白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

飯山線に沿って

2018年05月14日 21時31分48秒 | 日記

 

 

 

 

昨夜、深夜の3時半ごろまで、実家の更地にした土地の売買契約書を作っていた。

建物を解体し、減失登記をし、ようやく売買できる環境が整った。

ただし、土地を二つに分けてそれぞれに売ってほしいという、いわば、甲乙丙の三者の契約書を作らねばならなくなったのだ。

司法書士とか行政書士に頼めば簡単なのだろうが、貧乏人は自分でやるしかない。

ようやく完成し、ひと眠り。

それから、先日の続きの頼まれた樹木の伐採作業。

まだまだ切りたい枝もあるが、隙間が空きすぎるのでこんなものにしておいた。

 

やっと待ちこがれた自由な時間。

飯山線に沿って、ということは千曲川に沿ってということでもあるのだが、駅を結んでランニング旅を企画した。

その一日目が今日。

お馴染みの立ヶ花駅に愛車のセローを停めて出発。

日差しは強いが、涼しい風がふいて、とてもさわやか。

終点の越後川口までは100キロほど。

何回かに分けて走り継ごうと思っている。

1キロ6分、時速10キロ程度のペースで走る。

しばらく前は残雪で白く輝いていた中野市の名峰、高社山も今は濃い緑に包まれている。

この千曲川沿いの道路は車の通行も少なくて、藤の花や山吹の花も咲いているのを眺めながらランニング三昧。

今度の日曜日、カチューシャマラソンがある。

ハーフマラソンにエントリーしているが、このところほとんど走っていない。

だが、制限時間の2時間30分以内なら多分走り切れるだろう、と根拠のない自信を持っている。

次の駅は上今井。無人駅だ。

ここには大きな無料駐車場がある。

飯山線に乗る時に便利だ。

この駅は一応駅員がいる。

一人しかいないが、駅長なのだろう、多分。

次の駅までがかなり距離がある。

途中、かわいい絵の建物がある。多分保育園だ。

『ふるさと』の作詞者、高野辰之の故郷なので、うさぎと小鮒なのだろう。

高社山がぐっと大きくなる。向こうに見える赤い橋は古牧橋。中野市と飯山市の境。

普段、車で走っていると気づかないが、山際にひっそりと隠れるように蓮の駅がある。

木陰でひとやすみ。

飯山の駅。

新幹線が通るようになって、新しい駅舎が出来た。

僕は、古い木造の小さな駅舎の方が好きだ。

あの駅舎を思い出すだけで、思わず泣きたくなるほどに懐かしい。

駅で、かき揚げ蕎麦を食べる。

とても美味しかった。

駅の時刻表を見ると、立ヶ花へ戻る列車は13時台を過ぎると16時近くまで走っていない。

残り40分くらいで13時台の列車が出る。

次の駅まで行くべきか少し迷う。

ええい、間に合わなければその時はその時だ。出発!

飯山の仏壇通りを抜け、北飯山駅を目指す。

20分ほどのゆとりを持って北飯山駅に到着。

走行距離18キロほど。

2時間ほどのランニング旅は久しぶりに自然とゆっくり向き合える時間となった。

この次は、もっと朝早くスタートしよう。

飯山線と千曲川に沿ったランニング旅は、まったく単独の旅だ。

甲州街道の旅はかみさんと一緒なのでゆっくり旅だが、ここでは自分のペースで走ることができる。

北飯山から北へ、いったいどんな風景が迎えてくれるのだろう。

待っていたホームにオイコットの車両が滑り込んできた。

ど田舎なので、TOKIYOの反対でOYKOT(オイコット)。

中のシートはクラシカルでとても風格がある。

中には数人の乗客がいるだけ。

ここも赤字路線なのだろうなあ。切り捨てられないといいのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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