みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

入院生活

2011-02-05 | 4度目の入院

母は美容師免許と調理師免許を持っています。

美容師免許は高校卒業してから

調理師免許は料理好きが高じて、

乳がんを患ってから50歳手前で

昼間働いて、若者と一緒に夜間コースに通って取得しました。

とても大変そうだったけど、楽しそうでしたよ~

学校終わりに若者と飲みに行ったりもしてて

 

いい資格だなぁ~といつも思う。。。。 

私もそうすれば良かった。。。と今は、思う。

あ、今からでも遅くないかな?

どこでも生きていけそうな。

そう、オーストラリアもこの2つの内のどちらか1つでも資格を持っていれば

永住権の申請ができるし。

 

いつもいつも美味しいご飯が食卓に並びます。

 

そして、姉の髪の毛も自宅で切ってあげました。

 

ショートヘアにしたことのない姉は髪の毛を伸ばしたいかな、と思って

2年半前の手術の時から伸ばしっぱなしにしていたのですが、

 (それでも、やっとこさ、耳が隠れるくらいの長さで おでこは放射線の影響で髪の毛がなく…)

やっぱり揃えた方が良いかしら、と母が先日切りました。

すると、むかーーしの内田有紀ちゃんみたいな可愛らしいショートヘアになっていて

とてもサッパリとしておりました。

病院ではいつも可愛らしいパジャマを着ています。

年齢よりもだいぶ若く見えるみたいで、

時々20代と間違われることもあります。

そう言えば、、、

学生の頃、同じ美容院に行っていた時、いつも私が言われてました。

「妹さんが先日来てたわね~」

と…。

「私が妹なんですよ~」

なんて。 結構、色々な人に言われてました。

 

今までの入院生活の中では一番しっかりしているみたい、と母が言っておりました。

良かった。

それだけでも ホッとします。

 

高次脳機能障害で洋服もきちんと着れないし、一人での食事もままならないし、

ちょっとした日常の何てことない当たり前のことがほとんど出来なくなってしまった姉が一人で病院にいることを思うと

本当に幼い子供を一人病院に置いて来てしまっているような そんな切なく胸が締め付けられる思いですが、

幾分かでもしっかりと過ごしていると聞くと本当にホッとします。

 

今日も母と姉はお豆ちゃんのために絵本を選んでくれました。

 

そう、腫瘍が悪化したわけではない姉はソコソコ元気で

リハビリも兼ねて母とよく色々と歩き回っているみたいで (笑)

ホッとしています。

 

でも、お豆ちゃんの名前は覚えることができません。

でも、お豆ちゃんが妹である私の子供であることは分かっているし、自分がおばちゃんであることは分かっています。

ゴビーの名前も 以前まで居たビーグルの「ファンキー」という名で呼んでます。

でも、ゴビーがファンキーでないこと、私たちがオーストラリアから連れて来たことは分かっています。

だから、何度も何度も同じことだって説明します。

理解力が衰えたわけではなくて、記憶の機能が病気で少し低下してるだけなんだから。

 

この間もお豆ちゃんが一緒にいて危ないから電気ストーブは使わないでね とお願いしたのですが

1分もしない内にゴソゴソと電気ストーブを出してきて点けます。

それを何度も何度も繰り返しました。

でも最終的には完全に理解し、記憶してこの繰り返しの顛末もおさまりました。

これでいい ですよね。

 

明日はお豆ちゃんと夫さんとで訪ね、お昼御飯に外出します。

今回は外泊は無理だったので、せめてランチね。

手術は月曜日です。

2時間くらいで終わるみたいです。

そして、うまくいけば、3、4日で退院もできるらしくて!

来週の今頃は家で安心してお母さんの隣で眠れますように ・・・