みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

在宅介護へ向けて

2012-02-02 | 病気の話 

在宅介護に向けて

着々と準備を進めている。

母は家で姉の面倒を看たいと言う。

 

1か月前まで、

まさかこんな展開になるなんて思っていなかった。

再発は幸いにもなかったので、

状態はゆっくりとは変化はしていたけれど、

まさかこんなに急に認知症が悪くなるとは思わなかった。

 

淡々と迅速に進めないと、

姉も母も私達家族も倒れてしまう。

それくらい、介護って大変なんだな、と初めて経験して思う。

うちの場合は、祖父母も介護の必要がなかった。。。

 

それが、、、なんで、 それがよりによって、若い姉なんだろう。

 

いつかの何かの記事で

 (不確かで申し訳ないのですが、、、毎度のことながら… ・・; )

「介護の大変さ」

という内容の記事が投稿された。 それに対して

「介護をしたい、介護が出来て羨ましい」

という様な投稿が来て議論を巻き起こしていた事をふと思い出した。

 

自分がその立場になって、初めてどちらの気持ちもすごくよく分かる。

どっちも正直な気持ちだ、って思う。

 

でも現実ってやっぱり現実で、我々家族だけでは乗り越えられないだろうな、

とも切実に思う。

 

明日は訪問医療の担当の先生とケアマネージャーさんと面接、相談、計画を立てます。

 

1日の最後の訪問介護は夜の8時だ。

姉を主に担当して頂いている介護士さんは2人いて、

どちらも中学生のお子さんがいらっしゃるお母さん。

姉と年齢が近い方々で、色々と姉に話し掛けながら対応して頂いています。

好きな音楽や今までしてきた姉の仕事の話とか、

まるで姉が全てを理解しているかの様に。

それだけでも家族は救われる気持ちになる。

 

母の介護の悩み、これからの不安、、、、

色々な話を聞いて下さいます。

母は全面的に信頼を寄せています。

 

介護士さんも大変なお仕事だと思う。。。

すごいな と純粋に思う。

 

姉はなるべく寝たきりにならないように、頑張っています。

トイレも本当に大変で、、母の希望がなければ、終始ずっとオムツになるんだろうけれど、

何とか2人掛かりで立たせて行きます。

毎日、きちんと着替えもして、寝るときにパジャマに着替えます。

時間を掛けて、おいしい母の手作りのご飯も食べます。 (食べさせてもらいます)

 

私の娘、姉にとっての姪っ子のお豆ちゃん1歳7カ月ですが、

「りーたん りーたん」 と言って  

いつもすぐに寝てしまう姉の手を叩いて一生懸命話し掛けています。

「りーたん」は姉の小さい頃からの愛称です。

手がものすごく冷たくなってしまった姉は時々家の中でも手袋をしていますが、

手袋がないと、お豆ちゃんが姉に手袋をはめてあげます。

頭をイイ子イイ子 って撫でてあげる時もあります。

「おーーい りーたん ごにょごにょごにょ… ねっ!」 何を言っているか分からないお豆ちゃんですが

お姉ちゃんの膝を撫でながらお話しています。

お絵描きした絵をお姉ちゃんに 「じゃじゃーん」 と言って見せます。

時々お姉ちゃんの膝に乗っかろうとして、お姉ちゃんがびっくりした顔をします。

お姉ちゃんはじーーーっとじーーーっとお豆ちゃんを見つめます。

お豆ちゃんは、にっこり笑います。

 

姉は何を思っているんだろう。 

 

お姉ちゃんの声を、心を聞きたいです