駅のそば屋の換気扇は、
たぶんぜったい
私を狙っている。
JR東日本のエキナカ／東日本旅客鉄道
ポスター2007年 より
コピーライター 山口広輝(JR東日本企画)
擬人化と云う言葉が
今ほど浸透する以前から、モノに意志が宿っているかのような感覚と匂いの記憶を見事に組み合わせた広告コピーだと思います📝
＜いざ福島へ／JR郡山新幹線そば処より＞
人の嗅覚は五感の中で最も従順、
そして中々抗えないのが困ったもので、美味しい香りとしてインプットされたら、匂いの先を辿ってしまうのが人の習性でしょうか
駅を利用していたら分かるかもしれません、
そばを湯がく湯気と和風出汁の香りが入り混じった暖かく懐かしい
記憶の香りをくすぐられたことがあると思います
＜いざ新潟へ／雪より団子飯より＞
全国に蕎麦屋は数多ありますが、
駅構内やプラットフォームに構える駅そばは、大手企業を除けば年々減少しています💦
今となっては、グイグイ鼻腔を刺激するような換気設備を怠る店舗は草々ないですが、それでも駅ナカで偶然出会った小さな存在は応援したいもの…紹介がてら食べ歩きを書き留めたいと思います📝
今回はJR秋葉原駅から🚉
以前「牛乳の日」で登場した
ミルクショップ『酪』と同じく総武線ホームにあるのが、そば処『新田毎(しんたごと)』
乗換の通路を挟んで向かい合わせなので、ハシゴしている方がいるかもしれませんね🥛
🚉vol.1 2018.10🚉
＜看板は田毎ですが、屋号は新田毎？＞
店内は意外と奥行があって💦
壁沿いにカウンターを配置したガチな立ち食い系と思いきや、椅子の設置が有り難いです🪑🪑
少し太めの田舎風そばをはじめ、当時はポテトフライが乗ったポテそばなど個性的なメニューがある中、店頭イチバンで目に飛び込んできたのは…
＜毎日がサービスデー⁈＞
通常1,110円のステーキカレーが
お客様感謝デー(火木土日)につき690円！？というポスター📝
この日は混雑する前に帰りたい気持ちがある一方、空腹に堪えかねて妻ともども「これにしよう！」と食券をポチッとしたところ、速攻で着卓
＜駅そばなのに初回はカレーでした＞
コレぞ漢メシといった盛りっぷり🍛
赤い福神漬の乗ったオーソドックスなカレーライスに胡椒を効かしたステーキ肉が鎮座🥩
わずかに中心がピンクがかった肉は恐らくインジェクションミートだと思いますが、焼き加減よろしく値段相応に柔らかい噛み応え
今一つ味が足りなかったので、卓上のステーキソースをかけてみると激的に味変して美味しくなりました
立ち食い系特有の控え目な
(具なし)カレーもステーキを乗せると、インパクト絶大
今や秋葉原駅のチョッとした名物カレーなのかもしれません
🚉vol.2 2023.12🚉
＜曜日並びは変わらずなのね＞
価格高騰は世の情理…もう仕方ないです💦
毎日がお客様感謝デーと云っても常連客にしたら日常茶飯事なのか、店内はステーキカレーに限らず蕎麦や丼飯を食べている方の方が多い印象でした📝
をポチッとしたところ、イイ意味で値段不相応な盛りっぷり
フニャっ
としてますが、汁に染み込ませて丼を敷き詰めるワカメや葱と食べると、実に美味しい駅そばでした🚉凄まじいコストパフォーマンスだと思います
＜店頭メニューは日々変わるのかしら🥢＞
令和の時代、ココだけ時間⌛が止まったような一角💦
・天もりそば
・豚しゃぶ辛味ねぎそば
・あしたば天そば
しかもあしたば天が駅そばで食べられるのは珍しいですが、ここは海老天が乗った天もりそばに🦐
＜この感じ、店内揚げですね＞
券売機付近に女性1人、厨房内にはサーブ担当1人、洗い場にオシャベリばかりしている2人、合計4人体制だった日暮時は絶えず発券音が止まない印象でした💦
＜天もりそば：500円＞
海老・茄子・人参の天ぷらが乗って500円
って計算合いませんが、いいのでしょうか(笑)
＜ステーキカレー、値上がり？！＞
日本人と同じくらい海を渡ってきた観光客が闊歩して異様な光景です
続出しているのに、オーバーツーリズムってワードが飛び交うだけの昨今🗻
自分の国なのに…この窮屈な感覚は何時まで続くのかしら💦
さて、今回は…
＜海老かき揚げそば(冷)：540円＞
ごぼう天に春菊天、あしたば天やかき揚げ天とネタが豊富なメニューからオススメの一つ、海老かき揚げ天を冷しそばで注文🍜
社会人になったばかりの頃を思い出すと、
秋葉原で乗り換える際にフラッと立ち寄ったことが実はあったような気がします(ブログを始めるずっと前ですが：笑)
├蕎麦・うどん
