メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『うしろの百太郎』 第3集 つのだじろう

2021-01-30 11:51:40 | マンガ&アニメ
実家から送られてきた箱の中に入っていた
いつ買ったか覚えていないが
ブックオフの100円のシールが貼られている

つのださんと言えば『恐怖新聞』のほうを夢中に読んで
このシリーズはこの1冊しか読んでいない

「マンガ感想メモリスト2」カテゴリー参照


今読むと心霊やらポルターガイストなどなど
今で言う「都市伝説」系の話が盛りだくさん!

私は小さい頃からこうした本ばかり読んでいたから
霊魂、スピリチュアル系、宇宙の話もすんなり耳から入って
なにも疑うことなく信じていた

眉村卓さんの小説も愛読していたから
タイムパラドックスやタイムワープ、異星人なども
現実に十分起こり得るだろうなと思っていた


アニメ化もされたのか/驚

うしろの百太郎 - OP



【内容抜粋メモ】

■第7章 磯幽霊怪異変
少年・一太郎と父は伊豆の海に来る
去年も水死体を見たのに、また水死体があがり、泳ぐ気が失せる

その後、宿の娘・サヨ子に海に誘われ
海に引きずりこまれる

サヨ子は海で溺死した地縛霊だった

心霊研究科の父は霊夢で息子が海に沈められるのを見て
宿の主人とともに一太郎の霊も見たことから
死んだのだと捜索を諦め、仮通夜をする






その後、火葬場に行こうとすると豪雨となり
一太郎の主護霊・百太郎が止めるような姿で現れる






母の実家が近く、そこで土葬することにする

心肺停止が死と定義されているが
死んだと判断された人が蘇生した例は世界中にあると話す父

ピラミッドもモノが腐らない設計になっている







■第8章 一太郎が死んだ!
東京にいるはずの愛犬ゼロがテレポートしてきて
一太郎の墓を掘り返して助けようとするが追い払われる






父母になにか伝えようと吠えるが通じない

テレポート現象も世界各地で先例があると話す父
超能力者・清田益章くんの例など













一太郎は棺の中で蘇生し、パニックになるが
父が用意した手紙を読み、知らせたため助かる

一太郎は、サヨ子と百太郎が争うのを見たり
異形のものらに追いかけられる死後の世界の話をする

自分の仮通夜を見て、父の体を通り抜けたり
暗闇で異形のものらに追われ、百太郎が助け
肉体と幽体を結ぶ緒が太くなり、無事に体に戻れた















アメリカでも心霊調査会(ASPR)のカーリス・オシス博士らが研究
「OOBE(Out of the body experience)」と呼ばれる「幽体離脱」



■第9章 恐怖の心霊写真
先輩・大友が心霊写真を調べて欲しいと一太郎に頼む






父、一太郎、大友、ガイドの望月は
写真が撮られた山に行き、テントを張る

そのそばで写真を撮ってみると、あるはずのないテントが映り
その夜、同じ場所にテントがいつの間にか張られている

確認しに行った望月は、爆破事故に巻き込まれ
テロを計画していた過激派組織の地縛霊がのりうつる





それは心霊写真に写っていたアラブ系外国人で
国会議事堂を爆破しようと企て
ダイナマイトの爆破事故で3年前に死んでいた

一太郎は人質にとられ、父は警察に通報
望月は列車から飛び降りて、国会議事堂に向かう

父は彼が悪霊団にのりうつられたと話す

「霊の構成」





望月は国会議事堂に忍び込みダイナマイトを投げるが
百太郎の念力のお蔭か不発に終わり、そのまま逮捕される

クーデターを起こそうとして割腹自殺した三島由紀夫の背後にも
2.26事件で無念の死を遂げた青年将校の霊がついていたと
美輪明宏さんが証言している







■第10章 念写の実証
一太郎はゼロとも話せるのね!

やけに超常現象に詳しいゼロは
超能力について話し始める









ゼロ:おれの知るかぎりその超能力をもつ少年は現在日本に少なくとも3人いる

ゼロはポラロイドカメラに念写してみせる






念写を世界で初めて発見したのは、福来友吉博士
明治43年、長尾郁子の透視能力実験中に偶然発見された









真向から否定したのは、東大総長、物理学者の山川健次郎博士

明治44年、長尾邸で対決実験が行われた
この結果がのちに日本が世界の心霊科学などの研究から
大きく出遅れる要因を作ってしまう


(これって『貞子』のモデルではなかったっけ?


1回目の念写は成功
2回目は山川の部下のミスを郁子が指摘した

山川は詫びて帰ったが
面子を守るため、新聞記者には「インチキだった」と発表

それを鵜呑みにした世の中の人は「超能力はインチキ」と思い込んだ

世間から非難を浴びた郁子は精神的苦痛のため同年に亡くなり
福来博士も東大を辞めざるを得なくなった

東大心理学科では、心霊問題はタブー視された

父:
マスコミによって新しい事実を広く伝えることが出来るが
逆に間違ったことを伝える凶器にもなる



足立区生まれの清田益章くん
超能力に気がついたのは
ユリ・ゲラーの来日によるスプーン曲げ






ほかの超能力少年らは後ろ向きや
触らなくては出来なかったために疑われたが
彼だけは前を向き、スプーンに触らずに曲げたことが話題となった

念写の話に興味を持ち、ポラロイドカメラで試してみたところ
最初は真っ黒な数枚

その後、近くにあったマッチ箱のデザインにひかれて
外で試したら、念写に成功した















後心霊研究所においても何枚も念写に成功した
カメラにキャップをしたまま
頭のない人間、その場にいなかった人間も写った

彼は疑いの目で見る「妨害念」にも強かった

1985年の「筑波科学万博」で「超能力館」のパビリオン建設が予定されている

(本作はそれより前の1983年発行
 あれ?「つくば万博」、家族で観に行かなかったっけ?


イギリスの心霊大学学長パウル・ベアード氏:
昔はESPと言ったが、今は「PSI構造」(心理的)と呼んでいる

若い年齢によく出る能力で、思春期を迎えると消える人が多い
性的な機能と密接に関連していると言われる

疑惑の目のない所でのびのびと能力を伸ばすのが重要



イギリス心霊協会 トム・ヨハンセン事務総長:
こうした能力を持つ少年の体内にはエクトプラズムがたくさんある



■第11章 ポルターガイスト
映画化もされてブームになったね

「サタデーナイトライブ」でエディ・マーフィーがスタンダップコメディで
ネタにしていて爆笑した

エディ:
俺ならそんな目に1度でも遭ったら、すぐに引っ越すね
なのに、白人はずっとそこに住み続けてるんだ!?
おかしくないか???(爆

まったく同感!


夫トーマスの頭上にオノが降ってきて
ポルターガイストに殺されたと証言する妻

妻、娘、お手伝いさん、黒人少年の4人の目の前で起きた事件
警察はこの中に犯人がいると探るが
父はポルターガイストについて説明する

カナダのカンバー湾の港町に住んでいたチードという4人家族
エルサスという娘の体がボールのように膨れ
布団などの家具が舞い上がり、ラップ音が鳴り
神父や学者も解決できないまま、娘の背中にナイフが刺さって殺された






この現象は1年近くも続いた(なんで引っ越さなかったの???

一太郎も見えない力によって宙に上げられ、窓から投げ出される






父:
ポルターガイスト現象は霊の仕業と言われている

1つは死んだ人霊で、希望を知ってほしいために引き起こす
もう1つは悪霊が人に危害を加える目的で起こす

父はこの現象を起こしている霊と交信してみようと提案するところでつづく。。。


世界で心霊を科学的に研究しようと
心霊科学研究がはじめられたキッカケとなったのは
有名な「ハイズビル事件」



***


最近ハマって見ている吉濱さんは陰陽師
地球のアセンションは、これらの幽界、霊界がなくなれば
より加速するって話していた

死後の世界は、世界中で共通した話が多い中
同じくYouTubeを発信しているDilaさんの場合は
死の瞬間からパラレルワールドに入った体験を話していて興味深い


これら今はまだ不可解な現象とされていることも
近い未来、すべて科学で証明されることだろう



コメント    この記事についてブログを書く
« ローカーボ・糖質制限、ヴィ... | トップ | 怪異に立ち向かえ! 陰陽師... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。