2007 ヤマザキナビスコカップ
第5節
FC東京 0 - 1 横浜FC
2007年5月9日(水)
19:04キックオフ 23℃
国立競技場 15,610人
得点者:'36 内田智也(横浜FC)
昼間は29℃という夏日。開場前の午後17時でも26℃という暑さがサポーターから体力を奪っていった。
首位大分に頭一つ抜けられている状況で、残りは2試合。互いのチームにとってこの試合の重要性は一際高かった。
先のリーグ戦ではアウェイ(4月21日(土)味スタ)で敗れている横浜にとってリベンジも兼ねた一戦となった。
ファーストシュートを放ったのは横浜。開始早々から前線へプレスを仕掛けていく。
しかしあいかわらず味方への顔出しが弱く、パスが繋がらずシュートにもちこめない。
東京はサイドから押し上げ、平山に合わせるも足下でキープできずプレーの精彩を欠いた。前半36分カズが倒され得たFKをすでに失敗していたカズに代わり内田がグラウンダーのシュートを放つ。8割の東京サポーターの歓声が止むと共にフリエサポーターが立ち上がった。その後久保、奥、小村ら主要メンバーを欠きチームレベルの低下が危惧されていたが中堅を担う選手たちが奮闘し東京の攻撃を凌いでいく。また高木監督は東京のメンバー交替からの戦術変更に伴い適確な選手交替を行いバランスを保ち続けていった。東京はピッチに足をとられる選手が目立ちパスを繋ぎきれずチャンスを逃していた。後半ロスタイム2分まで集中して守り切った横浜は再びグループ首位に返り咲きトーナメント進出への希望を繋いだ。
カップ戦3勝でサポーターに笑顔を呼び戻したものの、終始落ち着きのないプレーからはリーグ戦での不安は拭いきれない。リーグで勝ち続けるチームに代わるためにも早急な救世主の加入を祈る。