読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
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福田和代著「侵略者(アグレッサー)」

2020-08-25 | は行
日本領空に突如現れた不明機。航空自衛隊飛行教導群(通称:アグレッサー部隊)に所属するF‐15パイロットの森近は、訓練中に不明機(アンノウン)の急襲を受ける。何とか空域を脱出した森近だが、同僚の深浦と安田の機体は撃墜され、行方不明となる。二人は目を覚ますと、独立国家樹立を目指す“ラースランド”と名乗るグループが保有する最新兵器“クラーケン”の中に拘束されていた。一方、森近は潜水艦“クラーケン”捜索艦隊に派遣される。さらに連合艦隊リムパックによる作戦“ディープ・ライジング”によって、“クラーケン”を追い詰めていくのだが、やがて驚愕の真相が・・・。
日本を含め各国のリーダー設定が有りそうでリアルな展開。ラースランドの主張も手段はともかく納得させられる。小さな島国ナウル共和国をモデルにしたのだろうその展開もこの物語で初めて知った。結末も余韻を残した終わり方で続編が期待できるかも。
2020年5月光文社刊

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