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サッカーについて語るときに私の語ること サッカー大好き ジャパンフットボールで一期一会 記事上ノくーろん者。

筑波大学優勝

2004年11月07日 21時17分40秒 | 観戦記
JR東日本カップ2004
[第78回]関東大学サッカーリーグ戦11/7(日)
国立スポーツ科学センター
西が丘サッカー場
筑波大学4-3流通経済大学

今日の最終日まで優勝がきまらずもつれにもつれた経過となった。前節、筑波が負けか引き分けなら、勝っていれば優勝だった流経大。負けはしなかったものの引き分けで首の皮1枚つながった状態。筑波大はなんとか駒澤大に勝ち勝ち点でならぶが得失点で勝る為、暫定1位で最終節の扉を叩いた。前期リーグでは4-0と圧勝したものの先の天皇杯予選(9/5・2-0・茨城)では23回目の出場を阻止され平山の不敗神話も崩された無念の結果となった。引き分けなど毛頭なく勝つためにピッチに立つ筑波イレブンであった。流経大もここまで勝つ為の攻撃的サッカーを続けてきた。そのため守備には不安定さが残るが、優勝の決まるこの1戦にこれまでの全てをぶつける。

前半10分ゴール前の【11】FW平山(1年)にボールが渡りシュートを放つも蹴りきれず難無くキャッチされる。
前半12分再びゴール前で大黒柱【10】MF兵働(4年)からのパスを受けシュートをするもゴール右にそれる。
この試合平山は攻守で活躍する。空中戦はほとんどの確率で足下に落とし、自陣ゴール前までセットプレーの阻止に向かう等、その体格、視野を最大限に利用したプレーでチームを安定させた。
しかし、パスミスからゴール前まで攻め込まれる場面や、流経大の素早いボール回しからDFラインを突破される等、危険な場面も少なくなかった。
前半27分プレー中に負傷した筑波大、天才肌の【22】DF石井(2年)に変えておなじく才能ある【3】DF高山(2年)を投入。
前半39分怒濤の攻めを押さえようと思わず、筑波大DFが足をだしてしまい、PKを与えてしまう。
ここは流経大、すでにJ(FC東京)で10試合をこなしている大学No.1MF【10】MF栗澤(4年)が学生最後のリーグ戦を冷静に決め先制。その後筑波はほとんど仕事をさせてもらえず、チャンスメークのできぬまま前半終了。

筑波大の1点ビハインドから始まった後半。
後半4分ふたたび流経大のドリブルに翻弄され、シュートまで持っていかれるも左にそれ救われる。
後半7分試合が動く。混戦した流経大ゴール前フリーになったこぼれ球を【11】FW平山(1年)が冷静にシュート。同点に追い付く。
後半9分流経大ゴール左側からの筑波大のセットプレー、フリーの【11】FW平山(1年)が【10】MF兵働(4年)の足下に落とし、そのままシュート。ネットに突き刺さり逆転。
後半11分筑波大がセンターラインから流経大寄り右側でフリーキックのチャンスを得る。これを【8】MF藤本(3年)が直接フリーキックを華麗に決め3対1となる。
後半15分流経大側左コーナーキックからのボールを【11】FW平山(1年)が頭で決める。
わずか15分で4点という劇的なシュートショーとなった。
ここで流経大ベンチが動く。オーバーラップを武器とする【25】DF赤井(1年)、運動量が自慢の【23】FW瀧原(1年)を下げ、貧欲なストライカー【9】FW岡本(3年)、熱いプレーで沸せる【18】MF藤村(4年)を投入し、前線に活を入れる。
後半30分筑波大が動く。力強いスピードでDFラインを崩していた【7】FW鈴木(4年)に変え【18】FW富岡(2年)を投入。
このころになると流経大の攻勢が少しづつ筑波大を押し始める。あきらかに筑波大以上のシュートを打ち込むも虚しく秋の空へと消えていった。
後半40分【11】FW平山(1年)がベンチに下がり、イマジネーションプレーヤー【17】FW佐々木(2年)を投入。
後半41分あとがない流経大、【8】MF船山(2年)に変えドリブラ-【28】FW武田(1年)を投入。
後半43分筑波大【14】阿部(3年)がゴールエリア内でファウルを取ってしまいレッドカードをだされ退場。またもPKで失点する。
後半45分【9】FW岡本(3年)が1人すくなくなったDFラインを崩しシュート。ネットにつきさし。望みをつなげる。しかしロスタイムなきままに試合終了。

筑波大は4年振り14回目の優勝を手中に納めた。1敗で終えた今リーグ。目立つ戦績ではなかったもの混戦を制した事は王者に値するだろう。初タイトルを狙った流経大。失点25点という上位4チームの中ではトップの失点。攻撃の為に犠牲にした守備意識。「もろ刃の剣」ではあったが結果は相応なものではなかっただろうか。大学初タイトルとなる飛び級代表選手平山相太(14試合中6試合出場4得点)効果か、マスコミの数、ファンの数が華やかだった気がする。来年から平山はJへの道が開けるという。今日の騒ぎの嵐はその後の大学リーグにも訪れるのだろうか。
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関東大学サッカーリーグ

2004年11月07日 19時51分52秒 | 観戦記
JR東日本カップ2004
[第78回]関東大学サッカーリーグ戦11/7(日)
国立スポーツ科学センター
西が丘サッカー場
駒沢大学2-1国士舘大学

前節勝てば優勝にまだ手が届くという所で3連覇の夢が消えた駒澤大、同じく目前で優勝争いから脱落した国士舘。名門の意地がぶつかりあう、3・4位決定戦となった。
前半40分1点リードの駒澤大だったが同点においつかれる。その後はお互い攻めきれず前半終了。
後半8分駒澤大の左からのボール回しが機能し始める。
後半10分ドリブルを得意とする【10】MF関(4年)に変わりスピードと技術をもつ【7】鈴木(3年)を投入。それに合わせたかのように国士舘ベンチも動く。【35】FW鈴木崇(?年)にかわり長身のヘディングを得意とする【16】FW金子(2年)投入。
鈴木の投入により、再び左からの突破力に勢いがついた駒澤大。
サポーターからの「お前のゴールが見たいんだー!ユウキーユウキー巻ユウキー!」のコールから数分後。
後半22分混線した国士舘大ゴール前、一瞬DFの足が止まった所を【31】FW巻(2年)が冷静にシュート。ボールが吸い込まれるようにネットに飛ぶ。
(なぜかゴール記録がアナウンスから流れるのと電光掲示板に表示されるが1分程遅かった。)
後半25分再び国士舘ベンチが動く。チャンスメーカーの【27】MF半田(1年)に変え突進型【29】FW菅原(1年)を投入。
国士舘が再び動く後半30分スピードのある【12】MF加藤(3年)を下げ同じく切れ味のあるドリブラ-蒲原を投入。
後半37分駒澤大がここまで温存していた得点ランキング2位【9】FW赤嶺(3年)に変え同じく得点ランキング2位U19代表【11】FW原一樹(2年)を投入。
原の投入後前線に活気が戻ったものの追加点には至らず、逆に国士舘に攻め込まれる場面もしばしば目に付いた。ロスタイム2分もお互い精細を欠き、無得点。駒澤は前節(0-1)の汚名を果たし3位(1部リーグ最高得点(36)得失点1位タイ(18))でリーグを終えた。4位という不本意な結果で終了した国士舘大。12月にはインカレも控えている。短い期間だが建て直しをしなければならないだろう。
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