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バンダイ「必殺技」商標出願

2016年03月16日 18時45分24秒 | 日記
今朝、新聞を読んでいて「おや」と思った記事なんですが。

最初ね、意図が分からなかった。
登録できるわけ無いからね。

「必殺技」って単語は一般的な言葉と言って過言ではありませんもの。
そんな言葉を商標登録出来たなら、社会に弊害ありますしね。

もし商標登録できたら、メガテンのモコイ君が「喰らえ!ボクの必殺技!」ってトークの最中にくっちゃべったら即「商標権の侵害」
そんな馬鹿な話、あってたまるかよ。

だから、まず無理。

なのに何で?
最初、それでこの行動の意味が分からなかったんですが。

新聞以外のニュースサイトで同様のニュース記事を探ってみたら、「(特許庁に)拒絶されるために出願したのでは」というコメントが。

あ、なるほど。

多分、それだわ。
納得しました。

何故拒絶されるために出願するんだよ。
意味分からんわ?

いやま、こういう権利関係にノータッチの人はそう思っても仕方ないと思うんですけどね。
結構大事なんですよ。

「拒絶される」ってこと。

何でかというと、法律の下では皆平等だから。

一回「必殺技」で商標登録を目論んでみて、拒絶されたら。
以後、同様の出願を出しても「前例でダメと言ったからダメ!」って返される。

誰が言ったとしても、同じ返答をしなければならない。
言った人が違うからとか、応えた人が違うからとか、そんな理由で返答内容が変わるとか。
そんなことは許されない。

国の出す言葉ってそのくらい重いんで。
簡単には覆らない。

ってことはです。
どっかのゴロツキが「必殺技」で商標出願し、もしそのときの審査官がヘボで何かの間違いのように商標登録されてしまったとしても。
「ちょっと待てよ、前に言ったことと違うじゃないか!そんな商標登録は無効だ!取り消せ!」って国に言いやすくなる。

前例を作ることで、登録不可能な状況を作り、結果的に自社の権利を守る。
そういう意図なんじゃないですかねぇ?