白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

ひとまずホッと

2011年12月17日 21時41分56秒 | 日記

今朝は一面の銀世界。

それでも日中は暖かな日差しの中で道路の雪はほとんど融けた。

最近日課になっているランニングに出かけた。

南志賀の山々は雪化粧。

ランニングコースの途中にある銘泉。

ここの水を飲む。

少し先には子安神社。

この神社も随分と古く、由緒ある神社。

あまり日が当らない村落は雪が融けない。

 

年間1,000kmのランニングを目標にして来た。

現在の到達距離1,091km。

寒さも厳しくなってきたこの時期がまさに正念場。

できれば1,200kmを年内に達成したい。

今日の走行距離11.2km。

 

 

ランニングを終えて帰宅すると、一通の封書が届いていた。

先日選考会があった職業訓練校の選考結果だ。

幾分ドキドキしながら開いてみると、合格だった。

来年1月からの身の振り方が決まって一応ホッとした。

固くなった頭で、新しいことを学んでいくのは厳しいだろうが、精一杯がんばろう。

それと同時に学生の身分を思い切り楽しもう。6ヶ月しかないのだから。

 


やっぱり違う!

2011年12月16日 12時17分38秒 | 日記

昨日安曇野で仕入れてきたそば粉で朝からそば打ち。

丸延しを終えた段階でそば生地がしっとりしていて、全くそば切れの気配なし。

新そばはやっぱり違う。

このそば粉は薄い緑色。水を加えたときそばの香りがプーンと立ち上った。こうこなくっちゃ。

 

このところ、去年のそば粉でしかも荒挽きの、難しいそば粉ばかり打ってきたので、今回はとても楽に打てる。

多分、水だけで十割そばだって打てるだろう。

三回打った。

六人前が一回で打てるので十八人前だ。

午前中はそば打ち。

午後に、お世話になった人に配って歩く。

『そばのおいしい茹で方』というプリントも一緒に配る。

手打ちそばは茹ですぎてはだめだ。中には乾麺のつもりで三分も茹でる人もいるし、差し水をする人もいる。何人前も一緒に茹でる人もいる。

二八そばでせいぜい40~50秒。一人前ずつ茹でないとだめだ。

せっかく打ったそばはおいしく食べてもらいたい。

 

今外は激しい雪降りだ。

北信濃にはこの時期、雪景色と新そばがよく似合う。

さあ、配りに出かけよう。


安曇野

2011年12月15日 20時48分52秒 | 日記

安曇野。

なんていう美しい響きだろう。

文字面もいい。

ここの風景が好きだ。北アルプスに登りに行くときにいつも見惚れてしまう。

今日は堀金村(今は合併して安曇野市になったのだろうか)の道の駅までそば粉の買い出し。

それと穂高のわさび漬けも買う。

この写真は常念岳。

 

これらの写真は大王わさび農場の風景。

 

ここに立ち寄った時は必ず食べるものがある。

わさびコロッケ。200円。

北アルプスとわさび田を見ながらこれを食べていると、つくづく安曇野はいいなあと思う。

 

北へ向かい、安曇野ちひろ美術館へ立ち寄ってみる。

12月1日~2月末まで冬季閉館。

ひっそりとしていたが、庭は冬の日差しを浴びて歩きまわれば気持ち良さそう。

思い切り広かった。

 

お気に入りのわさび店は穂高神社近くの小笠原山葵店だが、訪ねてみると今日は定休日。

そこで、もうひとつのお気に入り、寺島わさび店で購入。

ここのわさび漬けは酒粕の好みがピタッと合う。

注文すると亀から出して量り売りしてくれる。

帰ってきて食べてみると期待にたがわぬ旨さ。

ご飯を一膳余計に食べてしまった。

 

これはそば粉。

明日はそばを打ってお世話になった人たちに配る。

どんなそばになるのか楽しみだ。

 

安曇野と言えば道祖神。

最後に掲げておこう。

 

 


久々にドキドキ

2011年12月14日 20時10分14秒 | 日記

今日は職業訓練校の選考会。

受付のあと簡単な説明があって、その後職業適性検査。

短い時間で11種類の問題を解かなければならない。

1種類あたり1分30秒~3分。

問題数がたくさんあって、とても時間が足りない。

タイムトライアルで、深く考えている暇がない。

久しぶりにドキドキした。

 

来年の1月開校のビル管理科に申し込んだ。

期間は半年間。

職業適性検査の後は面接。

合否はこの両方の結果で決まる。

『なんでこの学校を志望したのか』

『職業探しはどのような活動をしているのか』

『どんな資格を持っているのか』

『カリキュラムの中で何に関心を持ったのか』

等々、質問された。

学生は求職活動で毎回こんなことを聞かれ、生真面目に答えているのだろう。

面接は自然体で的確にこたえられたと思っている。

 

結果発表は週末に郵送されてくる。

 


いよいよ美濃路に

2011年12月11日 21時53分27秒 | 日記

昨年の暮れに歩き始めた中山道の旅。

日本橋から三条大橋まで540kmの道程。

残りは235kmほど。

秋に再開して木曽字を南下した。

前回は寝覚ノ床を過ぎ、大桑村の大桑駅まで。

今回は大桑道の駅に車を停めて歩き始める。

気温はマイナス4度。

中央アルプスの山々が雪を頂いて神々しい。

今回は木曽路の核心部、妻籠~馬篭を歩く。

途中の水溜りは氷が張り、道路脇にはつららもあった。

 

歩き始めて幾らもたたない野尻宿でさっそく洒落たコーヒーショップを見つけ立ち寄る。

 

 

 

このような店を見つけて立ち寄るのも大きな楽しみの一つ。

深入りコーヒーはおいしかった。

 

 

三留野宿を過ぎ、南木曽駅に着く。

かみさんは去年よんばば(四婆婆)と南木曽から馬篭まで歩いたということで、南木曽から馬篭までバスの乗ることになっている。

この木曽路の核心部は10kmほどの距離だが馬篭峠の難所が控えている。

ちょうど昼頃だったので駅前の食堂で昼食。

卵どんぶり定食。500円。

安くておいしいのにびっくり。

 

 

ここからは一人旅。

妻籠宿は静かな佇まい。

 

山の道をほとんど走り通した。

この季節、馬篭から妻籠へ歩く人は何十人かいたが、妻籠から馬篭に向かう人はほとんどいない。

 

山の中にいちこく休み処があって、万人がお茶でも飲んで行かないかと声を掛けてくれた。

中に入ると囲炉裏に火が燃えていて、情緒たっぷり。

干した柿も進めてくれる。食べると甘くて、懐かしい味がした。

 

 

 

馬篭峠を登りきると岐阜県中津川市の看板。

いよいよ信濃から美濃に入った。

 

馬篭は今は岐阜県だが少し前までは長野県だった。

藤村の記念館もある。

妻籠に比べて賑やかだ。

外国人の姿もたくさんある。

南木曽から1時間半。午後2時だ。

ここでかみさんと落合い名物の五平もちを食べた。

寒い日だが、それでも観光客がたくさんいるとなんとなく暖かくなるような気がする。

 

 

のんびりはしていられない。

落合宿を経て中津川宿まで、8kmあまりの道のりを歩かなければならない。

今は4時を過ぎれば夕暮れがやってくる。

馬篭宿の一番下の駐車場を一歩過ぎれば嘘のような静寂が待っている。

落合宿の石畳みへの道は細くて、ほとんど車も通らない。地元の人の生活道路だ。

 

 

落合宿まで来ると木曽路の山の中は完全に抜けたという感じになる。

国道19号線を横切り、中津川の町に入る。駅前はちょっとした都会。

中津川駅には4時20分到着。薄暗くなり始めた。

大桑駅に戻る列車は30分ほど後に出る。

運行本数が少ないので運が悪ければずいぶん待つことになる。

 

三条大橋まであと204kmあまり。

次第に自宅から遠くなりこれからは日帰りは厳しくなる。

安いホテルに泊まって歩く継ぐことになるだろう。

最近かみさんはトレーニングを始めた。

1日に7kmくらいを歩き、可能な場所は走るようになった。

肩が凝り背中が張り、めまいの症状を起こすようになったので、緊張をほぐすためだ。

このコース、ぼくがランニングで使っているコースでかなりのこう配がある。

相当な効果が期待できるだろう。

寒い日々が続くが、体を動かして体力も気力も作っていかなければならない。

冬眠などできないのだから。