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なぜ辞められない? "ブラックバイト"の闇@週刊ニュース深読み

2015-11-26 13:18:13 | テレビ・動画配信
なぜ辞められない? "ブラックバイト"の闇@週刊ニュース深読み

 

トラブルを抱えている学生は60.5%
 
今の大学生の2人に1人は奨学金を利用している/スマホで簡単に仕事が見つかる


ブラックな実情


1.制服は自腹で購入させられる
2.「週2日~」という求人が、実際は週5日などにされてしまう(一番多い相談
3.お皿などを割ると「罰金」として給料から天引きされる
4.その日の売り上げが赤字、ひと月の売り上げが赤字の場合も「連帯責任」として給料から「弁償」させられる/驚
5.残業しても賃金が支払われない


それでも辞められない理由


1.ハウツー本には、1ヵ所に長期間バイトすることが、就活の際アピールになると書いてあるものが多い。
2.労基法を知らないため、「他も同じだろう」などと諦めてしまう。


本社の事情
 
バイトは重要な戦力となってしまっている/責任感が強い学生ほど「もっと頑張ろう」と思い込む

正社員と同じ仕事、役割を任せられることで「自分は頼られている」「もっと頑張ろう」という思いが芽生える。


授業中も「シフトに入って」と言われ、抜け出すことに

バイト仲間同士でLINEに入らされるので、「風邪でも休めない」「試験にも出れない」で仕事に向かう学生が多い/驚


行く末はリーダーとなって、新たなバイトを雇う側に



根本から見直しが必要


・バブルから20年間で働き方のシステムが変わってしまった。まずは安易な「人件費削減」をする企業が増えた。
・新しい企業形態が増えた→各地に大幅なチェーン展開をするため人手がいつも足りない。
・会社は戦力としているので研修などをすると、辞められたら損失となるので引き止めようとする。
・物価は上がる低価格で提供することを求められる人件費で調節せざるを得ない



以前は10万円前後(うん、送ってもらっていた/感謝×∞)→今は5万円未満

「バイトは遊ぶお金を稼ぐため」「家賃・生活費・学費を稼ぐため」に変わった。
そんな困っている学生に企業がつけこみ、辞めづらくなっている。

「辞めたい」と言うと「学校と会社とどっちが大事なんだ」と言われたとか、
「無責任」「社会を甘く見ている」と責められたなどの相談がある。
学生側も「これらが暗黙のルールだと思っていた」という。



いまでは「就活」の前に「バイ活」まである! 週5じゃないとバイトの面接ですら落ちる


これらは「労基法」に違反していると知る!

専門家:給料は勝手に変えられない。労働者の合意が必要


(これは言われたことある)これも違法


残業代が未払いであれば違法(正社員だと当たり前になってるよね


契約書に書かれていない場所であれば違法


強要されれば違法だが、法にひっかからないよう「自発的に買わせる」企業もある(これからはxmasケーキ、1万円もするおせちなど


労働者は辞めることを事前に伝える。代わりの人材は経営者が見つけるのが当然なので、これも違法

その他のFAX:
「辞めるために半年かかった」


学生自らが組織するユニオン


 

1.ブラックバイトで悩む学生から聞き取り調査をする→証拠固め
2.雇い主と交渉し、改善させる(飲食店、アパレルに多い

Q:ペナルティは課せられないのか?
・行政から指導させることぐらい。
・企業名を公にすることも対策の1つ。


海外と日本の違い

労組のあり方:日本は、会社、正社員が中心。ヨーロッパは非正規も入れる。


今は労使の関係が変わり、企業は人材を育てる気持ちがない
働く側の立場が弱く、権利主張がしづらいのが現状。



日本は国が決めていて、798円は他国と比べて非常に低い。
アメリカは州ごとに決めている→15ドルに統一しようという動きもある



・不正規労働者の増加
・非正規と正社員が同じ仕事をしている問題
・ファミレスや居酒屋などの飲食店、コンビニ、塾でブラックが多い


労使ともにマインドを変える
まずは、「労働基準法」を知ることから。
自己PRのためにわざわざブラックバイトをする学生までいる。

「適応力」「責任感の強さ」「仲間意識」「リーダーへの同情」
「ミスした自分が悪い」「周りに迷惑をかけてしまう」など、本来善いココロがブラック企業に利用されている実情を改善する。

企業に「洗脳」されてしまう前に、学校で「キャリア教育」が必要だが、
今の風潮は「どうしたら企業に気に入られるか」に重点が置かれている→とても受け身

「バイトで苦労したほうが役立つ」というガイド本があっても、
他にもバイトしている人はいっぱいいるから、実際の企業面接ではそれを証明するのはムリ。


・適正なコストが必要
バイトを安く雇って使い捨てるより、人材をじっくり育てていくほうが、先々の企業の安定化につながる。
人材を育てることで、新しいアイデアが出て、発展していくのが本来の形。



こうして見ると、ブラックな状況は、私が学生から社会人になってからも変わらずあったな。
大学まで行っても、実際の社会に出てからの能力は一切身についていないのが日本の教育。

頑張れるコはいいけど、それがふつうになると、頑張れないコからココロの病、体の病で倒れていって、一生の傷にもなる。
私も、私の周りも、そうやってついていけずに、どんどん体調崩して会社から消えていった。

雇われる側の意識の変革。
パワーがまだある若い人たちから、いろんな古い体制をどんどん変えていってほしいなあ。



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