読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

深町秋生著 「果てしなき渇き」  

2010-05-01 | は行
著者はこの「果てしなき渇き」で第3回『このミステリーがすごい!』大賞・金賞を受賞。1975年山形生まれ。製薬メーカー勤務。
元刑事・藤島秋弘のもとに、失踪した娘の加奈子を探してほしいと、別れた妻から連絡があった。
家族とよりを戻したいと願う藤島は一人、捜査に乗り出すが・・・・ 一方三年前、中学生の瀬岡尚人は手酷いイジメにあっていて、自殺さえも考えていたところを藤島加奈子に救われる。
彼は彼女に恋をし、以前、彼女がつきあっていた緒方のようになりたいと願うようになるが…。
二つの物語が交互に交錯し、加奈子の謎を探るほどに深くなる真相、そして次第に浮き彫りになる藤島の心の闇。
そして用意された驚愕の結末。
覚醒剤を使用するところから物語りは狂気に突ぱしる、暴行、援助交際、ホモ、近親相姦、リンチ、殺人。
女性ならずとも嫌悪感を持つ内容に着いていけなくなる。
ミステリー娯楽としては時間つぶしにはなるが著者のメッセージも示唆も皆無な内要にガッカリです。
2005年   宝島社 刊

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