白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

次第に弱まっていく日差しの中で

2017年11月24日 22時48分29秒 | 日記

この地にも、数日前に初雪が降った。

後立山連峰も白くなった。

もう40年近くも元旦登山を続けている飯綱山も端正な姿。

見えているスキー場には、長野オリンピックで金メダルを取ったことに因んで、里谷多英コースもある。

その後、彼女の人生にも色々なことがあったようだが、あれからもう19年が過ぎようとしている。

時の流れの速さに、改めて愕然とする。

父が逝き、母も逝き、実家が空き家になって8年が過ぎた。

全国的に空家が問題になっているようだ。

自分もやがて去っていく。

その時にこの空家をそのまま残していくわけにはいかない。

一念発起して、相続登記の手続きをした。

法務局に3回通って、ここで手続きが完了した。

売却の目途も付いた。

実家の中の諸々も、ほぼ片づけ終わった。

本当にホッとしている。

陽射しが次第に弱まり、西に傾いていく中で、そろそろ休んでもいいのかも知れないと思う。

 

今年、初めて秋作のジャガイモを作ってみた。

デジマとアンデスレッドという2品種。

台風で茎が折れたりして、心配したが、予想外にいい芋が採れた。

取り敢えず、デジマを少し掘って、さっそくじゃがバターで食べてみた。

ホクホクして、実にうまかった。

大きさも申し分ない。

アンデスレッドはどんな出来だろうか。掘るのが楽しみだ。

今年の家庭菜園は、うまくいったものもあれば、失敗したものもある。

冬の間に、十分反省もし、来年の計画も立てたいと思っている。

長い目で見れば、僕の人生もまた弱まっていく日差しの中にいるのだろう。

この弱弱しい日差しの中で、これまでの人生を振り返り、これからの行く末をじっくり考えるとしよう。