一粒万倍日 「ヤヌスの陥穽」著者 武山レポートの紹介です。武山様に感謝。来訪者様に感謝。
明窓出版から「ヤヌスの陥穽」は出ています。
あなた様のご意見は?
紹介はここから。
武山レポート
日時 : 2008年12月17日 11:45
武山です。
今日もいい天気ですがご機嫌は如何ですか。
12月12日が近づいてきて、何やら世情が騒がしいですね。
その第一弾として、ギリシャで警官が少年を射殺した事件をきっかけにして暴動が発生、昨日の様子ではギリシャ全土がゼネストに近い状態のようです。
これを見る限り、政権の交代は避けられないようです。
実はメディアではあまり強調されてはいませんが(なぜ強調されないかはれっきとした理由が有ります)、ここ数日の内に住民パワーで政権が崩壊するのは二国目なのです。
もう一国はタイです。
ニュースでは政権に伴う権力争いがエスカレートして住民の暴動に発展したように報じられていますが、私が感じるのはそうではなさそうです。
メディアはなぜか詳しく報道しません。
このような火種を宿している国や地域は他にもあり、世界各国にあるようです。
いずれも政府の政権運営に対し、金融危機をきっかけにして一般国民が強い不満を爆発させて
いるのではないでしょうか。
原因ははっきりしています。
銀行を中心にして金持ちだけを救済する政府のやりかたに低所得層の人たちが不満を募らせたからです。
中国もそうです。
概して途上国、中小国が多いように見えますが、実は暴動の火種はアメリカでも発生しているのです。アメリカはクレジット大国です。
現金決済は20%程度、あとは小切手が少しで大部分はカードなのです。
ところがそのカード破産がこのところ激増し、システムが崩壊して銀行のクレジット決済そのものが不能になる可能性が出てきました。
それもここ数日の内に、です。
そうなると、どうなるか。
詳細は「ニュー東海アマ」というサイトの昨日の記事に書かれています。
一方、日本はどうか。
私は日本も決して安泰ではないと思っています。
ここに来て、派遣切りや内定取り消しが相次ぎ、トヨタやソニーのような大企業でも大規模人員削減が表面化して来ました。
地方では貸し渋りや貸し剥がしが横行し、現在それは都市部にも波及しています。
住民の暴動をきっかけにして政権が転覆する事を、昔は革命、といいました。
今なぜそう言わないか。
それはメディアが革命という言葉を恐れ嫌っているからに他なりません。
なぜ恐れているか。
それはメディアが権力と結託して一般庶民をコントロールして富と権力を貪っている現実があるからです。
つまり革命が起きたら自分達が困るのです。
日本もそうですが、アメリカではごく少数の巨大銀行家に握られたメディアが全アメリカのニュースメディアの実に95%以上を支配しています。
恐らく日本ではもっとひどいと思います。
なぜなら、日本ではNHKという魔物がメディアを牛耳っているからです。
NHKは一応公共放送という事になっていますが、実態はまったく酷いものです。
公共放送は一般庶民の為にあると思われています。
だからこそ視聴者である国民が費用を負担して広告宣伝は一切行わず、建前は健全な番組や正しいニュースを流す事にしているのです。
それが権力者の言いなりなってバイアスのかかった番組を流して国民を欺いているとしたらどうでしょうか。
例えば、自国の軍隊は銃口を自国民に向ける事は絶対に御法度です。
当たり前です。
ですが、歴史の中でそういう事がなかったかというと、決してそうではないのです。
むしろ軍隊というものは自国の支配のために存在してきたかのような、権力者の恣意に従いかねない側面が必ずあるのです。
メディアもそうです。
公共放送が本来の主人である視聴者を裏切って、コントロール(マインドコントロールともいう)の矛先を一般庶民に向けている、そういう異常な状態にあるのが今の日本なのです。
それを国民が認識していない状態は、まったく驚くべき異常な事です。
ところがここに来て少し様子が変わってきました。
最近の金融不安によって生活が極度に困窮する人たちが激増し始めたのです。
人間は衣・食・住の三つが揃っている内は他に多少不自由があってもそれほど文句を言いません。
ですが、最近はその衣食住さえ損なわれて、日々の生活に不安を持つ人々が激増しているのです。
特に第二次世界大戦から60年余りが経過し、大戦争を経験しない層が増えています。
戦時中の窮乏を知らない世代です。
つまり、先進国でも暴動が増えている、というのはその所為なのです。
また、現代はインターネットが普及し、世界の隅々にまで情報があっという間に伝わります。
私のこのようなマイナーな、日本語という言わば方言で書かれたブログの文章さえ、閲覧しようと思えば、瞬時に全世界のどこででも読む事が可能なのです。
言い換えれば新聞、テレビ、ラジオという従来のマスメディアが、その効果を発揮しにくくなっている訳です。
つい数日前、シカゴのトリビューンという大メディアが破綻しました。
ニューヨークタイムズもワシントンポストも経営は良くありません。
諺に、
祇園精舎の鐘の声、生者必滅の理を表す、
といいます。
我々がいま迎えているのは、50年や100年に一度の変革期だと言われていますが、実はそうではありません。
本当は信じがたい話しですが、何千年、いや何万年に一度の大変革期に当面しているのです。
このあいだ、どこかの国の総理大臣が未曾有をミゾウユウと発音して顰蹙を買いましたが、未曾有=ミゾウとは歴史上かつて一度もなかった事という意味です。
いつ、そして何が起きるか、現代は誰にも予測がつかない時代です。
我々は心の目を開かなければ生き残るのさえ難しい時代と局面に直面しています。
既にマスメディアは信ずるに値しなくなりました。
そういう中で、何時、何が起きても、取り乱さず、冷静に対処するためには、正確な正しい情報と、他の人々(広く言えばすべての生命)に対する「愛と調和の心」が必要なのです。
そうです。
いずれ近い内に必ず、何かが起こります。
明窓出版から「ヤヌスの陥穽」は出ています。
あなた様のご意見は?
紹介はここから。
武山レポート
日時 : 2008年12月17日 11:45
武山です。
今日もいい天気ですがご機嫌は如何ですか。
12月12日が近づいてきて、何やら世情が騒がしいですね。
その第一弾として、ギリシャで警官が少年を射殺した事件をきっかけにして暴動が発生、昨日の様子ではギリシャ全土がゼネストに近い状態のようです。
これを見る限り、政権の交代は避けられないようです。
実はメディアではあまり強調されてはいませんが(なぜ強調されないかはれっきとした理由が有ります)、ここ数日の内に住民パワーで政権が崩壊するのは二国目なのです。
もう一国はタイです。
ニュースでは政権に伴う権力争いがエスカレートして住民の暴動に発展したように報じられていますが、私が感じるのはそうではなさそうです。
メディアはなぜか詳しく報道しません。
このような火種を宿している国や地域は他にもあり、世界各国にあるようです。
いずれも政府の政権運営に対し、金融危機をきっかけにして一般国民が強い不満を爆発させて
いるのではないでしょうか。
原因ははっきりしています。
銀行を中心にして金持ちだけを救済する政府のやりかたに低所得層の人たちが不満を募らせたからです。
中国もそうです。
概して途上国、中小国が多いように見えますが、実は暴動の火種はアメリカでも発生しているのです。アメリカはクレジット大国です。
現金決済は20%程度、あとは小切手が少しで大部分はカードなのです。
ところがそのカード破産がこのところ激増し、システムが崩壊して銀行のクレジット決済そのものが不能になる可能性が出てきました。
それもここ数日の内に、です。
そうなると、どうなるか。
詳細は「ニュー東海アマ」というサイトの昨日の記事に書かれています。
一方、日本はどうか。
私は日本も決して安泰ではないと思っています。
ここに来て、派遣切りや内定取り消しが相次ぎ、トヨタやソニーのような大企業でも大規模人員削減が表面化して来ました。
地方では貸し渋りや貸し剥がしが横行し、現在それは都市部にも波及しています。
住民の暴動をきっかけにして政権が転覆する事を、昔は革命、といいました。
今なぜそう言わないか。
それはメディアが革命という言葉を恐れ嫌っているからに他なりません。
なぜ恐れているか。
それはメディアが権力と結託して一般庶民をコントロールして富と権力を貪っている現実があるからです。
つまり革命が起きたら自分達が困るのです。
日本もそうですが、アメリカではごく少数の巨大銀行家に握られたメディアが全アメリカのニュースメディアの実に95%以上を支配しています。
恐らく日本ではもっとひどいと思います。
なぜなら、日本ではNHKという魔物がメディアを牛耳っているからです。
NHKは一応公共放送という事になっていますが、実態はまったく酷いものです。
公共放送は一般庶民の為にあると思われています。
だからこそ視聴者である国民が費用を負担して広告宣伝は一切行わず、建前は健全な番組や正しいニュースを流す事にしているのです。
それが権力者の言いなりなってバイアスのかかった番組を流して国民を欺いているとしたらどうでしょうか。
例えば、自国の軍隊は銃口を自国民に向ける事は絶対に御法度です。
当たり前です。
ですが、歴史の中でそういう事がなかったかというと、決してそうではないのです。
むしろ軍隊というものは自国の支配のために存在してきたかのような、権力者の恣意に従いかねない側面が必ずあるのです。
メディアもそうです。
公共放送が本来の主人である視聴者を裏切って、コントロール(マインドコントロールともいう)の矛先を一般庶民に向けている、そういう異常な状態にあるのが今の日本なのです。
それを国民が認識していない状態は、まったく驚くべき異常な事です。
ところがここに来て少し様子が変わってきました。
最近の金融不安によって生活が極度に困窮する人たちが激増し始めたのです。
人間は衣・食・住の三つが揃っている内は他に多少不自由があってもそれほど文句を言いません。
ですが、最近はその衣食住さえ損なわれて、日々の生活に不安を持つ人々が激増しているのです。
特に第二次世界大戦から60年余りが経過し、大戦争を経験しない層が増えています。
戦時中の窮乏を知らない世代です。
つまり、先進国でも暴動が増えている、というのはその所為なのです。
また、現代はインターネットが普及し、世界の隅々にまで情報があっという間に伝わります。
私のこのようなマイナーな、日本語という言わば方言で書かれたブログの文章さえ、閲覧しようと思えば、瞬時に全世界のどこででも読む事が可能なのです。
言い換えれば新聞、テレビ、ラジオという従来のマスメディアが、その効果を発揮しにくくなっている訳です。
つい数日前、シカゴのトリビューンという大メディアが破綻しました。
ニューヨークタイムズもワシントンポストも経営は良くありません。
諺に、
祇園精舎の鐘の声、生者必滅の理を表す、
といいます。
我々がいま迎えているのは、50年や100年に一度の変革期だと言われていますが、実はそうではありません。
本当は信じがたい話しですが、何千年、いや何万年に一度の大変革期に当面しているのです。
このあいだ、どこかの国の総理大臣が未曾有をミゾウユウと発音して顰蹙を買いましたが、未曾有=ミゾウとは歴史上かつて一度もなかった事という意味です。
いつ、そして何が起きるか、現代は誰にも予測がつかない時代です。
我々は心の目を開かなければ生き残るのさえ難しい時代と局面に直面しています。
既にマスメディアは信ずるに値しなくなりました。
そういう中で、何時、何が起きても、取り乱さず、冷静に対処するためには、正確な正しい情報と、他の人々(広く言えばすべての生命)に対する「愛と調和の心」が必要なのです。
そうです。
いずれ近い内に必ず、何かが起こります。