昨日簡単に書いた飯縄登山。
もう少しだけ詳しく書いてみる。
43年目ともなれば、色々な年があった。
大雪の時も、雨模様の時も、台風並みの風の時もあった。
もちろん、この上なく上天気のことも多かった。
その中でも最上級の天気。
今ではもう山頂で初日の出を見るという気もなくて、太陽が登るのを自宅で見て、のんびり朝を過ごしてから出かける。
紅白歌合戦は観ない。
生来のへそ曲がりから、少し気にはなりながらも背を向けていた。
近年はまったく気にもならず、観ることもない。
だから夜更かしをするわけではない。
何も陽も登らない寒い朝にわざわざ出かけなくてもいいと思うだけ。
まあ、歳をとったのだな。
大きな駐車場にはけっこうたくさんの車。
もう戻ってくる人たちもいる。
登山口に向かう小路には少しの積雪。
誰の作品?
樹木の向こうに飯縄山。
この後、すでに下山してきた友人の娘さんと出会う。
もう10年くらい前から、毎年登っている。
大体登る途中で出会う。
お母さんと何度か元旦に飯縄山に登っていたことがある。
その跡を継いで、登っているというわけ。
新年のあいさつを交わして別れた。
登山口。
一の鳥居。
ここは昔修験道の山だった。
石仏がたくさんある。いい道標になっている。
芸術。
先行者。
若い女性。
今回の登山者は女性の方が多い印象。
もちろんカップルもいるが、女性同士、単独行など。
ひと頃のように、派手派手の山ガールスタイルではなく、落ち着いた服装なのでほっとする。
これまでは修行僧のように、『こんにちは』とあいさつしたきり前を向いて通り過ぎることが多かった。
今回はできるだけ一言二言会話することを心掛けた。そんなことは街中ではとてもできない。
ナンパしているわけではなく、おじさんたちにも声を掛けた。
この青空の下で、心は弾んでいる。
浅間山の雄姿。
富士山だって見える。
八ヶ岳。
残念なことに北アルプス方面だけ雲の中。
山頂直下の小さな神社。
雪の多いときは鳥居の上部まで埋まっている。
ここに来る途中、夏道通行禁止の看板が出ていたが、しっかり踏み跡が付いていた。
冬道を来たが、ここは急な直登。コースのほとんどにロープが設置されている。
『えっ!アイゼン履いていないんですか!』(下ってきた若い女性)
『貧乏なモンで』(自分)
どうも時代はアイゼン、ストックが当たり前になっているらしい。
みんないい装備をもっているし、服装もいい。
昔モンの自分には凍っていない雪道でアイゼンを使う選択肢はない。
雪道とは友達だ。
鉄の爪で蹴りたくはない。
キックステップで行けるところはそれでいく。
下りはかかと落としとつま先荷重、フラット荷重を状況に応じて使い分ける。
(偏屈ジジイの言い分なので、若い人は聞き流して欲しい)
最初のピークに飯綱神社がある。
ここで初詣。
(願い事はナイショ)
ビフォア。
アフター。
左側に大きな石の出っ張りがあって、形よく付けられない。
毎年のカミさんから託されたミッション。
向こう側が山頂。
果てしなくのどか。
山頂でコーヒータイム。
周囲の絶景を楽しんだ。
高妻、乙妻。
この山に登っている時、ラジオから御岳山噴火のニュースが飛び込んできた。
まだ見つかっていない人たちもいるんだ。
山に登っていると色々なことがある。自分ではどうしようもないこともあるけれど、無事に帰ることを最優先しよう。
さて、下山しょう。そして温泉だ。
誰の作品だろう。本日の最優秀賞。
年賀状に使わせてもらおう。
40年以上使っている相棒。とても頼りになる。
毎年恒例の温泉。
干支のタオルをもらえる。
天ぷらうどんの天ぷらは正月バージョンで暑さが倍くらいある。
ここの温泉は穴場。
それほど混み合わず、芯から温まる。
大切な隠し湯なので場所と名前は教えられない。
正月は実業団駅伝、箱根駅伝を観戦するのが定番だが、毎日10,000歩以上の歩数(走る、歩く)を目標にしているので録画で観るしかない。
ちなみに今日は36日目。千日回峰ではないが、せめて100日くらいは続けたい。
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