みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

姉、良好

2010-10-29 | 3度目の入院
入院して10日目

今週になってから姉の様子が少しずつ好転していきました。

感染症になる前くらいの状態に戻りつつあり、

テレビも見る気力もなかったのが、自分でイヤホンをしリモコンを操作するまでになってきました。


始めの頃は朝から晩まで病院に行き、姉の世話をしていた母も

私達の強い説得により、

ここ数日は午後から顔を出してみたり、また1日行ってみなかったりと試しにやってみました。


はじめに試した日は大変でした・・・・ 母が・・・・

家に居ても、落ち着かなくて、落ち着かなくて   (笑) お豆と遊んでいても 

「ああー きちんとパジャマのズボンを上げられてるかしら」 

「粗相してないかしら」

「ご飯ちゃんと食べられてるかしら」


そして心配から一夜明けて、病院に行ってみると・・・

1度粗相をしてしまったらしいのですが、それからはなし。

今までずっと母が病院に行ってた時は、いくらナースコールのやり方を練習してもできなかったのが、

母が来ない事で、トイレの時はナースコールを押すということを覚えた模様。

それからはずっと粗相がなく過ごしています。

すごい すごい

お食事も一人で問題なく、おいしく頂いているようです。


やっぱり、姉もやればできるのですね。

一人でさせる事も、すごく心配でしたが必要なのですね。

他の人に頼る事も必要ですね。

今では思い切ってやってみて良かったよ と母も私も一安心、嬉しいです。


リハビリもかなりハードに行っています。

4階から地下2階まで何回も歩いたり・・・ すごいな。


実はリハビリをしなくてもいいと言われている姉。

リハビリをしている患者さんの中で最も良好な状態らしいです。

毎日のウォーキングが功を奏し、褒められて、母も姉もご満悦 

でも朝晩の感染症のための抗生物質点滴しかする事のない姉の為にリハビリの時間を設けてくれました。 

感謝です。

          

母もこれで自分の時間を少し取る事が出来ています。

体を休めています。

私も大分気持ちが落ち着きました。



皆様、暖かいお言葉ありがとうございました。

とてもとても励みになっております。



あの酷暑が嘘の様に、一気に秋も深まり大分寒くなりました。

どうぞお体に気をつけて 風邪など引かれませんように。。 


私達も一歩一歩頑張って歩いて行きます。

高次脳機能障害と

2010-10-26 | 3度目の入院
良かった事  嬉しかった事

トイレに自分で行ける様になって、粗相が少なくなった事

食事が自分で食べられるようになった事

体が前のめりにならなくなった事

きちんと又、歩けるようになった事

リハビリを病院で受けられるようになった事!!

   これはとても嬉しかった プロのヒトに指導してもらう

土日に外泊が出来た事

家では慣れているせいか一回も粗相がなかった事


夫さんのお母さんが無事、退院する事




高次脳機能障害

あんまり広く理解されていないと言うけれど、本当だな、と思う。


神経膠芽腫と高次脳機能障害 




母は朝の6時に家を出て、夜の8時に帰ってくる生活をしている。

個室ならば泊まり込みも出来るから希望を出したのだけれど、

もっと重篤の患者さんが入っていらっしゃって、姉には回ってこない。

母が体を壊さないと良いのだけれど・・・

私も出来る限りの事をやっているけれど、でも、ね。



でも段々、看護師さんとの連携も取れて来ているので、そろそろ母も少し体を休めようかと考えているみたい。

母が姉の病室からちょっと外出して帰って来た時、姉が居ないので探していたら

ナースステーションで看護師さんのお仕事の傍ら車椅子に座って一緒にお話をしたりしてた。

看護師さんが連れ出してくれたみたい。

姉にとっても看護師さんとお話をしたり、リハビリの技師さんとお話しする事はとても刺激になって良い事です。

私達家族と居る時と違って、甘えが姿を消すので、少し社会性が出てくるんですね。

そんな時は昔の姉が少しよぎる。

姉から目を離して少々厄介な事があったので、看護師さんもとてもよく考えて下さって、すごく安心です。

夜間は背中にセンサーをつけてくれて、

ベッドから離れるとナースステーションに連絡が行くシステムになっていてこれも安心。


だから母も少しは休めるかな?

無事 手術 終了

2010-10-22 | 3度目の入院
手術は1時間も掛からずに終了。

「思ったよりも化膿は広がっておらず、きれいでした!」

と言われ、ホッと一安心しています。

気持ちも落ち着きました。

姉も出来なくなってしまった事は多いけれど、元気にしています。

看護師さん達もとてもとても良くして頂いて、感謝しています。



姉は夢の中では・・・

元気に歩きまわってるのかな、昔みたいに旅行したり楽しんでるのかな、友達とおしゃべりしてるかな、、

ふと、夜はそんな事を考えてしまいます。

夢の中くらいは昔の様に自由に昔の姉でいられたら・・・・・・いいのに



食べ物を飲み込む事は少し良くなったみたい。

トイレからも立ち上がる事が出来る様になってました。

多少はこの感染症が影響していたのかな。

すっかりまた、母に甘えてます。



これから 手術の傷跡と体調が落ち着いてきたら、

MRIを撮ったりと腫瘍について経過を見て行く様です。



そう、このタイトル

「無事 手術 終了」

と言うのは夫さんのお母さんもです!

月曜日に手術致しましたが、

PET検査通りで、開腹してみて他に転移していた、という事がありませんでした。

今は一応、目に見える癌細胞は全て切除したという状態だと言う事で、

本当にホッと致しました。。。



こうやって・・・・

一つ一つ乗り越えて行くんだな・・・。

毎回、毎回 ヒヤヒヤです。

落ち着きません。

でも、それでも、

みんな長く生命の時間を刻んで欲しいと改めて強く思いました。

姉、入院、明日 手術

2010-10-20 | 3度目の入院

行動がおかしくなっている事に加えて

手術跡の傷口が少し膿んでしまっていたので急遽、今日病院に行きました。

そして、入院になりました。

感染症になってしまっていました。

でも幸いにも、熱が高くでていないので、そこまでひどくなっていないだろう、とのこと。

ただ・・・ 

この感染症と行動がおかしくなってしまっている事とは関係がないらしい。


目がうつろだった。

受け答えもとてものんびりしてた。

トイレもガマンできない、間に合わない。

ご飯を食べていると、段々前のめりになってくる。

あまり上手く食べ物を飲み込めない。

右足に少し麻痺が出てきたのか、うまく歩けない。



本当にこの変化は急激にやってきた。

本当にびっくりしている。

先週の日曜日から

急激な変化・・・・ なんで?


あす、腫瘍についての詳しい検査もして、

取り急ぎ、どこまで化膿が広がっているのか手術して見るそうだ。



急遽、入院が決まったものですから、何も用意しておらず。

で、母は病院で姉と一緒に裸になって、姉を隅から隅まで洗ってあげた。

もう、一人でできなくなちゃった。

オムツも日曜からしてる。


今回は抗生物質投与などで、最短でも3週間は入院することになった。


この間に、足腰が弱くならなければいいのだけれど・・・・・・・・・・・。


2年前の3か月ほどの入院であっという間に立てなくなってしまったから、心配。



とても悲しいし、、不安です。



でも、母はまだまだ元気で気丈にしています。

お豆ちゃんを見ると、「かわいいねぇ~ 良い子だね~」 って笑い泣きをしますが・・・ 


そう、元気とは言っても、、、

気持ちはたくさんたくさん色々な事を考えていて、

普段より、より以上に涙もろく、不安定になってるんだろうな、と思う。


みんな そうなんだろう。

自分たちが泣いてちゃだめだ、って事は誰も彼も分かってる訳で

でも涙が出ちゃう時は出ちゃう 

それで良いと思う。 

私達も きちんと 気持ちを外に吐き出させてあげなくちゃ

だけど

姉も頑張ってるんだから、って だから 私達も踏ん張る

でも やっぱり 不安は不安だもの気持ちの中は。


そうやって言葉に出さなくても、そぞれが それぞれの立場で踏ん張る。




10月終わりの旅行は取り消しです・・・ いや、延期です。

延期になるといいけれど、また行けるといいけれど。


姉、おかしい最近

2010-10-18 | 病気の話 

ここ数日姉の調子がおかしい。

動きが緩慢なのは病気が発症してからずっとなのだけれど、

ここ2、3日でグッと更に遅くなってしまっている。

歩く速度も

食べるのも



何かに掴まって支えがないとスリッパが脱げなくなった。

だから、スリッパを脱ごうとして突っ立ったままで何もできなかった。


夜中のトイレが間に合わなかった。

スリッパがうまく脱げなかったからだと思われる。


お風呂上がりに靴下をはいた。

でも、ふと見ると片方しかはいていなかった。


「電気をつけて」 とお願いしたけれど、動作に移せなかった。

「食事の支度を手伝って フォークとスプーンを出して」 出せなかった。


上記の事は、ほんの2日前まで出来ていた事です。



目を見ると、少しトロンとしている気がする。

言葉も、前からそんなに上手くは出せていなかったけれど、、、

もっと出なくなってきていると思う。


物忘れの度合いがかなり進んでいる。

数秒前の事も覚えていられないくらい??


病気が進んできているのか。

手術などの後遺症か。


残酷な病気だ。


まだ姉の場合、病気の認識が薄いのが救いか。



認知症とはまた違う、と思う。 

表情はあるし、会話をしている分にはそんなにおかしいとは思えないんだけど。


ヒトの視線が痛い。

まだ姉は30代半ばで見た目も若いから、というのもあると思う。

近所の人は元気だった頃を知っている訳だから、

詳しい病状を知らない人にとってみたら、、姉のこの変化には驚いている事だろう。。。。。。



母の大きな声が家の中に響き渡る・・・・・・・・・・・・・・・

幸いにも外には聞こえてないけど・・・・・・・・・

「なにしてるのーーー!!」 とか 「まだそんな所に立ってるのーーー!?」 とか。

昔から母はこんな風だけど、こんな風にして私達姉妹は育ったけれど、

でも、ね。

今は せつない。


そりゃ、穏やかにゆったりと過ごせたらいいんだろうけど、

そうも言ってられないよ。

24時間生活を共にしててさ、色んな事が次々と起こって。

不安でもあるし、悲しみでもあるし、

そして イライラもするさ。

それを押し殺して、表面だけ穏やかに過ごしたって意味がない。

ってか、介助している家族がつぶれるよ。

大きな声を出したり、姉を叱りつけたり、、

そんなことしても仕方ないんだろうけど、病気なんだから、って周りは言うけれど、

でも、その方がいいんじゃないかって思うよ。

それで、気持ちが少しでも落ち着くならば。

良い人間で、良い家族で、なんて考えている場合ではないって思う。。

楽しい時は笑うんだし、おいしい物も食べてるんだし、

人間だもの 良いばっかじゃないでしょ

イライラもするし、泣きもするし、

でも それができるから また次から一歩を踏み出せるんだと思う。

今までもそうだったから


だから、母とアタシもぶつかる時もあるだろうなーーーー。

まだぶつかってないけど。

笑って済ませられない事も段々増えてくるんだろうな、これから。

はぁー

考えると暗くなるよ。


なーんだか今日はとりとめもなく 自分の気持ちを書いてみた

ツレヅレナルママニ

支離滅裂ですね。


今日は夫さんのお母さんが手術です。

無事に終わりますように

元気になりますように

夫さんは昨日から静岡に行ってます。

みんな、みんな 無事でありますように。


福島

2010-10-14 | 旅行

この連休中は、急遽、思いたち、福島に行く事になりました~

ずっと 

「赤ちゃんも歓迎のお宿」 

を探していたのですが、

何しろ思いたったのが、突然・・・

どこもかしこも満室で、なかなか見つからず、

諦めていた所に、

金曜日にたまたま見つけたお宿 


それもこれも、夫さんが生まれて初めて買った

「新車」

で遠出したいという熱い思いから・・・





何しろ、オーストラリアで乗ってた車はこんなんで 



わたしの1989年製 フォード フェスティバ

これ、オモステ  

縦列駐車すると

腹筋がいつも筋肉痛になり、汗だくになると言う

車を運転しただけで筋肉トレーニングができるツワモノ



また、こんなんで (笑)  

夫さんの1978年製 トヨタマークⅡ  し、しぶい・・・

クーラー効かないし、すぐ途中でエンストするし





てな訳で人生初の大きな買い物を動かしたく福島へ

3連休と言うのに、茨城を通っている常磐道はガラガラ



こちらは納豆ドッグ 

なんて事はない・・・

納豆をちゃちゃっと入れたホットドッグ

し、しかし

おいしかったぁ~

納豆って何でも合うのー!?

お土産に茨城の名物・藁に入った納豆も購入



お豆ちゃんが一緒なのでこまめに休憩を取りつつ・・・

あっと言う間に福島へ到着 4時間位



磐梯山

野口英世の故郷



世界ガラス館



赤ちゃん歓迎のペンション


家の周りも結構な田舎風景ですが、

また山の中の空気というのは違うものですね。

「すーーーっ」

と鼻から空気を思いっきり吸い込んで

体の中から癒されていく感じ・・・


朝方、散歩に出かけると

リスが現れました。

野生のリスを見たのは日本では初めて?!かも



満室だったのですが、

皆さん小さいお子様連れ

泣いてもわめいても イタズラしても

お互い様 お互い様  

みんな笑顔で 

誰に気兼ねすることなく



食事もおいしくて 



ハーブを使った野菜サラダが たーーーっぷりで嬉しかったぁ

朝はペンションオーナー奥様の手作りパン







お風呂も温泉 家族風呂で貸切

ダイニングにもベッドを用意してくれたり

お風呂にもベビーチェアが置いてあるし

オムツもミルクも綿棒も用意してくれている

赤ちゃん連れでもゆったりと過ごす事が出来たのです。







五色沼へも足を延ばしてみました。

標高800m近くで、天気が不安定でしたが、

沼の色はとても美しかった

ちょっと写真では表現しきれてないですが・・・

磐梯吾妻レークラインを通ったら

チラホラと紅葉も始まっていました。



この連休は

姉は親友のkさんとお出掛け 

もちろん母も着いて行かなくちゃダメですが、

母の運転で小旅行

とてもとても楽しい週末を送ったそう

いつも ありがとう Kさん  



10月終わりには

今度はみんなでお出掛け予定

お天気になりますように・・・


18クール目テモダール無事終了

2010-10-05 | 病気の話 

暑い暑い日々もようやく終わりを告げるのでしょうか。

今日も日差しは時折きついですが、吹く風はひんやりと冷たいです。

ここ最近は、お天道様が上に輝いている時にお豆ちゃんを連れて散歩に出かける事が出来る様になりました 

やったねぇ   



もう10月になっているんですね。

2年前に急いで帰って来た9月25日は、とてもとても蒸し暑く、空港から汗をかきながら姉の病室に向かったのを思い出します。



18クール目も無事に服用が終わりました。



昨日は雨上がりに母と姉とゴビーとお豆と私でお散歩に出掛けました。

いつもは太陽が昇ると同時に出掛けている母、姉、ゴビーの御一行様。

本日は雨が上がるのを待って行きました。

久しぶりに朝の散歩に同行いたしましたが・・・・・

いやいや、いやいや、その距離にビックリくりくり   夕方は20分~30分の散歩だったから。。。

時間にして1時間20分位 歩いたかな ~     軽く4㎞はあるのではなかろうか・・・・

確実に増えている・・・・

これは散歩と言うより、「ウォーキング」 ですな。

家の中では自転車漕ぎに精を出してます。 

10月末日の旅行に向けて、頑張ってるみたい 



さすがに、最後の方は姉はゆっくりのペースにはなってきているのですが、

アスリート母により、様々な声を掛けられながら汗をかきかき、前へ進むのでした。



「ゆっくりになるのも仕方ないよ。」 と私。

「いや、リハビリと言うからには進歩がなきゃダメなのよ!」 と母。

「筋肉がないんだから~」 と母。


少しでも早く歩けるように目標を立てているらしい。。。


ま、姉はマイペースなんだけれどもね 



姉は家族の中で唯一、運動をしない文科系女子である。

この病気になる前から運動とは無縁のヒトで、高校生以来、20年余り大した運動もしていないのではなかろうか・・・・

なので、3ヶ月間の入院生活から始まって段々と、筋力が落ちてしまい、

病気が発症してから半年後には、小さな段差も踏み越えられず、椅子からも立ち上がれなくなってしまったのでした。

トイレも立ち上がれなかったけなぁ・・・・ いつも母が一緒に入っていたし、お風呂だってそうだった。

でも 

今では2階に上がってくる事もできるし、椅子からも立ち上がれて、低めのソファにも座れるようになりました。



今後の課題は座敷に座ったり立ったり出来る様になることでしょうか。

ちょーーっと、これはきついんですね。

座るのは、かろうじてOKなのですが、、、立ち上がるのは後ろからグイッと持ち上げてもらわないとできないのです。



先生も、 「どんどん運動の量を増やして下さいな」  と仰っておられるそう。

始めの頃、母は、散歩先で転んだり、倒れたり、、、何かあったらどうしよう、と悩んでいたのですが、

「そうなったら、近くの人に助けを求めましょうよ、お母さん」

という先生の一言がきっかけで、 「そうか。そうか。そうだよね。」 と、どんどん どんどんと距離を延ばして行ったのでした。



それもこれも、母の愛のムチのおかげなんだな、と思い

二人の 「運動」 には口を出すまいと、見守って行きます