みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

4度目の入院

2011-02-01 | 4度目の入院

今週の金曜日に入院することになりました。

昨年8月に手術した傷口がいまだに治らないんです。

放射線を最大限、照射した所だったので、どうしても治りにくく、傷口がくっつかないらしいです。

でも感染症にはならずに済んでいますので、まだ良い方なのかな、と先生も仰っております。

 

姉は、、元気、、だと思います。

ただ、、昨年12月25日頃から、ちょっと所々で体の不自由さを見ます。

特に夜の排泄がうまくいかなくなってしまっていました。

少し、足の動きがギコチナクなったり、ボーっとしてしまうことが増えていました。

 

そんな姉のことを、、ブログに書く気持ちになれず、今に至っております。

なんて書いていいか分からなかったのもあるし・・・

うーーん

それよりも、私たちは、

姉がこの恐ろしい病気になり

高次脳機能障害になってからの2年半という月日で

少しずつ変わって来ているのかな、と思いました。

今はうまく言い表せないけれど。

 

良い意味で変わって来ているのかな、と思います。

 

仕事をバリバリやり、あまり愚痴も言わず

栗色の艶々した髪を丁寧に手入れし

可愛らしい洋服を着て東京に通っていた

どこにでもいるOLだった姉の姿はもうどこにもないけれど

 

それを思い出すともちろん苦しく、病気を憎らしく、悔し涙も出るけれど

でも それよりも

力強く 今の姉を見つめて共に生きようという思いの方が強くなったような

そんな 気がします。

 

それが意識してするようになったわけではなく、自然になったような

 

でもそれでも これから きっと色々な気持ちの変化があるんだろう と思うけれど

今、この一瞬 一瞬が姉にとって 楽しい笑いのある時となりますように

 

そして、

姉は今は何とかまた元に戻りつつあります!!

そんな事になっても、この1カ月、母は毎朝の散歩を欠かさず行っておりました。

 

元旦も 雪の日も 

 

夜も、なるべくオムツを履かせたくない、という母の強い思いで

3時間ごとに姉を起こしてトイレへ連れて行き、時々粗相はありますが、でも女性らしい下着で過ごしています。

私はオムツでも良いのでは なんて思ったけれど

でも こうして自分にも 小さいですけれど娘ができて、母の気持ちが分かるようになりました。

 

そうですね。

お姉ちゃん、きれいな下着をつけたいよね。

 

腫瘍の方は

実は昨年の8月の手術以来、治療らしい治療をしていないのですが、

あまり変化はないようです。

少し白いモヤモヤが見えますが、これも壊死したものだろう、ということでした。

今回の傷口の再生手術が無事に終わったら

またテモダールを再開します。

半年以上ぶりのテモダールですから、よりまた強く効いてくれるのではないかと期待しています。

さらに、テモダール以外に、副作用が少ないという新薬も出たらしく、

それも試してみようか という将来の展望もあり、

我々は少し明るく、少し希望に満ちています。

 

昔の姉はどこにもいないけれど 

こんなに若くてこんなにひどい病気になってしまったけれど

でも明るく笑顔に満ちた毎日を送ろうと

改めて思っています。