みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

手術の傷跡

2010-08-27 | 再発 ? 2度目の入院
前回の傷跡は、

左側

おでこの真ん中あたりの前髪の生え際から耳の後ろ位まで

かなり広範囲に渡っている。

それから放射線治療を施しているので

その傷口付近にはなかなか髪の毛が生えてこなかった。


手術から2年が経ち、ようやくベリーショート位までになってきた。


それでも、放射線治療の影響でまだちょっとまばらな所もある。



今回もまた剃髪するのか・・・ と思っていたら、

そんな事はいっさいなく、

傷口も1cm位。

しかも前回の傷口の上からして下さっているので、

新たな傷が出来ないで済んだ。



今日の朝、顔を見せてくれた姉のおでこに

「冷えピタ」が貼ってあったので熱でも出たのかと思いきや・・・

それは手術跡の絆創膏みたいなものだった 


「あ、そうか、手術したんだ。」

と思った。

でも「冷えピタ」サイズで大丈夫ってすごいなぁ。

痛みもなく、痛み止めも飲んでいないんだそうだ。



抜糸の予定は来週の水曜日。

傷口の治りが遅い場合は更に日にちは延びるそうだけれど。
 
抜糸するまでは髪の毛が洗えないんだけれども、

それでも毎朝の日課である散歩には行ってます。


「髪の毛洗わない位大丈夫だから!だから散歩は続けてね!」

と先生に言われました。



おねいさんは毎日、4回~5回も2階に上がってくる。

お豆の顔を見に来ることもあったり、

母が買ってきてくれた牛乳1本を届けに来てくれたり、

特売の広告1枚を届けに来てくれたり。

母の伝言を伝えに来てくれる事もあるんだけれど、

2個以上の用事は忘れてしまいます。

だから、最近は母が言った事を忘れない様に、

姉自身でメモに書いて2階へやってきます。

ミミズが這った様な筆圧の弱い文字だけれど、しっかり私に伝わります。



以前2階に住んでいた頃よりも階段を使っているので、
かなりこれも良いリハビリになっています 

退院してしまいました

2010-08-25 | 再発 ? 2度目の入院
な、な、なんと、、、

術後2日目にして退院しちゃいました。

びっくりしました。

今日は母も午後の面会時間に合わせて病院に行ったのですが

到着後すぐに看護師長さんから

「もしかして、今日退院になるかもしれないわよ 

と言われたそうで、私にすぐメールが来たのであります。


びっくりした・・・


先生は外来にいってらっしゃるので、

取り合えず、今日中にやらなくてはいけない点滴を

看護師さん達が取り計らってくれて、次々とやってくれた。


なので、先生と会う頃には、もう退院の準備が整っており、

もう先生の了承を得るのみとなっていたのでした。




傷口はわずか1cmほどで、痛み止めの薬も処方されていますが、

以前の手術跡の上から切り、他の脳を傷つけない様にしているので、

様々な後遺症を最小限に抑える事が出来ているらしいです。

だけど、同じ場所を切っているから傷口の治りは遅いのですが、

それでも後遺症が少ないと言う事の方が我々にとって、とても喜ばしい事です。

そして、再発と思われていた所、つまりは壊死をしていた白い影を

全て取ってくれました。


「明日からの生活は?」

と尋ねると、先生は

「品行方正に!」

と仰ったそう。

まあ、それは冗談だとして

「明日の朝から早速また散歩をしていいですからね。」

と言われたそうです。



この回復力は、

母と姉が毎日毎日、

雨が降っても雪が降っても傘をさし、大みそかも元旦も

転ぼうが、何しようが散歩に行き、

一日一日、距離を延ばして少しずつ積み重ねて行った証なんだな、と思いました。


ついこの間も水たまりを飛び越えられなくて、

尻もちをついてビチョビチョになって帰って来たけれど。


毎日の生活でも甘やかさずに

眠くても、台所の手伝いをさせたり、色々とやっていたからかな。。。


頑張ったね、ねいさん。


今日は暖かい嬉しい涙が出ます。




それにしても10日ほどの入院予定だったので、

かなり荷物を持ち込んでいました。

まさか今日退院するとは思っていなかった母は

車まで3度も荷物を運び、

姉はパジャマで退院となったのでした 


明日は私もそして親友のKさんも一緒に病院に行く予定でした。



でも、もちろん、良い方へ外れるのなら 

みんなハッピーです 



皆様、応援して頂いてありがとうございました。

皆様の声が届いたかのように、、、

姉は元気に退院しました。

ありがとうございます。

術後、順調

2010-08-24 | 再発 ? 2度目の入院
今日の朝、ICUから一般病棟に移りました。

母は6時20分に家を出て病院へ向かい、

朝食から姉に付き添っています。



看護師さんからも

「昨日、手術した人に思えないですよ! 

と笑顔で言われたそうです。

尿管も取れ、食事も普通食で

点滴を持ちながら、自分で歩いているそうです。


先ほど、姉の写真が届きました。

私と夫さんが選んだピンクの花柄のパジャマを着て笑ってました。


心配されていた言語障害もどうやら以前より悪化していないみたいです。

とても元気そうです。

再発?ではない?

2010-08-23 | 再発 ? 2度目の入院
予定時間よりもちょっと掛かって

手術が終わりました。

13時30分位。

3時間30分掛かったんですね。

直径1㎝位の穴を開けただけでした。


そして、それから忙しい先生が丁寧に説明をして下さいました。

この後、外来もあるらしいのですが、

お医者様には本当に頭が下がります。

すごい集中力と体力です。



ところで、今の所の病理結果なのですが、

驚いた事に、再発ではない可能性が高いのです。

「腫瘍が増殖してしまった細胞ではない」

との結果だと言うのです。

念の為、3か所の細胞を病理検査に回したそうなのですが、

全ての結果がそのようでした。

つまりは

「放射線による壊死」

と言う事になります。

実は手術前はその可能性は低いと言われていたものですから・・・

先生も驚いていたみたいです。


母はもちろん、ポロポロ泣いてます。


私はホッとしました。

まさか、こんな結果を迎えるとは思ってもみませんでしたから。


ただ、明日、また詳しくMRIかCTで調べるそうなので、

明らかな結果は明日、ということになります。


でも先生は

「機械で計算して除去したい細胞を見定めていますので、ほぼ今日の結果で間違いないと思います。」

と仰っておられました。


それにしても・・・

本当に一喜一憂の一日です。


良かった。本当に良かった。


姉はまだしっかりと覚醒していないので、

後遺症の有無は分かりませんが、

きっと明日、元の姉で目が覚めるような、そんな気がしています。


今日は、もう姉はICUに入りましたので自宅に戻ってきました。

母も休まないと。



みなさま、暖かいお言葉を本当にありがとうございました。

残暑厳しいです。

皆様もお体に気を付けて下さい。

ナビゲーションシステム手術

2010-08-23 | 再発 ? 2度目の入院
先ほど9時過ぎ、看護師さんに付き添われて

姉は自分の足で手術室に入って行った。


今回の手術は

「ナビゲーションシステム手術」

という術法。


術前に撮影されたMRIの画像上に

手術器具の先端をリアルタイムで表示し、

目的部位に正しく導く画像支援ナビゲーションシステム


正確性が増し、低侵襲にて、より安全に手術が行えるそうです。



今回は右前頭葉

言語を司る部分がある為、最短距離だと言語分野を傷つける恐れがあるので

少し遠方からのアプローチになるという。


でも先生は姉が女性であると言う事も考えて

伸びてきた髪の毛を剃らず、また傷口も目立たなくするようにして下さると言う。

前回は意識が朦朧としていいる中、

自慢の栗毛色のセミロングが刈られ丸坊主になった姉を見て、、

私と母は涙が止まらなかった。



以前の病院ではこの様な高度技術の手術は出来なかったし、

こんな治療法の提示もなかった。

そして、今回は腫瘍を取って、その細胞から遺伝子解析を行い、

どの様な薬(抗がん剤)が適合するのかという検査も行う。



今回の手術は安全性が高く、2~3時間ほどで終了する予定。

12時から13時位までには手術室から出てくる。



目覚めた時、今までの姉でありますように。


どうか、言語と知能をそんなに奪わないで

入院していざいなくなると。。

2010-08-22 | 再発 ? 2度目の入院
姉がこの家から離れて病院に居ると思うと、

一気に、家の中の雰囲気が変わりました。

ここまで緊迫して、色々な不安が噴き出してくるとは。。。

そうですよね、実際。


みんな、姉がこの病気を告げられた時の

2年前の9月終わりの事を思い出してしまっています。


あの時のショックな気持ち 

怖い気持ち

絶望的な気持ち



姉が居る間は

姉の天真爛漫な部分に甘えていたんですね。




病気について出来るだけ調べて、治療法も模索して

セカンドオピニオンにも幾つかの病院に行って

今の先生とも納得できるまで話をしてきて、

事実を知っているから、

やっぱり、どうしても不安な事、暗い事、

考えずにはいられなくなってしまう。

家族内でもやっぱりそう言う事は話し合ってしまう。


ストレスが、、こんなにも溜まっていたんだな、って。


母もかなりハイな感じになっている。



母に

「あんまり付き添いに関して無理をしないで。。。自分の体の事も考えて」

とお願いに近く言ったんだけれど

「出来る時にしてやりたい」

と言う。

その言葉の意味を汲み取るとやっぱり涙は出て来てしまう。



暗く考えないで、明るい未来を、きっと良くなる

そういう思いももちろんあるし、そう信じようという私達もいる。

でも、やっぱり正直に言えば、

あらゆる事態にも備えていたんだな、と

いつもは明るい母の今日の姿を見て思ったし、

自分もかなり落ちてるんだな、と思った。



幼くなってしまった姉が今、病院に一人でいる事を思うと

どんなにか心細いだろうと涙してしまう。

帰りがけも母の体を触っていたって。


どうにか、私が元気をあげたい。


だから、やっぱり私も夜中一人で泣いてしまう事がある。

夜は怖いです。


実は未来を考える事も怖いです。


ちょっと自信のない夜です。


でも全力で支えます。

外泊です (^^)v

2010-08-21 | 再発 ? 2度目の入院
外泊の許可が下りて、

「1泊だけよ」

と言う所を、

「先生、やる事ないし、何とか日曜の午前中まで」

と母の持ち前の明るさと勢いで迫ると、

「仕方ないなぁ~」

と先生に言って頂きました 

ありがとございます。。。


今朝も病院の看護師さんから電話が掛かってきて、

私が代りに出ると、すぐに

「妹さんですか?」と言われ・・・

母よ、時間がない中、どこまで病棟の看護師さんと家の話をしたんだい

と、母のお喋りに、何と言うか、感心したと言うか、つくづく、凄いな、と思ったり。。。。

はぁ~ 

まあ、それでいつも、あれ、なんですが。

病棟でもほとんどの看護師さんと親しくなってしまう。

「いつもお母さん元気ね!」

と言われるアタシ。


母と同じノリで看護師さんが親しげに話しかけてくれるんですが、

時々アタシは戸惑います 

が、、、、

まあ、最終的には結構 助かってるかな。

夫さんも

「花のお母さんはあれは特技だね。うらやまし」

といつも感心してる。。。




金曜日は朝から検査、検査で帰宅は夜8時近くになっていたけれど、

母も姉も、もうそれはそれはご機嫌で

「帰れたよ~

とさ。


頭には手術の為のマーキングがされていて、

ピップエレキバンみたいなのが10個くらい貼られてて

姉は笑いながら、

「見て見て~

なんてやってるし



ああ・・・・・・ 本当にこの人は重大な病を抱えているんだろうか・・・。

この手術が終わったら、完治する、

そんな病気なんじゃないんだろうか、

そう思ってしまってた。


真剣に考えるまで。


でも、。。。

でも、考えないしようね、今は。

今は治る為に入院するって

姉の様に信じよう、と思う。




病院で暇にしている所を

今日は有意義に休日を過ごす事が出来ました。



・・・姉のリクエストで先月の誕生日に引き続き、お寿司、行っちゃいました。 

姉の大好物。

まあ、回りますが、私達が行くお寿司屋さんは  エヘ

隣の席の人から 

「すげぇ~ 食べてる・・・」

と言われてしまったよぉ  

ねいさんと、夫さん、すごく食べてたねぇ  




明日は11時までに病院に帰り、

午後から手術の為の点滴が始まるそうです。



今日は姉に、

奇麗なピンクの花柄のパジャマと

キュートなチェックのパジャマを

夫さんと選んでプレゼント


病院でも明るく、オシャレにね 


とーーーーっても喜んでくれて

すぐその場で着てました



いつもは病院の寝巻を借りているんだけれど、

今度の病院の寝巻はジンベイみたいなお腹の脇で結ぶ形のもので、

どうしても姉は自分で蝶々結びが出来なかったので、

急遽、パジャマにする事にしたのであります。



あとは、姉も一人で大丈夫であろう、と。

と母が申しておる。。。

まあ、大丈夫って言うなら大丈夫か。

明日から入院です。


皆様、暖かいお言葉本当にありがとうございます。

皆様もどうか暑さに体調を崩されませんよう、ご自愛下さい。

私も皆様が楽しい時を笑顔でたくさん過ごせますよう、願っております。

私達も頑張ります。

元気よく入院

2010-08-20 | 再発 ? 2度目の入院
元気よく、と言うのも変だけれど

姉はいたって元気に笑顔で

「行ってきまーす」

と家を出て行きました。



朝6時30分・・・

早いぜ、母 

まあ、いつもの事だけれどね。

せっかちの母は早め早めの行動。

早め早めも かなり早め

「10時に入って下さい」

と言われ、片道1時間弱の道のりを、なぜに6時30分



まあ、いつもの母だ。


8時半の検査でも7時には病院にいるようにしてる、うちの母は。

あたしは逆に、ギリギリに入ってのんびり待つタイプ。



今日は検査づくめで、早く始めて早く終わって

土日はやる事がないんだから、

今日、姉を連れて帰れるなら連れて帰ってくる!と張り切っていた。




私と母の心配は幾つかある。

高次脳機能障害になってる姉


まずは、食事。

一人でうまく食べれるかな。

この間は杏仁豆腐に麺つゆをかけちゃったし。。。

水分は促さないと摂らないし。


シャワーは一人で大丈夫かな。

家ではよく裸で歩き回っちゃってるから。

その辺は母が病院に

「家族が来てからシャワーを」

と言ってくると。


トイレも大丈夫かなぁ~。。


トイレットペーパがなくて、やっぱりそのまま出てきちゃったしな・・・。


まだまだ30代の女性、いやいや、何歳になっても女性、

心配しちゃう。


そこの所を朝、姉と話したけれど

「大丈夫だよ~」

って言ってたから、家と外の区別はつくんだろうけど。


母は結構、呑気だったな。

「看護師さんに十分お願いしてくるから!」



母が泊まりの付き添いをしたいと病院に申し出ると、

まず、大部屋では出来ない と言う事。

また 完全看護なので、患者さんが痙攣などで暴れない限りはお願いしない、とのこと。


では、個室を、とお願いをしたら、

個室は順番待ちらしい。

一応、リクエストは入れておいたけれど、

多分、回ってこないと思いますよ、とのこと。



病院近くのホテルを探してそこをもしかしたら予約する事になるかもしれない。


でも片道1時間弱、夫さんも手術の日は休みを取ってくれたから

母も気持ち的にも体力的にも随分 楽になったと言ってた。


まずは周りも体を壊さない様にしないと。


おねいさんは今の所、問題なく、順調に検査を行っております。

手術~今後の予定 

2010-08-17 | 再発 ? 2度目の入院
今後の予定

  8月20日 金曜日 入院

  8月23日 月曜日 手術

  8月29日 日曜日 抜糸、退院



今回は右前頭葉に腫瘍が確認された。

8月2日の時点では7㎜であったのが、

更にまた少し大きくなっており、、、、

やはり この腫瘍の増殖は早いんだ、と事実を突き付けられた。

先生は でも手術は

「また、毎日散歩もして、おいしい物もたくさん食べて、色々な所に行く為に」 

と仰って下さって、姉もニコニコしている。

姉はちょっとした旅行の様な気分らしく、少し嬉しいらしい・・・。

母が

「これはもっとたくさん悪さするんでしょうか?」

と聞いたけれど、

先生は

「その悪さをする前に摘み取ってしまうんですよ」

と仰った。



「生」 に対しての考え方が一緒のこの先生に託して

私達は本当に気持ちの負担が軽減されている。



また

「言語障害」

 と 

「活動能力の低下」

が発生するかもしれないらしい。



昨日、姉と電話越しに話したけれど、

あんまり会話が噛み合わなかった。

噛み合わない、と言うのはちょっと違うのかもしれないけれど、

会話が進まなかった。

言語障害が最近、著しいので、うまく言いたい事を伝えられない。

隣に居る母に伝えてね、と言っても

うまく伝えられなかった。

そう言葉が出てこないのです。



今までは目を見て体も使って、顔を合わせて会話をしていたから

そんなに不自由に感じた事はなかったんだけれど、

電話で話してみて改めて病気を知った。



夫さんのお母さんも手術かもしれない。

私の母。

9月最初の月曜日に大腸の内視鏡検査。

姉の今後の経過。




考えると・・・もう

「負の泥沼」

に陥りそうなので、考えるの止めよう。

そう、考えるのを止めよう。

今は少しだけ、止めよう。

いずれ、嫌でも考えなくちゃいけなくなる時はくるんだし。



お豆ちゃんの存在、夫さんの存在、それが私を普通でいさせてくれる。

そして、私は母を支えよう。

病院へ

2010-08-16 | 再発 ? 2度目の入院
今、病院へ行きました。

8月16日 月曜日

16時30分からの予約で機能的MRI

どうしても時間の掛かるこの検査は

一日の終わり、予約の最後にしかできないそうです。


それから

先生とのお話

帰宅は21時過ぎるでしょう。


これからの予定が決まります。



来週の月曜には手術になる可能性が高い。



私が怖がっても仕方のない事だけれど。



昨日はみんなでステーキハウスに行きました。

姉も元気にモリモリと食べていました。


病気と言う事を忘れてしまう。



昨晩、


ふと、なんだか 



夏休みが終わっったような、



そんな気持ちになった。