【内容抜粋メモ】
柚月裕子 代表作:
『孤狼の血』
『盤上の向日葵』
『最後の証人』
(なんだかVシネっぽい本の数々w
私は他人の本棚を見るのが大好き
作家と暮らす2匹の猫
7歳のメルは夏に向けて毛を剃ったばかり
9歳のピノはおとなしく内気な性格です
作家・柚木裕子さん
しがらみの中、孤独に戦う男たちを描き続ける注目の書き手です
柚木:
ふっと見るといるんですよ
足元に気配のあるといるんですよ
『振り返ると奴がいる』ってありましたよねw
そういう感じで振り返ると猫がいる
(お掃除大変だ
ソファーについた毛も丁寧に取ってる
柚月:
ピーちゃんごめんね 怖くないよ
(ソファーと壁の間にいたw
山形で主婦として暮らしていた柚木さん
子育てが一段落した40才で物書きの世界に入りました
(キッチンでも足元に擦り寄ってる
柚月:
マンマ?
ちょっと待ってね お母さん、今忙しいから
ピーちゃんも来ればいいのにね
どうぞ
(美味しそうに食べてる
地元のタウン誌で短い文章を書いたことがデビューのきっかけでした
柚月:
一番最初は、もう出来上がってる原稿の校閲とまではいかないのかな
言い回しがおかしいところとか
誤字脱字を見つけてくださいっていうものからスタートで
見つけて直して、それがそのまま原稿になったんですね
印刷になった時に自分が手を入れた部分がそのまま活字になってて
たったそれだけなんですよ
それがもう嬉しくて
たった数文字なんですけど
私にとってはもっと書きたいなって思って
それでだんだん教えて頂きながら自分の原稿を書いて
それがだんだん取材原稿ではなくて
自分で取材をして感じたことを書きたいなと思ったのが
結果的に小説を書いてみようかなと思ったきっかけ
未だにちょっと自分で「作家です」って言うことには抵抗があります
ずっとですね
デビューしたときから作家になれたっていう意識はないですね、未だに
今日もなんとか作家でいられたっていう感じかな
物書きになった頃に飼い始めたメルとピノ
柚木さんの仕事の傍らでいつも静かに息をひそめています
(すっきりした綺麗な部屋
柚月:メルちゃんおいで
(抱っこしてソファーに寝るけれども、すぐに腕から降りてしまう
でもいつもすぐそばにいるんだね
柚月:
メルちゃん お仕事しないと
もうちょっとだけ(と昼寝
やんなきゃ
時間がない
やんなきゃ
お母さん頑張るから
メルちゃん応援して
(全然鳴かないんだ
『振り返れば猫がいる』 柚月裕子 朗読:松岡茉優
あなた達は呼んでも来ない
寝転びながら尻尾をパタパタとさせるだけ
抱っこもさせてくれない
無理やり抱きしめても
するりと腕から抜け出していく
(シャンソンが流れてる
寄ってくるのは、お腹がすいたり、遊んで欲しい時だけ
誰にも阿らず、自由で、気高い
私にとって理想の生き方
(パソコンの上にいて、フタをパタパタしてもそのままw
柚月さん、いつもため息ついてる
あなた達はどんなときも変わらない
作家じゃなかった私も
作家になった私も
笑っている私も
泣いている私も
誰かといる私も
一人の私も
悔しがってる私も
怒っている私も
いいことがあって調子に乗ってる私も
嘘をついている私も
ダメな私も
変わらない瞳で見つめている
(綺麗な色の瞳
柚月さんの人生の節目にはいつも猫がいました
初めて猫と暮らしたのは10代の頃
17歳の時に私の中で大きな出来事があって
何かずっとそばにいてくれる存在を求めていた
その頃からうまく笑ったり
人に合わせるのが多分苦手だったんでしょうね
自分自身あんまり人と関わらないことになっちゃうのかな
人と関わるとあまり楽しいことなかったからかな
暗いでしょw
話していくと暗いんですよ、私
世の中、不公平だから
不条理、理不尽、不公平の塊ですから
だからきっと小説の上では
何かしらフェアなものを描きたいと思うんじゃないかしらね、きっと
(やばい ジャニスが流れた ♪Cry Baby/Janis Joplin
パソコンに打つ時もあるし、原稿に書く時もあるんだ
未だに400詰め原稿用紙ってニーズがあるんだね
原稿に書いてから入力してるのかな
ずっと静かに壁に寄り添ってる猫
柚月:
作品と私 距離があるとおっしゃる方がいるけど
作品が私なんだと自分は思っています
唯一自分を出せるというか
喜びも、辛さ、悲しみとか
いろんな感情を表に出せるのが多分小説
自分にとっては小説なんだろうな
だから小説が書けなくなったら
と言うか、作家でいられなくなったら
私という存在がなくなるんだなっていうふうに思うこともあるんですよね
(「さわやか書店」って T シャツが気になる←変T大好き
柚月:
(書き終えて)あー よかった!
お母さん疲れたんだもん
ちょっとだけお母さん頑張りました
(ちゃんとアイコンタクト取ってる
(毛づくろいをしている猫のそばで
顔を寄せるとやっぱり逃げちゃう
柚月:つれない…
(でも、眠る時は一緒なんだね
朗読:
あなた達はいつも私のそばにいる
マロ、ヒメ、ワカ、ルナ、ピノ、メル
物事を斜に見て、一人で生きていけると思い込み
誰もそばに寄せつけなかった時でも
あなた達は一緒にいてくれた
(じゃらしにはすごい反応してる
くっつきすぎず
離れすぎず
少し後ろから私を見ている
座っている時もあれば
お腹を出して寝転がっている時もある
ぐっすり眠っている時もあれば
丸い目で見つめ返してくれる時もある
(すごい見てる
取材
自分の存在理由が見当たらず
自己肯定ができず
自分は無価値だと感じ
自分で自分を投げ出しそうになる時でも
あなた達は私を見捨てない
(ものすごい数の本にサインを書いてる
そんなあなた達がどれほど救いになっているか
あなた達にはわからないでしょ
どんな時でも変わらないあなた達がいるから
私は安心して迷い
悩み、苦しみ、前に進むことができる
あなた達を大事にします
元気がなくなっても
トイレに行けなくなっても
私のことが分からなくなっても
大切にします
天地神明に誓います
ご先祖様にも誓います
ありとあらゆるものに誓います
だから安心して長生きしてください
(泣ける・・・
今も
昔も
振り返れば猫がいる
あなた達が変わらないように
私も変わらない
今までも
これからも
ずっと一緒
あなた達と出会えてよかった
ありがとう
これからもよろしくね
(シャンソンと詩のような言葉がマッチしてる
この声はエディット・ピアフか?
柚月裕子 代表作:
『孤狼の血』
『盤上の向日葵』
『最後の証人』
(なんだかVシネっぽい本の数々w
私は他人の本棚を見るのが大好き
作家と暮らす2匹の猫
7歳のメルは夏に向けて毛を剃ったばかり
9歳のピノはおとなしく内気な性格です
作家・柚木裕子さん
しがらみの中、孤独に戦う男たちを描き続ける注目の書き手です
柚木:
ふっと見るといるんですよ
足元に気配のあるといるんですよ
『振り返ると奴がいる』ってありましたよねw
そういう感じで振り返ると猫がいる
(お掃除大変だ
ソファーについた毛も丁寧に取ってる
柚月:
ピーちゃんごめんね 怖くないよ
(ソファーと壁の間にいたw
山形で主婦として暮らしていた柚木さん
子育てが一段落した40才で物書きの世界に入りました
(キッチンでも足元に擦り寄ってる
柚月:
マンマ?
ちょっと待ってね お母さん、今忙しいから
ピーちゃんも来ればいいのにね
どうぞ
(美味しそうに食べてる
地元のタウン誌で短い文章を書いたことがデビューのきっかけでした
柚月:
一番最初は、もう出来上がってる原稿の校閲とまではいかないのかな
言い回しがおかしいところとか
誤字脱字を見つけてくださいっていうものからスタートで
見つけて直して、それがそのまま原稿になったんですね
印刷になった時に自分が手を入れた部分がそのまま活字になってて
たったそれだけなんですよ
それがもう嬉しくて
たった数文字なんですけど
私にとってはもっと書きたいなって思って
それでだんだん教えて頂きながら自分の原稿を書いて
それがだんだん取材原稿ではなくて
自分で取材をして感じたことを書きたいなと思ったのが
結果的に小説を書いてみようかなと思ったきっかけ
未だにちょっと自分で「作家です」って言うことには抵抗があります
ずっとですね
デビューしたときから作家になれたっていう意識はないですね、未だに
今日もなんとか作家でいられたっていう感じかな
物書きになった頃に飼い始めたメルとピノ
柚木さんの仕事の傍らでいつも静かに息をひそめています
(すっきりした綺麗な部屋
柚月:メルちゃんおいで
(抱っこしてソファーに寝るけれども、すぐに腕から降りてしまう
でもいつもすぐそばにいるんだね
柚月:
メルちゃん お仕事しないと
もうちょっとだけ(と昼寝
やんなきゃ
時間がない
やんなきゃ
お母さん頑張るから
メルちゃん応援して
(全然鳴かないんだ
『振り返れば猫がいる』 柚月裕子 朗読:松岡茉優
あなた達は呼んでも来ない
寝転びながら尻尾をパタパタとさせるだけ
抱っこもさせてくれない
無理やり抱きしめても
するりと腕から抜け出していく
(シャンソンが流れてる
寄ってくるのは、お腹がすいたり、遊んで欲しい時だけ
誰にも阿らず、自由で、気高い
私にとって理想の生き方
(パソコンの上にいて、フタをパタパタしてもそのままw
柚月さん、いつもため息ついてる
あなた達はどんなときも変わらない
作家じゃなかった私も
作家になった私も
笑っている私も
泣いている私も
誰かといる私も
一人の私も
悔しがってる私も
怒っている私も
いいことがあって調子に乗ってる私も
嘘をついている私も
ダメな私も
変わらない瞳で見つめている
(綺麗な色の瞳
柚月さんの人生の節目にはいつも猫がいました
初めて猫と暮らしたのは10代の頃
17歳の時に私の中で大きな出来事があって
何かずっとそばにいてくれる存在を求めていた
その頃からうまく笑ったり
人に合わせるのが多分苦手だったんでしょうね
自分自身あんまり人と関わらないことになっちゃうのかな
人と関わるとあまり楽しいことなかったからかな
暗いでしょw
話していくと暗いんですよ、私
世の中、不公平だから
不条理、理不尽、不公平の塊ですから
だからきっと小説の上では
何かしらフェアなものを描きたいと思うんじゃないかしらね、きっと
(やばい ジャニスが流れた ♪Cry Baby/Janis Joplin
パソコンに打つ時もあるし、原稿に書く時もあるんだ
未だに400詰め原稿用紙ってニーズがあるんだね
原稿に書いてから入力してるのかな
ずっと静かに壁に寄り添ってる猫
柚月:
作品と私 距離があるとおっしゃる方がいるけど
作品が私なんだと自分は思っています
唯一自分を出せるというか
喜びも、辛さ、悲しみとか
いろんな感情を表に出せるのが多分小説
自分にとっては小説なんだろうな
だから小説が書けなくなったら
と言うか、作家でいられなくなったら
私という存在がなくなるんだなっていうふうに思うこともあるんですよね
(「さわやか書店」って T シャツが気になる←変T大好き
柚月:
(書き終えて)あー よかった!
お母さん疲れたんだもん
ちょっとだけお母さん頑張りました
(ちゃんとアイコンタクト取ってる
(毛づくろいをしている猫のそばで
顔を寄せるとやっぱり逃げちゃう
柚月:つれない…
(でも、眠る時は一緒なんだね
朗読:
あなた達はいつも私のそばにいる
マロ、ヒメ、ワカ、ルナ、ピノ、メル
物事を斜に見て、一人で生きていけると思い込み
誰もそばに寄せつけなかった時でも
あなた達は一緒にいてくれた
(じゃらしにはすごい反応してる
くっつきすぎず
離れすぎず
少し後ろから私を見ている
座っている時もあれば
お腹を出して寝転がっている時もある
ぐっすり眠っている時もあれば
丸い目で見つめ返してくれる時もある
(すごい見てる
取材
自分の存在理由が見当たらず
自己肯定ができず
自分は無価値だと感じ
自分で自分を投げ出しそうになる時でも
あなた達は私を見捨てない
(ものすごい数の本にサインを書いてる
そんなあなた達がどれほど救いになっているか
あなた達にはわからないでしょ
どんな時でも変わらないあなた達がいるから
私は安心して迷い
悩み、苦しみ、前に進むことができる
あなた達を大事にします
元気がなくなっても
トイレに行けなくなっても
私のことが分からなくなっても
大切にします
天地神明に誓います
ご先祖様にも誓います
ありとあらゆるものに誓います
だから安心して長生きしてください
(泣ける・・・
今も
昔も
振り返れば猫がいる
あなた達が変わらないように
私も変わらない
今までも
これからも
ずっと一緒
あなた達と出会えてよかった
ありがとう
これからもよろしくね
(シャンソンと詩のような言葉がマッチしてる
この声はエディット・ピアフか?