注文を受けてから一つひとつを手作りしているんだとか。

ひとまず一番人気、秘伝のタレが食欲をそそる「チャイニーズチキンバーガー」をテイクアウトして旅は締め括り...

早々と函館空港を15時に出発すると、16時半頃には羽田空港に到着。



自宅近所までの直行バスに乗ってアッという間に帰宅した後、少々つぶれたハンバーガーをガブリと食べたのを思い出します。

 



出発前の函館空港では、北海道土産の定番「六花亭」菓子の詰合せを買いましたっけ。

今や其処彼処の催事コーナーで見かける品々になってしまったのも、悲しいかな「コロナ禍」ならでは。

諸外国のことは“二の次”として、まずは日本人が何ら気兼ねなく国内を旅行できるよう一日も早くウイルスが終息するのを切に願います。

函館の旅は、何れにしてもリベンジしたいですね

-2019.5.26-


【-おまけ-】

今週は出社要請があってランチタイムはボッチ飯でした。
・白米と雑穀米の合わせ炊きヒジキ混ぜ
・出汁巻き玉子焼き刻み紅生姜入り
・ピーマンとキクラゲの煮浸し
・粗びきウインナー
・トラウサーモン塩焼き
・蒸かしジャガイモのソテー

都内に出ようものなら公共交通機関はコロナ禍以前と変わらぬ印象でした。
全国と東京都の感染者数の傾向に乖離があるのは、オリンピック開催目途で昨年のように数値を改竄しているのでしょうか...
昨2020年は開催延期が決まった際、感染者数が芋づる式に増えましたからね...

本日から二十四節気の一つ「小満(しょうまん)」です。
日の光が一層と強まり、木々の若葉に覆われ青々しく万物が成長する時季と云われますが、西日本から徐々に例年より早い梅雨入りにつきドンヨリとした空模様が残念なところ、我慢の日常が続きますが皆さんもどうか御自愛くださいませ。


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