『翁さん、一昨日はお世話様でした、楽しいゴルフが出来たわ、ハハハハ。つくづく思ったのは、スタートしてからのスイング修正は駄目だと言うことで、じたばたするとゴルフにならなくなる。悪いなりに打っていると、突然に良いショット出始めて、リストワークのブレの気がするわ。まあ、ゴルフばかりではなく、人生も百姓も足掻いたら焦りだけ、収集がつかなくなるわ』
『いやいや、梅次さん、何とも和やかなゴルフだわ。前半はペースが掴めなかったようだが、後半はリズムを取り戻して、上がり３ホールが連続パーはさすがだわ、ガハハハ。いやね、孝夫さんの奥さん、７５歳だと思ったが、風呂場のマットにつまずいて転び、大腿部骨折だそうで。大体が怪我なんてそんなものよ、足の縺れ、自分の体力の低下に気がつかない、決して想定外ではないのよ、ハハハハ』
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『ゴルフも体力があった頃は力でクラブを振り回すが、８０近くになったら、如何にクラブに仕事をさせるか、そして力の要らない寄せとパットを習熟するだな、ハハハハ。怪我などの落とし穴、自分だけは別人だと思うことだろうよ。俺の高校時代の親しい友人の３人は、自分は健康だから人間ドックや町の健診を受診はしないと、その３人が７０過ぎで物故者、因縁ではないと思うよ、ハハハハ』
『俺は自分では心配性だと思っているが、健康に注意をし過ぎることはないからな。いや、婆さんの介護の為にも、俺が健康でなくてはで、ギャハハハ。ゴルフは俺もプレー後に疲れの出ない“省エネ”のスイングをそこそこ会得をしたが、ドライバーは以前よりも飛んで、案外にゆっくり振るとタイミングが駄目で、ハハハハ。ゴルフも人生も自分のリズム、「Ｙｅｓ Ｉ Ｃａｎ!」だよ』
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あとがき＝人生は悩むことの繰り返し、それをどう喜びに変えるかが哲学なのかもね、ガハハハ＝＝放念の翁