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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『パプリカ』(2006)

2010-04-16 19:26:02 | 映画
『パプリカ』(2006)(リンク先音出ます)
監督:今敏 原作:筒井康隆
声優:林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一、田中秀幸、こおろぎさとみ、阪口大助 ほか
エンディングテーマ:♪白虎野の娘 作詞・作曲・編曲:平沢進

こないだ観たアニメ映画『時をかける少女』の予告紹介に入っていて面白そうだったから借りてみた。
単純に「面白かった!!!」。夢は無限大に何でもありな世界だもんね。ほんっとニンゲンの想像する力って凄いっ!×∞
スタイリッシュで、リアルで、とてもキレイな絵。スピーディな展開と、ミステリーな話(専門用語はちんぷんかんぷんだけど

story
夢を他人と共有できるまさに夢の装置“DCミニ”が何者かによって3機盗まれた。
開発に関わった所長の島は、装置を着けていないのに夢に侵入され窓から飛び降り、間一髪で助かる。
彼の夢に入り、所員の氷室が疑われた。発明した時田の助手で、彼に嫉妬しての犯行かと思われたが、
時田が氷室の夢に入った時はすでに魂を奪われ、時田もまた意識ごと乗っ取られてしまう。。


粉川刑事は昔自作映画を撮っていたほど映画好きだって設定だけど、
監督、原作者ほか今作に関わった人たちの映画好きっぷりもひしひしと伝わってくる。
それからたくさん出てくる祭り騒ぎの人、通行人、研究員らの顔が妙に個性的で生き生きしてるのは、
身近にいる誰かをみんなモデルにしてるんじゃないかって気がした

映画が好きなだけあって、わたしもときどきハリウッド映画なんて目じゃないくらいの壮大なドラマな夢を見るときがある。
これを録画できて発表したら、ロングヒット間違いなし!だけど、いい場面の記憶がすべて欠落。
朝になったら感動の余韻が残ってるだけ。残念。
その点、筒井康隆さんはやっぱスゴイ人だ。夢を理論的に構築して再現してみせられるんだから。


特典は1つだけ。ヒロインのパプリカにあなたもなれる?!パプリカの声だけ抜いてあって、字幕が出るから、
それをゆってヒロインになりきろうってゆう・・・一種のヴァーチャルか?

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劇場版『イヌゴエ』(2005)

2010-04-16 11:22:19 | 映画
劇場版『イヌゴエ』(2005)
製作・原案・脚本:永森裕二 監督:横井健司
出演:山本浩司、ブン太、馬渕英里何、宮下ともみ、村上淳、手塚とおる、遠藤憲一 ほか

オフィ

story
悪臭公害対策協会で臭気判定士をしている芹澤直喜(ほんとにこんな仕事あるのかな???)は、
社内一鼻が利くため苦情のきた家々を訪問して臭いの元を探し出してアドバイスをして回っている。
トレードマークはマスク。「世の中は臭い」とゆって、彼女とゴハン中も換気扇はつけっぱで呆れられる。
父親が同窓会へ行って昔の恋敵と一戦交えてる間、ホームセンターで拾ったというフレブルを預かることに。
そのフレブル・ペスの声が聞こえてきて、ペットショップでも動物の話が分かるようになってしまい混乱するが、
近所を散歩中に美人の犬友・音無ちぬ(黒鯛のことらしい)と仲良くなる。デート中夕焼けを見て号泣するちぬ。
そのわけを知りたいとペスに聞くが突然声が聞こえなくなる。原因を探りに新潟の海まで行って、
ちぬが飼い犬をひどく虐待していると気づく。離婚した夫が赤ちゃんを連れていってしまったからだという。
父が帰る日、ホームセンターにペスの写真を貼っておいたら、飼い主が飛んできて、ペスも大喜び!
別れ際、ペスはちゃんとニンゲンのゆうことも理解してたってことが分かり、芹澤はなぜかペスの後を追って町中を駆け回る。


これは映画版のほうが先だったみたいで、ドラマ版とはまったく別の雰囲気。
ファンタジーというよりは、けっこうリアルな人間ドラマ。低予算なのか、ハンディカメラみたいな映像。
俳優陣も遠藤憲一以外は全然知らないが、主演の山本浩司さんは「2007年邦画助演での出演数ランキングで3位(11本)となった。これは遠藤憲一と並ぶ記録で、若くして名脇役としての地位を固めつつある。」とのこと。

会社組織にどっぷり浸かった平凡な一社員で、社会人としても恋人としても「面白味のない」主人公が、
犬とココロを通わせるようになって、枠が外れてゆき、自分の意見を言い、相手を思いやり、世界がちょっとだけ広がってゆくようす。
動物がこうして喋ってくれたら、どこが痛いか、ゴハンは何が好きか、いろいろ聞けて便利だろうけど、
やっぱり言葉じゃないコミュニケーションだから、ここまで純粋に通じ合えるのかなw

フレブルも可愛いなあ~ すっかり気に入ってしまった。
あのモチモチした体つき、白黒の模様、ちょっとマヌケた表情、
おとなしくて、あまり鳴かないみたいだし、とっても賢そうだ。
ブン太くんは左の白目がくすんで見えるけど、病気ではないよね? アップはだいたい右からのショットが多い。
子犬役のコもぽてぽて歩いてて、たまらないっ!!!


DVD特典:
(1)メイキングムービー
(2)ブン太が頑張る!!オリジナル犬だけメイキング
(3)オリジナル予告編
(4)スペシャル・インタビュー 

メイキングはニンゲンの役者ver.と、わんこver.がありv

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『虹の軌跡』

2010-04-16 11:14:57 | 
『虹の軌跡』 谷中 敦/文・詩 仁礼博/写真 ロッキング・オン

なかなか図書館に行ってる時間がなかった間、家にある本を読んでたわけなんだけど、
この本も買ってから読んだのか、読んでなかったのか、所々記憶があるからたぶん読んだのか、だいぶ前に

2003年、スカパラが約1ヶ月バスで移動しながら真夏のヨーロッパツアーを回った記録。
旅ものは読んでいていっしょに連れていってもらえてる感覚が好きだ。
ほぼ毎日のように極限に動き回り、汗だくになって、客を煽り、踊らせる。
「おれら勝ってるよね?」と確認しながら。

場を改築した空調もロクに効かないようなハコで、信じられない不快指数の中でもきっちり踊らせるスカパラ面々。
ライブハウスのビールを箱ごとバスに積み込んで、しこたま飲んでつぶれて、そのまま次の会場へ運ばれまたライブの日々。
「天国みたいじゃない?遅刻しないし」と谷中談w

各地で嵐を巻き起こし、待っててくれるファン、国を越えて来てくれるファン、たしかに海外でも評判は定着している。
これは当初からの目的でもあった。フェスにも積極的に参加して、毎年行くことで、リリースよりも意味があるって。

いつもメンバ写真を撮ってる仁礼さんの写真が、この年のスカパラの夏をキッチリ切り取っている。
息苦しいまでの熱気と、汗が飛んできそうなショットばかり。
田舎道に止まってスーツを太陽に干してる、そんなしばしの貴重な休息シーンもイイ。

それにしても谷中っちは完全にアル中では・・・??? かなり心配です


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