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サッカーについて語るときに私の語ること サッカー大好き ジャパンフットボールで一期一会 記事上ノくーろん者。

記録よりジンクス

2009年01月12日 22時36分33秒 | 観戦記
第87回全国高校サッカー選手権
決勝
広島皆実3―2鹿児島城西
大迫勇(前半20分)[鹿児島城西]
金島 (前半23分)[広島皆実]
谷本 (前半33分)[広島皆実]
野村 (後半17分)[鹿児島城西]
金島 (後半21分)[広島皆実]

1月12日 14:08
国立競技場 40,102人
曇り 9℃

みぞれが吹きすさぶ中のキックオフとなった決勝戦。
2大会連続8強止まりだった広島皆実が初の決勝進出で広島勢初の優勝を成し遂げた。記録こそ鹿城がチーム総得点29得点、大迫の10得点でチーム最多得点と個人最多得点を刻んだものの、試合はほぼ広島ペースの展開だった。

開始から風下からのスタートとなりスロースタート気味の鹿城に対し、広島は鹿城の攻撃の要、大迫勇を常に3人体制で押さえ込む。2分には広島がヘディングシュートで鹿城ゴールを脅かせる等、攻勢を見せる。フリーキックやコーナーキックの際には2人、3人がかりでヘディングを仕掛けるなど果敢なプレーを見せるが得点にいたらず。試合が動いたのは前半20分、多くのメディア、ファンが待ち望んでいた大迫勇の記録的ゴールによって鹿児島が先制点を奪う。しかしわずか3分で左クロスをヘディングで折りかえしたボールを広島金島がシュートをゴールに突き刺し同点とすると、失点からわずか10分で谷本がペナルティエリアの左隅でDF2人をかわし角度がほとんどない位置から鋭いシュートを放ち逆転弾を決める。
ハーフタイムに右サイドの大迫希に代え平原を投入し広島のサイド攻撃に備える鹿城。7分には鹿城の玉田、佐々木らのスピードのあるドリブルに苦しんでいたボランチ河野に代え1年生の鮫島を投入する。監督の采配が功を成したのは後半17分、右クロスに合せた野村のシュートが決まり再び動転とする。しかし、またもやわずか4分で鹿城キーパー神園が右クロスに反応しゴール端に飛び出したところを、フリーで中央に入った広島金島に2点目のシュートを決められ勝ち越し点を奪われてしまう。後半28分大迫勇が相手選手にユニフォームを掴まれながらもペナルティエリアに持ち込んだものの、オフサイドと判定されたため、副審に詰め寄る等エースらしくないイラついた姿を見せた。
鹿城はロスタイム2分までフリーキックの際にはキーパー神園が相手サイドまで走りこみポジションに入るなどパワープレーを見せるがチャンスを決めきれず、ついに広島のゴールを揺らす事はできず鹿城の初優勝と4年ぶりの鹿児島勢(4大会ぶり3度目)の優勝は夢と消えた。

昨年、12月までに行われた同校同士の練習試合3戦(1―0、1―0、3―2 全て1点差で広島が勝利)通り、4戦目となるこの大舞台でも負のジンクス拭いきることはできなかった。逆に広島は決勝を含め1~2点差(1試合PK)での勝利と派手な結果こそなかったもの堅実に勝利を掴んできた個々の技術を生かした戦い方が今日の優勝を引き寄せたのかもしれない。

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