メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『今日もまたかくてありなん』 (1959)

2019-07-31 11:26:02 | 映画

監督:木下恵介

出演:
佐藤正一 高橋貞二
佐藤保子 久我美子
佐藤一雄 中村勘九郎
保子の母 夏川静江

専務 佐野周二 正一の上司

森哲生 田村高廣 保子の弟
森春子 小林トシ子 哲生の妻

森五郎 小坂一也 保子の弟
森肇 五月女殊久

竹村周助 中村勘三郎
竹村とも江 藤間紫 周助の妻

紀子 藤美恵

赤田健三 三國連太郎
ミミ 杉田弘子
別の女 瞳麗子

男A 三井弘次
男B 田中晋二
男C 川金正直
男D 小野良
学生A 鹿島信哉
観翠桜の女中 桜むつ子
近所の奥さん 本橋和子
ほか





久我美子の出演作でU-NEXTで観た
その他のキャスティングも豪華

「久我美子さん出演作まとめ」に追加


【内容抜粋メモ】

またものすごい横長の画面




バスが待ってくれてる




辻堂駅 神奈川の?
立ったまま電車に揺られて都内の会社に通う佐藤正一








息子・一雄:洗濯機買えばいいのに
妻・保子:お父ちゃんがボーナスもらったら

赤十字の寄付50円などを集めにくる
魚がそのまま並べられて数十円で売っている
それでも高いと迷うヤスコ






鎌倉駅でおりる正一 家の周りががらーん/驚
カズオがいつまでも泣いていて、夫に叱られておんぶして外に出る

正一:
部長から言われて6万くらいで家を貸そう
家の借金が返せる 自分はどこかのアパートに行く



中軽井沢駅






実家のなんでも屋みたいな店で働くヤ
鍋を1つくれという竹村周助 娘ヨウコをおぶっている

母:店によく来る 材木屋に来て1年になるかね
ヤは正一が子育てに無頓着なことを愚痴る

弟・森哲生はタクシー運転手
テツオ:そのうちどこかにぶつかっておだぶつさ
妻・春子も働いている

アイス売りの女性と話すタ
ヤスコは美人だから相手を選ぶうちにいき遅れたと話す女性




五郎が電車からおりると、紀子が「友だちが来るから」とすぐ行ってしまう
ゴはノが好き




歌いながらキャンプしている
合唱団みたいにキレイな歌声
文句をつけるチンピラ2人に金を渡す青年




タ:妻は忙しくてあまり家に帰らない これでも大学を出たんだ
母屋にノリコがいないか聞くゴ

今度はボート遊びをしているノら
またチンピラが絡む






タ:
海にも山にも悪い奴がはびこって 虫けら、動物以下だ
私は戦争で死んだ若者のことを思うと無性に腹が立つ

ヤ:人それぞれいろんなことがある 運ですわ




ショウイチが来て、専務の別荘に挨拶に寄ろうと言うと行きたくないヤ

雨が降る中歩いて行く
チンピラの親分が近くにいると話すノ

頼まれたお金を持ってきた女ミミに怒る男




ピンポンの後、ゴとノが帰る
ゴも歌手のようなキレイな声で歌う
ノ:のど自慢出なさいよ つまんなくないの? 工場に勤めてて

靴が泥だらけになって疲れたヤ
課長とマージャンをしていたシに
もっと家族でゆっくりしたかったヤは不満


ジャズみたいな曲も歌うゴ
タ:君はノが好きでしょ だからのど自慢に出るんでしょ
ゴ:今の勤めをつまらないとは思わないけど、ノとは境遇が違くてつまらない

タ:
陸軍にいた時は相手を調べあげてから結婚する
トモエも不運な女だ 当時は軍人が全盛だったから
私は生き残っちゃったんです おめおめと





書も上手いタ 戒名を書く仕事を頼まれた

タ:
なかなか忙しい 墓石に刻まれると思うと心が安らぐ
私は死んだ人に親しみを感じる

去年越してきたばかりでとても苦しかった
生まれたばかりのヨウコと小諸に出掛けて風鈴を買った

歌も詠む男に感心するヤ




小諸駅



どこに行っても家がなくて、自然豊か
懐古園に来るタ、ヤ、ヨウコ




タ:
部下を死なせるために突撃させた
長い捕虜生活をして 戦犯で死ねばよかった
罪の意識が残って、死ぬこともできない
トモヨは苦労した 恩給も断った
それで水商売を転々として、もう赤の他人だ
子守り代わりに私を食わしている


冷房も効かない会社で働くシ
専務:こないだはありがとう マージャンで負けたそうじゃないかw




シからヤに手紙が来る
ヤ:男って専務に呼ばれるのがそんなに嬉しいのかしら


テツオは山道で曲がるたびにクラクションを鳴らして安全運転
乱暴な運転のチンピラと追突して、ミミは即死 テも大怪我を負う




テ:
変なんだ あれだけ警笛を鳴らしたのに、あんな走り方があるものか
オレのクルマを蹴飛ばした男かもしれない


親分・赤田健三:
観翠桜の女中なんかやめてウチへ来ないか?
かわいがってやるさ 欲しいものは何でも買ってやる




ぶつけた相手の所に行くハルコ



男:
変なことは喋らないほうがいいぜ
赤田さんにとっては女が片付いたようなもんだ


ヨウコが高熱を出す


高原のど自慢大会で歌うゴ
観にくるヤとノ その隣りにチンピラが座り文句をつける








ヨウコは赤痢? タの様子を見に行くヤ
もうダメだと泣く妻 諦めないというタ



タ:どうぞその風鈴をお持ちになってください 命を刻まれているようで


シが来て、また機嫌が悪い
また専務の別荘にスイカをさげて行くシ

刀を持っているタ ヤが訪ねる
ヨウコちゃんは亡くなった

タ:
ヨウコの枕元に魔除けと思って持ち出した
もう力も抜け果てた 刀を見て、心が動きそうになった

ヤ:私がお預かりします

タ:
トモエとは別れました この家にいるように言われました
食べるぐらいは送るからって


また歌っているゴ
面白くないとチンピラが窓に石を投げ込む




逃げるように帰るゴ
チンピラはノを狙って、ケンカになり警官が追う

タがゴの見舞いに来る
自動車をぶつけた男だと分かる

ゴ:
大会は3等 歌で誤魔化してた ノを忘れます
どうせムリな憧れです この顔の傷はいい記念になるでしょう




タ:
ヨウコは私の子ではなかった
越してきてすぐ男が訪ねてきて
たった1つの愛情にも・・・

男泣きにヤまで泣いてしまう

ヤ:
あなたに言えることがない 私も世の中がイヤになりました
せめて子どもだけ もしあの子が死んだらどうしたらいいか分からない

私は家計簿ばかり見て
つまじい幸福に満足しようと人は言うでしょうけど
人間ならもっと大きな希望を持ってはいけないのでしょうか?


タ:私の生涯で一番柔らかい女の手ですよ

握手して行って去る


トモエが心配だという女中仲間

雨の中ヤを探すシ
傘を渡して謝るシ
タが短刀を持っていったと聞いて「ギャア!」と叫んで走るヤ

ヤ:竹村さんを助けてあげて! あの人は死ぬんです!




雨の中、別荘に行くタ
トモエは叫び声をあげて逃げる

短刀で赤田を刺すと、銃で撃たれるタ
血だらけで追い、2人とも倒れる




鎌倉の家に戻るヤら
シはまたバス停まで走る
また文句を言うカズオ

家でもふさぎこむヤ 風鈴を部屋にかけると涼しい音がする





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