美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

いよいよ明日、Caetano大阪公演

2005-05-14 23:57:53 | 音楽
いよいよ明日に迫ったCatano Veloso大阪公演。
いやー、ほんとに待ちくたびれたけど、
とうとう体験することが出来るのだ。

ここへきて風邪をひいて体調が思わしくないのが
玉に傷であるが、そんなこと言ってられない。
目一杯楽しむのだ。

目で、耳で、身体で、心で、感覚で、
全身全霊でCaetanoを感じたい。
だから開演前はビールは飲まない。
いや、1杯くらいはいいか?



山田花子(漫画家・故人)と宝島(サブカル時代)世代

2005-05-14 06:39:19 | 日記・エッセイ・コラム
ある日突然記憶の隅から蘇った。
山田花子。漫画家。24歳で投身自殺。

今では全く読まなくなったが、
当時はかなり漫画を読んでいた。
少年ジャンプ、ヤングマガジン、週刊(?)アクション、
LaLa、別冊マーガレット、等々。

そんな頃、ヤングマガジンに突如掲載されるようになった、
彼女の作品「神の悪フザケ」。
それは、メジャー誌の中でまさに異質な漫画であった。

「イケズさ」
「イケテなさ」
「暗さ」
「わかってもらえない」
「私は他人とはちがう」
「他人はみんなバカ」
「死にたい」
「全員、死ね」
「バカが賢いふりするな」
「なんか嫌な感じ」
「わかったようなこと言うな」

そんな人間の心の奥の醜さを
あからさまに見せられたような作品だった。
自分の中にも確かに存在するそれらの感情。
自分で自分が嫌でしょうがなかった頃だったのか、
自分の中にシンクロするものを感じたのかもしれない。

そんなわけで、久々に読みたくなり、
「定本・神の悪フザケ」、「空っぽの世界」と
「自殺直前日記・完全版」を購入。

プロフィールによると、彼女は67年生まれということなので、
私とも同世代。自殺直前日記を読むと、まるで当時の
自分のことのように思える。
宝島がまだサブカルチャー誌であった頃、
こんな娘、よくライブハウスの隅っこにいたような気がする。
彼女達は今も元気で、結婚したり、子供を生んだり
しているのだろうか。私はなんとか生きている。