白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

師走のあわただしさの隙間で

2018年12月14日 22時50分56秒 | 日記

雪が舞い、夜になってあたりが白くなった。

この季節、決まって聴きたくなる落語がある。

火事が多いこの師走に、町内の面々が火の用心の夜回りをする噺。

詰所で持ち寄った酒や獅子鍋などをみんなで楽しんでいるところへ、見回りの役人が...。

落語は、この季節にはこの噺、この噺はこの落語家という定番がある。

二番煎じは林家たい平の噺がいい。もちろん志ん朝や先代の円楽、馬生もいい。

明日は地区の防犯パトロールで夜回りの仕事がある。詰所で一杯というわけではないが、缶ビールの2本ずつも配ろう。

この時期の落語としては柳亭市馬の掛け取りがいい。

他に、尻餅、定番の大ネタ芝浜がある。芝浜で好きなのは柳家さん喬、先代円楽あたり。

大晦日で欠かせないのは立川志の輔のおいしい餃子の噺。これは歓喜の歌として映像化された。

僕は子供のころラジオで流れていた落語を聴いて大きくなった。

生の落語会も悪くないけれど、どちらかというと、ラジオで聴く方がイメージを膨らませられる。

季節の移り変わりに伴って、その季節に聴く落語があるということは人生をずいぶん豊かにしてくれる。

 

 

このところすごい勢いで本を読んでいると、昨日書いたが、今日は文庫本を一気に一冊読了し、図書館で三冊借りてきた。

推理小説も好きなのだ。

 

 

ふと庭に目をやると、一羽の雀。

冬になるとここにいろいろな小鳥がやって来る。それも楽しみの一つ。

 

 

年越しそば用のそば粉も届いた。

30日が餅つきで、20人前くらい打ち、31日に知り合いや友達用に30人前近く打つことになる。

今回黒耀というそば粉が新発売になった。どんなそばになるのか、打つのが楽しみだ。

 

 

こんな風に隠遁生活を楽しんでいる間に、辺野古の海への土砂投入が強行された。

沖縄の土地や海は沖縄のものだ。

普天間基地の危険除去を言うなら、無条件にアメリカに持って帰ってもらえばいい。もともと銃剣とブルドーザーで奪ったものなのだから。

強い怒りを持って国のやり方を糾弾し、沖縄の人々への連帯を表明する。

 


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