読書備忘録

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映画「クライ・マッチョ」

2022-01-18 | 映画
2021年米ヒューマンドラマ映画。原題「Cry Macho」監督制作主演クリント・イーストウッド。1975年、N・リチャード・ナッシュ著の小説を映画化。
元ロデオスターだった男が、親の愛を知らない少年とともにメキシコを旅する中で「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく姿を描く。
かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)だったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も失い離散。いまは競走馬の種付けで細々とひとり、暮らしていた。そんなある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいるアルコール依存症の母親と暮らす彼の息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)を誘拐して連れてくるよう依頼される。テキサスの父親の元に送り届けたら5万ドル支払うという内容だった。親の愛を知らない生意気な不良少年のラフォと少年の雄鶏を連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクだったが・・・・。「マッチョ」とは闘鶏の雄鶏名前で、雄鶏が登場するシーンを撮影するために11羽の雄鶏が用意されたとか。1930年生まれ90代のイーストウッドは流石渋い演技。評価の優劣を越えた存在感だ。美しい映像と、ゆったりとしたシーン、人生において価値あるものとは何かというシンプルで真摯な思いが伝わる、じんわり余韻の残る鑑賞感だった。


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