『あぁどうも、翁さんは貯金かね。NHK受信料の払い込み??、受信料も安くはないね。それに番組を見なくても払わされる。公営放送のメリットは何なのか考えさせられるよな。そのうえ地デジだよ』
『全くだね、払込書の封筒に「あなたが大切なスポンサーです」って書いてあるが、勝手にスポンサーにさせられ、そのうえ、「NHKの放送事業にご理解とご協力をいただき……」なんて、無理に協力をさせられている、迷惑千万な話だよ。ガハハハ』
『放送事業が法律に縛られているから、番組も学習指導要領の学校教育と一緒で、型にはめられた面白くない番組が多い。ニュース報道は民 放の方がドキュメンタリー番組のようで面白いものな』
『大きな事件や自然災害等があると、ニュース番組の時間帯にチャンネルを回して見るが、NHKが陳腐な映像を繰り返し、民放は結構立体的で生々しい映像を放映していて、ニュース性の質は民放が高いことも少なくないよ』
『わしもそう思うね。民放は視聴率とスポンサーを背負っているから、視聴者が何を期待しているとかシビアだが、それが反面で、バラエティ番組などは世代間格差を感じ、目を覆いたくなる演出やタレントも少なくないな。そんな番組を倅や嫁、それに孫も一緒になって見ている』
『俺は両耳が難聴だから殆どテレビは見ない。時々字幕を追ってニュースなどを見るが、画面に文字がオーバーラップして、画像も文字も見難くて疲れるわ』
『いやあ、用事は一番下の娘の孫娘が初節句なんだが、福岡まで出かけられないので、ユーパックで祝いの品を贈ろうと思ってな、郵便局でとんだ長話になったね。ファハハハ』、放念の翁