みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

クリスマスの贈り物

2009-12-28 | 楽しい日常
夫さんが家族みんなにプレゼントを用意してくれた。

クリスマスの朝に

カードと一緒に

玄関にプレゼントを積んでおいた。

姉には「お出かけ用の洋服」

病気になって体が少し小さくなってしまった姉は

あんまり外に着て行く服がなかったので。

とーーーっても喜んでくれたらしく、

あんなに物忘れが激しく、その日のお昼に食べた物も

1時間後には忘れてしまっていた姉が

朝、プレゼントを開けてから大分時間が経った夕方に

自分から夫さんに

「プレゼントありがとう」

を言った、と、目に涙を溜めた夫さんから私は報告を受けた。

そして母もうれし涙を流していた。

 ( … 母は いつも すぐ 泣くから珍しくないけど …)

言葉も思うように出ず、最近ではジェスチャーや顔の表情で

話の内容を把握しているのだけれど、

今回も一生懸命、言葉にならない言葉と共に

身振り手振りで色々な言葉を口に出していたらしい。

でも「ありがとう」だけはしっかり言ったんだって。


これが姉からの贈り物



それから、クリスマスから一足遅れて、、、 26日

 (予約が遅すぎて取れなかっただけなんだけど 

家の近所のイタリアンにディナーを

姉はプレゼントの洋服を身にまとい、少しおめかしをして…



東京で食べたらきっと○万円もするんだろうけど、

田舎なもんで、そりゃお得な価格ですな。



前菜より始まりまして…
 
 イワシのマリネ、スモークサーモンとポテトサラダ、パプリカの酢漬け、
 ムール貝、ワカサギのフリッター、ラタトゥイユ

          


生うにのパスタ 

          

お肉料理からは

牛ほほ肉の煮込み&マッシュポテト 
    
                濃厚で、柔らかでしたぁ ムフ
 
          

これは夫さんがチョイスした子羊の香草焼き
    
  久々のラムに下鼓 柔らかくてGoooooood 
    
    
          

      姉は仔牛のカツレツをチョイスしたのですが、
      これまた上にチーズが乗っかってて大きくて大満足  
      私は仔牛を初めて食したのですが、凄く柔らかいんだなぁ、と感心。



デザートは

チーズケーキと巨峰のシャーベット


          


これで4000円也 

なのですが、安くないでしょうか?

おいしい物は心が暖かくなりますね。



姉はフォークナイフがあまり上手に使えないので

お箸で頂きましたが、本当に目を見張るほど以前とは変わりました。

これもクリスマスの姉からの贈り物です。

クリスマス ☆ オーストラリア事情を振り返る…

2009-12-25 | つぶやき
               

      これは   昨年 オーストラリアにて の 「クリスマスツリー & ゴビー」

      そして 下は  今年 日本にて の 「クリスマスツリー & ゴビー」


                     
  
                    バージョン アーーーーップ 


何しろ、日本は安いです。

オーストラリアのツリー あれ中国屋さんで クリスマス後のセールにて購入

大きさ90cm で 2500円くらい。。。

日本のツリー セールでもなんでもなくて

大きさ150cm で 2500円くらい。。。

                    

いやぁ しかし

日本で2009年のクリスマス&新年を迎えるとは思っていなかったので

感無量です。

昨年の今頃は暑い真夏の国で、不安で不安で

自分の身の置き所をどこにして良いか分からずにいたな、と思い出します。

1年が経ったんだな… シミジミ

色々あったなぁー   ゴビーまで日本に居るとは…


                     


オーストラリアは25日のクリスマスの日はお店がほとんど閉まります。

スーパーもデパートも酒屋も。

仕方ない事ですよね、キリスト様の誕生日を静かにお祈りいている訳ですから…。



だからクリスマス準備は24日までに済ませないと

当日に 「あ、ビール足りない!」  とか 「卵ない!」 とか できない。

アルコールを買うにも、未成年者は親がいないと入店できません。

ちなみにスーパーやセブンイレブンにアルコール類は一切置いてない。


大人でも幼く見えれば、身分証提示を求められる、、屈強なガードマンに。

酒屋 とか レストランで。

特に日本人女性は30歳前後でも20歳以下に見られる事も多々あるわけで。

日本人女性は痩せていて とても小さくて子供っぽく見られるらしい。



ところで、 ここ2、3年は観光客のニーズに合わせて

お土産屋さんだとかレストランは開くようになったけれども、

レストランはバカ高い税金を取ります。

サーチャージだとか何だとか言って。

でも世界自然遺産の山や海の施設は閉まっており、

テーマパークもやっていないので、

観光客の方々は結構、困っている… 何もすることがなくて。

… というのは私がいた、ゴールドコーストの話。

シドニーは10年前の話だけれども、やっぱり観光ツアーはやってなかったらしい。

(by夫さんの話)


だから、日本のクリスマスは楽しい 

レストランもおいしい 安い 種類が豊富 

プレゼントも よりどりみどり 

うふふふふ

カールじいさん ♪

2009-12-22 | 楽しい日常
先日、映画を見に行きました。

姉が分かりやすい映画、と言う事で

映像も奇麗で、日本語吹き替え版があって、ストーリーも複雑ではないもの。

で、

「カールじいさんの空飛ぶ家」 

母は、

「じいさんの冒険を見てもなー」  (おいおい

なんてブツブツ文句を言っていたけれど、

一番、泣いて笑って楽しんでおりました…  


姉も、映画館内に響き渡るんじゃないか、っていう位の大きな声で笑うので、

隣にいた私は、ギョッとびっくりしたりもしたけれど、

私の夫さんも母も同じように笑ったりしていて気にしていない風。

私がいつも気にし過ぎるのね。 反省


とにもかくにも!

とっても ハートフルな 暖かな映画で満足です。



今まで、「吹き替え版は邪道」 なんていう 

邪道な考えを持っていた私ですが、

いやいや、ちょっと良かったです。

映画内に出てくる、例えば絵本の英語の表記までわざわざ日本語に直してあるし、

すごく凝っていて、びっくりしたし、で

英語や字幕スーパーに振り回されず、きれいな画面に見とれ、

ストーリーに終始とっても集中できました。


席も、姉にとって階段は大変やっかいな存在なので、

階段のない入口近く、身体障害者席近く だったので

かなり画面が近く、見にくいかな、と思ってたのですが、

いやいや、まったく。

見だしたら、そんな事は関係なし。

周りに人は誰もいないし、足は伸ばせるし、で

「こりゃ いいわ」 

と発見した次第でございます。



その後は、姉の大好物の 「お寿司」。

お寿司だけは食欲が フルスロットル  大フィーヴァー 

なぜだか。

前回、お寿司屋さんに行った時よりも

上手に箸を使って、こぼし回数も減り、軍艦も食べれていたし、

自分の主張を前面に押し出してかなり意思もはっきりしていたし、

楽しい、びっくりの穏やかな休日でした。


色々とショッピングなどもして 夕方に帰宅。

久しぶりにみんなで長い間の外出でございました。

姉は次の日も元気 モリモリ 


さて、今度はクリスマスですね 

      

母も癌検診 クリア

2009-12-15 | つぶやき
先週、母も年に何回かの定期癌検診に行ってきた。

普段の顔色も良好だし、元気だったので、さほど心配はしていなかったけど、

先生からもお墨付きをもらい、癌検診はクリアだった。



その病院は母が大腸がんを患った時に手術、入院した病院だけれど、

実は、姉が去年、体調の異変を訴えるやらでどうしようもない9月、

病院を幾つも回っている中の一つでもあった。

その病院は、姉の症状を

「精神的なもの」とみなし、
「緊急を要するものではない」と言い、

1ヶ月後に精神科の受診を勧めた病院である。

しかしながら、姉はその3日後だかに、緊急手術をしているのだけど…。


それを知った母の主治医はとても恐縮し、

「会議に掛けて、そのような事がないように、努めます。」

と母に言ったお医者さん。

なので、毎回、母が検診に行く度に姉の様態を聞いて下さる。

なんだか、誠意のある先生だなぁーと暖かい気持ちになる。



それはそうと、母は乳がんを12年前に、大腸がんを4年前に患った。

幸いにも2度目の癌は乳がんからの転移ではなかったし、

初期での発見だったので、今も元気にしています。


本当に、癌は初期発見が重大な事だと、母を見て思う。


乳がんは、子宮筋腫の治療中、血液の腫瘍マーカーが異常に高い事に気付き、

でも、その時は何が原因か発見する事が出来なかった。


って… それでいいのか?!
その病院は姉が一番初めに入院した病院で… 
やっぱり、、って感じかな。。。


で、変だな、と思ったのは

その時は食べても食べても、体重が増えず、減る一方だった事。

そして… それから、数日後、あの日を忘れません。

母と私と姉でテレビを見ている時、母が

「おっぱいがかゆい!」

とボリボリ掻いていると、

「あ!!」 と声を上げたのだ。

小豆くらいの大きさだった。

私は怖くて さわれなかった。姉はさわった。



大腸がんの時は、市で行われる定期健診で発見された。

検便に少量の血が混じっていたらしい。

元々、「血」くらいは少し混じるから、

「内視鏡の再検査なんて、痛くて嫌だから行かない」

と言っていたけれど、結局、念の為に 行った。

実は、軽いめまい、とかを訴えていたのもあったので。

そこで、すぐ発見された。

私はオーストラリアにいたんだけれども、すぐに飛んで帰った。


そう言えば…その3か月前に一時、私は里帰り帰国をしていたんだけど、

その時、駅まで出迎えてくれた母の顔を思い出すと…

ちょっと、顔色がどす黒くて、老けて見えてたなぁー、と…

それから手術も成功し、無事退院したんだけれども、

母の顔はつやつや輝き、50代後半とは思えない若返りを果たしたのでした!



そんな経験をしているので、

よく、顔を見る様にしている今日この頃です。

快調にテモダール終了

2009-12-07 | 病気の話 
とても快調です。



「ワンピース56巻買ってきて」

なんて言われて、買ってくると早速読んでいた。

とても笑顔で楽しそう。

お土産にドーナツも買ってきたけれど、

これまた嬉しそうだった。

今日の朝は、とーっても好い天気で

足の不自由さに、ここ半年ばかり行っていなかった

かつての散歩道を歩いた。

少し坂道になっている所。

でこぼこと段差が所々にある所。

「あー、体が軽いな。調子がいいよ。」

なんて言いながら気持ちよく歩いた。


そこを登りきると、

赤や黄が織り交ぜられた山々の間から

遥か遠ーくに富士山が見える。

真っ青な空と山とのコントラストがたまらなく美しい

合間に見える小さな富士山。

何百キロ離れてるんだろう?

空気の澄み切った朝にだけ見える年に何回かの贅沢です。

テモダール 10クール目開始

2009-12-03 | 病気の話 
今日はとっても冷たい雨
私は雨がそんなに嫌いじゃ ないです。

昨日、暖かな中、姉は1カ月ぶりの病院に行き、
血糖値も肝数値も問題なく、テモダールを服用する事になった。

ステロイドを止めてから

一時期は400近くあった血糖値も!!

今や

100以下、と通常範囲内におさまり、

ムーンフェイスもすっかり影をひそめ、

ステロイドの影響であった顔のブツブツも引いてきた。

一番の喜びは、「粗相」がなくなったこと。

そして、転倒もなくなった。

椅子やベッドから立ち上がるのも出来なかったのに、

今はスッと立ち上がる事が出来ている。

ちょっと言語障害が目立ってきたけれども、

でも目をみると、意識がはっきりしている事が分かる。

「足取りも随分しっかりしてきたね」

ニコニコと、先生に仰って頂き、

昨日の診療は穏やかな時間の中に過ぎて行ったのでした。




薬の「副作用」と言うのは本当に怖いんだな、と改めて感じている。



以前の医師は、何か問題があると、

それを解決する為の薬を処方し、

それによって出た副作用を消す薬を処方し…

まさに、恐ろしい悪循環。



姉の場合、こんなに顕著な神経膠芽腫にも関わらず、

頭痛、痙攣、吐き気というものが

本当に幸いにも「ない」のだが、

一般的な例に倣って、これらを抑える薬が処方されていたのであった。

だから、これも間違いではなかったのであろう、とは思う。


しかし…

あのまま以前の病院に通っていたら、

今頃は寝たきりになっていたでしょう、と言う事だった。

少しでも快適に毎日が送れるように

今度、姉の希望により、映画を見に行く事になりました 



しかし、どこの病院にするかの判断、医師の選択、病状の把握

どれが一番の最善な道なのか!?


1週間前の「世界 仰天ニュース」でやっていた

イギリスのしゃっくりが止まらない男性の話。

原因は脳腫瘍。

2年もの間、男性の掛かりつけの医師は見つけられなかった。


怖いものだ、と思った。


出会う医師によって、

自分の、家族の未来が変わってくるんだ。。。


それゆえ、セカンドオピニオンはとても必要なことなんですね。


でも、、

やっぱり、これもあれも結果論でしかないんだろうな。

信じていれば、全てが、一番の最善な道であるように思うから。

我々にも、もしかしたら、もっと違う選択肢があるのかもしれないけれど、

我々にとって、今が信頼すべきより良い道と思っているから。