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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 

2013-02-02 | 映画
2012年アメリカ映画アン・リー監督作品。
2001年ヤン・マーテル(カナダ)著「パイの物語」、ブッカー賞を受賞のベストセラー小説の映画化作品。
1960年インド・ポンディシェリに生まれたパイ少年は、父親が経営する動物園でさまざまな動物たちと触れ合いながら育つ。
パイ(スラージ・シャルマ)が16歳になった1976年、両親はカナダへの移住を決め、一家は動物たちを貨物船に乗せてインドをたつが、洋上で嵐に遭遇し貨物船が沈没。
必死で救命ボートにしがみついたパイは一命を取りとめるが、そのボートには体重200キロを超すベンガルトラやシマウマ、オラウータン・ハイエナの動物たちが居てそれらと漂流することになる。
パイは肉食猛獣のトラとどのようにして共存の道を探していくのか、またどうやってサバイバルしていったのか?
興味深い奇想天外なシュチエーションに釣られて映画を見た。
時間の都合で3D作品だったが通常版2Dで鑑賞。監督が3D版に拘った意図は理解できた。
動物が飛び出すシーンや海上の満点の星や満月、夜光くらげの輝くシーン、鯨・ジンベイザメの泳ぐ姿、自然の神秘、ミーヤキャットの群れる浮島などCGを駆使して再現したファンタジックな作品に仕上がっていた。
振り向かずに森に消えるトラと見送るパイ、「お別れを言えなかったことが一番悲しいこと」
寓話に満ちている話しだが
世界のあらゆる宗教、神を奉る世界観を持つパイが神を呪い、神に感謝するシーン、希望を失わなず生き残った奇跡にやはり神の存在を認めないわけにはいかないようだ。
難破する貨物船が日本の船だったとは・・・!
価値観が違うものでも、例え仲良くはなれないとしても共に一緒に生活できることを示唆している映画なのか。
是非3Dにて鑑賞を!

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