読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

恒川 光太郎 著「南の子供が夜いくところ 」

2010-03-19 | た行
「今年で120歳」というユナと呼ばれるおねえさんと出逢ったタカシは、一家心中の一歩手前で彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。・・・「南の子供が夜いくところ 」
島に一本しかない紫焔樹。森の奥の聖域に入ることを許されたユナは、かつて〈果樹の巫女〉と呼ばれた少女だった・・・「紫焔樹の島」
呪術的な南洋の島の世界に何の前触れもなく、ごく自然に異次元にいざなう。
多様な声と土地の呪力にみちびかれた、めくるめく魔術的世界「悪夢の迷宮」。
2005年「夜市」で日本ホラー大賞受賞した著者の7つの連作短編。
光と闇、入り乱れる南洋の島々「そこでは不思議はあたりまえ」、
世界の99%は想像するしかないものばかり、変幻自在・極彩色の時空間が織りなす、
人生を漂流するものたちの不思議な異次元空間が楽しめます。
「夜の果樹園」がハロウィンを思い出させるストーリーで「悪夢の迷宮」らしく面白かった。
2010年月角川書店刊

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