みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

2010-01-27 | 楽しい日常
今、一番楽しみにしている事

「春」

お正月もそうだったけれど

6年振りに日本で「春」を迎える事は

我々にとって何よりもの楽しみである。

「桜」

それから

「冬の寒い空気から 上着を1枚脱いでみよう」

という

「暖かい空気に変わってくる空間」

「春の香り」

それを楽しみにしている。

オーストラリア 特に私がいたゴールドコーストは

四季がないと言っても過言ではない とても温暖な気候の所で

寒いなぁーと思っても昼間はいつの間にか半袖になってるし…

そして いつの間にか 暑くなってる 

だから 日本独特の四季を感じる事がとても楽しみです。



それから…

春を過ぎて初夏を迎える頃

私たち家族に 順調にいけば

新たな命が加わります。

結婚5年目にして 待望の赤ちゃんです。

「できにくい」

と言われ今年から

「不妊治療を始めましょう」

と言われていた矢先の赤ちゃん。

夢じゃないかしら と 皆が涙して喜びました。

環境を変えると良い、と言われていた事がまさに本当になりました。



でも 今まで 結構 色々ありました。

切迫流産で2ヵ月の安静時期があり、

更にその危機を脱したと思いきや 今度は

「前置胎盤」と診断され 大学病院へ転院。

ずっと薬を飲み続け、赤ちゃんは大丈夫?という状況が続いて。

今、ようやく安定期を迎えました。




私には持病の婦人病が幾つかあったため 

赤ちゃんにはちょっとタフな環境だったみたいだけれど

でも それでも必死に私にしがみついてくれている赤ちゃん

初夏を迎える頃 家族みんなが幸せな気持ちで赤ちゃんの誕生を待っています。


夫さんの家族にとっても私の家族にとっても

ここ数年は誰かの病気の心配をしているばかりだった中での

久しぶりのHappyなニュース 

更には

初めての小さな命の誕生で 皆が涙して手を取り合い喜びました。

もちろん 姉も「叔母」になる準備は万端です。

「おばちゃんとは呼ばせないよぉ~」

って言ってます。

抱っこの勉強もしてます。



「新しい命」と「頑張る命」

共に長く強く続いて欲しいと

毎日 祈るばかりです。

最近の変化

2010-01-21 | 病気の話 
一人で立ち上がる事 

階段の昇降に時間があまり掛からなくなった事

意思ある会話が少しずつ可能になってきている事

言葉の数も多くなった事

それ以外にも少しずつ良い変化が表れています。

まず、

「日記をつけたい。」

と、新年早々 日記をつけ始めた事。

可愛らしいミッキーマウスのスケジュール帳で

日記と言うには程遠いけれども、

「富士山を見に行った。」

「映画を見た。」

とか 一文だけの毎日の記し。

学生時代に居眠りしながら一生懸命書こうとしていた様な文字が並んでいる。

つまりは「ミミズが這った様な文字」 というやつだけれど

それでも、そういう気持ちになったのはかなりの前進である と 思う。


先日、「奇跡体験アンビリーバボー」で

「高次脳機能障害」の男性についてやっていた。

もちろん 病気の種類は違うから、今後の回復具合などは比較の対象にはならないけれど、

彼が行っていた「毎日 新聞の記事を書き写す」を

姉も真似をして行う事になった。

その男性が書く字は とってもきれいだった。

手紙も今では書く事が出来ている。


脳には解明できない機能や未知の世界がまだまだあるから、

何かをする事は決してマイナスにはならないんだな と考えさせられた。


昨日も「19年間 植物状態だった男性が目を覚ました」というエピソードを

テレビでやっていたけれども、

何も反応がない 気の遠くなる様な19年間

医学的に目覚める事は不可能と言われながらも 

家族はずっと変わらず話しかけ男性を支え介護を続けた。

傍からは何の変化もないように見られたその男性の脳は

ずっと働き続けていたという事実。

19年目に目覚めた。



そして… 今までは当たり前と思っていた「脳の働き」は

毎日の姉を見ていると当たり前とは感じない 

でも それと同時に

ハッとさせられる事が本当に多い。


姉の病気も こうして毎日 刺激を与えて 活性化させる事によって

治ってくれないか … もしくは 治るのではないか

と思ってしまう。

「アバター」

2010-01-19 | 楽しい日常
先日、話題の「アバター」を見に行きました。

「SF」な作品は、私の好みにあまり合わないのですが、

テレビ画面から流れる幻想的な映像に心を奪われて

昨年の秋頃から「見たいなぁ~」 と思っていた作品でした。

しかし…、公開から月日が流れ… 次第に私の「アバター熱」も冷めた頃、

「スターウォーズ」の熱狂的ファンの夫さんの熱意に押され

見に行きました。

母と姉も一緒に。


すると 何と言う事でしょう!!

私が一番感動していた様に思います。

3時間の長時間上映にも関わらず、時間を忘れてしまった 

姉も素晴らしい映像と大音響に大満足の様子。

「面白かったねぇ~ 良かったよぉ~」

しかし… 上映後 トイレで会った団体のおばさま方は口々に

「あー 長い映画だったぁ… 疲れた…」

と仰っておられたので、さほど満足されていないのか

「人それぞれ」 と いう こと ですね。

我々は大満足に映画館を後にしたのでした 



そして…

帰りはもちろん  「お・寿・司」 (回りますけれど…)

私は   「イタリアン」が良かったのですが、姉の熱意に負けて…
 



良く晴れた 1月のある暖かい日の出来事でした。

第11クール目 テモダール無事終了

2010-01-12 | 病気の話 
薬をなくしてからというもの、

本当に姉の体調は目に見えて快復し、

血糖値も普通値と変わらず、

お風呂に入っても一人で立てなかったのが

今ではスクッと一人で立ち上がる事ができ、

椅子からもスンナリと立つ事ができている。


一人で外に出たり、ましてや働く事なんて到底 無理だけれど、

でも毎日を楽しく、規則正しく、過ごしている。

物忘れの度合いも大分良くなってきているのかな、と思います。

言葉は上手く出ない事もまだ多いけれど、

それでも意思ある会話が成り立っている、と感じます。



昨年末 28日に2009年最後の検診をしました。

新型インフルエンザの注射も無事に終えました。

MRIの結果は前回同様、白い影は依然としてその場所に居座っているけれど、

大きくもならず、悪さもしていないという結果であった。


これは、2008年9月に1年という余命宣告を受け

昨年の2009年夏頃には顔もパンパンに膨れ上がり、

尿失禁や便失禁もしてしまったり、

歩くのも起き上がるのも精一杯だった姉を見ている我々にとっては

本当に、本当に喜びの結果であり驚異の快復であります。


先生の取り計らいにより、

大みそかからのテモダールは

「思いっきりお正月を楽しんで

と言う事で、三が日を過ぎた4日からとなった。

そのテモダールも無事に飲み終え、

副作用らしい副作用もなく、

便秘もなく今日に至っています。



仕事をバリバリこなし、おしゃれをして出掛け、

AV機器類を器用に使いこなし、家の電気系統配線も全てやっていた姉は

もうここには居ないんだけれども、

でも、それでも

ここにこうして座って笑っていることがとても貴重に思います。


なんと表現していいのか分からないのだけれど。


本当にありがたく、貴重に思っています。



このまま続くと疑いを持たなくなってしまった。

このまま続くんだろうな、と確信に似た気持ちをみんなが持っているから

何かあったら、なんて想像できない。

新年明けまして

2010-01-06 | 楽しい日常
2010年も明けまして もう既に6日 経っているんですね。

              

              
クリスマスから大みそか、お正月と

ついつい 「休みましょう」 モード に入ってしまい

気がついたら、お正月も過ぎ去って 

お仕事始めを迎えてしまいました 

私は6年振りのお正月を日本で迎えましたが、

昨年、お祖父さんを亡くしたものですから、

静かな静かなお正月でございました。

とは言っても、長寿で逝きましたら、しんみりとした雰囲気があると言う訳でもなく、、

6年振りのお正月に母もお料理は頑張ってくれまして

つきたてのお餅やらお節やらを堪能致しました 


                       

 ゴビ君  晴れ着姿 
              「日本の冬は寒いです~  」

 見事な晴天だったので 元日は羽織袴のゴビ君を連れて (←笑われた…)

 富士山を拝みにお散歩 

                見えました!! あっぱれ~  


           昨年は 夏のお正月だったので 浴衣です 

                 




うちは、母がテレビで見たという、
「揚げ雑煮

と言うのが定番になっており (地方独特とか関係ないです)

ただでさえ、カロリーの高いお餅を油で揚げてしまうので、

我々の体重は増加の一途を辿ったのでした…

でもね、これが本当においしいんです 

カロリーの高い物はおいしいんです


姉はそれはそれは おいしそうに 

そのほか、

納豆 大根おろし 

更にはあんこにきな粉を つき立てのお餅にまぶしまして…

私はあんこときな粉が苦手なので、

「良かった嫌いで」 … と皆の食べっぷりを見て思ったのでした。



そんな こんなの お正月

いわゆる 寝正月 

だから姉も私も夫さんも見事に体重増加 

お正月明けは私も姉もウォーキングに精を出すのでした…

             
                  

でも これも 笑顔で新年を迎えられたから

昨年の今頃はこんな2010年があるなんて思っていなかった

手帳を買う時に… 「2010年は…」って悲しく沈んでいた事を思い出す。

来年もこうしてみんなで笑顔で迎える事ができますように

 1日1日を大切に過ごして行こう 

                   

皆様にとりましても 元気に笑顔いっぱいの1年となりますように

お祈り申し上げます

今年もどうぞ宜しくお願い致します。