goo blog サービス終了のお知らせ 

読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

鯨統一郎著「笑う娘道成寺・女子大生桜川東子の推理」

2012-07-15 | か行
バー・ミステリー第4弾。表題作他「笑う女殺油地獄」、「笑う曽根崎心中」、「笑う白浪五人男」、「笑う勧進帳」、「笑う忠臣蔵」、計六編。
夜ごとバーに集まるヤクドシトリオこと私立探偵の工藤とライターの山内、マスターの島。そして、美貌の大学院生桜川東子とバーのアルバイトに入った歌舞伎好きの坂東いるか。焼酎のつまみに語られるのは、往年の銀幕スターへの思慕と、巷を賑わす未解決事件。トリオの頓珍漢な推理を尻目に、いるかが事件と歌舞伎との類似点を指摘すると、すかさず東子が新解釈で名推理を披露するパターン。
ミステリー部分、事件の概要とその謎解きは元ネタに沿い過ぎていてこじつけ感が強い。ミステリー物というより、ここで語られるトリビア・ネタや薀蓄話を愉しむのがメインかも。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米映画「崖っぷちの男」 | トップ | 百田尚樹著「プリズム」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

か行」カテゴリの最新記事