勝手にしあわせになってるかも 〜旧、明日はもっとしあわせにするぞ〜!〜

今日はマヤ暦的にはどんなエネルギー?
日々の暮らしの気づきとともに綴るマリマヤ便り

〈マヤ暦 K139〉私の膝の上に、いるのはどなた???(怖かったけど、怖くなくなった話)

2017-10-08 18:30:18 | 不思議な話
☘️10月9日(月)☘️
K139 青い嵐・青い猿・音9
嵐のような変容のエネルギーで
周りを巻き込む「青い嵐」
困難なことも「遊び心」で乗り越える「青い猿」
幼子のような純粋さを持ち続ける「音9」

自分にねぎらいの言葉をかけてあげる日。
嫌いなものを嫌いと言い、
好きなものを好きと言ってみよう。
自分の正直さを素直に認め、
さらに奥に隠された感情に気づく。


〈不思議な話シリーズ〉
結婚する前、ある山の小さな学校に勤めていたことがある。
その時の、不思議なお話。

私は、3・4年生の複式学級の7名の子供の担任だった。
地元の子供達が少なくなり、
山村留学制度を取り入れていた学校だった。。
地元の子は一人だけで、
後はいろんな県からやって来た子供達。

東京から来た女の子が、
急にこんな事を言い始めた。
「私、東京にいる時には、
何も見えなかったんだけど、
ここに来てから、
時々、不思議なものを見るようになった。」
そう言って、前に体育館に集まった時、
ある先生の後ろに長い髪の女の子が
ついて歩いているのが見えたと言う話をした。

それにつられて、他の子も、
実は「私も、僕も……。」
と言い始めて、何だか授業どころではなくなった。

その時、地元に住む女の子が、
静かに言った。
「そんなのどこにでもいるよ。」
みんな、びっくり!!
その子は、頭のいい大人しい子で、
そんな話をする子だとは思わなかったからだ。

彼女が言うには、
その手の普通の人が見えないものは、
どこにでもいるが、
そんなに怖いものではなく、
たまーに怖いものもいるが、
滅多にいない……と言うような事を、
さらっと言った。

そして、最後に一言、
「今もここにいるよ。」

“ひえーーっ!!”
先生という立場上、声には出さなかったが、
本当に驚いた。
だって、本当にそんな事を言いだすような
タイプではないから…。
嘘を言っているとは、思えなかった。

子供達は興味津々。
「えっ、どこどこ?
どこにいるの?」
もう、大盛り上がり!
彼女は相変わらず静かな口調で
こう言った。

「先生の膝の上…。」

「ええーっ!!私の膝の上!?」

流石に、これは心の声というわけにはいかなかった。

「なぜ?私の膝に?
私に取り付いているの?
怖い幽霊なの?」
もう、先生という立場を忘れて、
パニック状態で、質問責め。

相変わらず、彼女は落ち着いた口調で
いろいろ説明してくれた。
それによると、

幽霊は二人で、お姉さんと妹。
戦争中のような格好をしていて、
空襲か何かで亡くなって、
東京から誰かに付いて来たらしい。
見た目は怪我をしているから、
怖そうに見えるけど、
怖い人ではない。
私の膝にいるのは、
私が好きだから。
取りついているのではなくて、
居心地がいいからそばにいるだけなので、
全然問題はない。

そんな話を本当にさらっと話してくれた。
いやいや、問題はないって……
怖いじゃない……見えないけど……(心の声)
もちろん、平静を装ったけど。

面白いのは子供達の反応だ。
初めは怖がっていたのに、
いつの間にか友達のように思い始めたみたいで、
昼休みは一緒に遊ぶという。

一緒に遊ぶって……、どうやって……??

もちろん、他の子には見えないから、
その女の子に二人がどこにいるのか
何をしているのか、聞きながら、
みんなで運動場に出て行った。
子供って、本当に適応能力があって、たくましい。

昼休みが終わって、子供達が帰って来たから、
その子に聞いてみた。
「一緒に遊べたの?」
するとその子は首を振ってこう応えた。
「ううん、やっぱり、先生のところがいいって。」
………………絶句…………

その頃、教員住宅で一人暮らしをしていた私。
その夜は、
「お願いだから、出てこないでね。」
と見えない二人にお願いしながら、
眠れない夜を過ごした。

その夜は、流石に怖かったが、
その後は不思議と怖い気持ちがなくなっていった。
その二人が早く成仏できたらいいのに…と思った。

そして何より、
子供達の素直な反応や
仲良くしたいと思う優しい気持ちに感動した。

あの子たちも、もう30代半ば……。
中には、子供がいる子もいる。
こんな話、もう覚えていないだろうな……。

怖かったけど、怖くなくなった不思議な話。