素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

Dr.STONE感想

2020年09月30日 00時00分00秒 | 日記
Dr.ゼノの世界制覇の動機。
ありきたりに見えるけど。
Dr.STONEでやると、また何か違って見えますな。

「科学の真価を理解できない馬鹿どもに牛耳られるのが不愉快極まりない。だから俺が世界を牛耳る」

ようは

賢い俺を邪魔する世界は間違っている。世界は俺の言うことに全面的に従うべきだ。
そのために、世界を制覇する。

うん。一見するとすごく思いあがってるように見えるし、傲慢にも見えるけど。
これさ、科学者やらいっぱしに学問に手を染めようとしてる人からすると、残念ながら「理解できないことも無い」んですよね。

自分、たまに例えで使うんですが「アホガールの花畑よしこに数学の話されたらムカつかない?」

アホガールの花畑よしこ。
言わずと知れたアホの子。
そのアホさ加減

「掛け算?超増えるやつだな!」

……うわぁ。
見てて恐怖を覚えるレベルのアホの子。

で、想像してみて欲しいんですけど、真剣に数学で意見を交わしてるときにですね、横から花畑よしこが現れて
「掛け算?超増えるやつだな!」レベルの認識で、口出ししてきたら。

どうします?

あっくん(よしこの幼馴染)はそう言う場合、よしこを殴り倒すんですけど。
同じこと、やっちゃいたくならないです?

まぁ、そういうことなんですよね。
何かの雑誌の読者投稿の欄で「水はH2O?飲めればいいのでは?」なんて投稿してきたヴァカが居て。
それを「世の中に対するツッコミ」として採用されてるのを見て、不愉快になった思い出。
いや、そのネタ、化学侮辱してるから。
化学物質、元素の問題について、古代の錬金術師たちが研究しまくってくれたお陰で、その化学式が水になることが分かったわけで。
まあ、子供の言ったことだけど、大人になっても同じことを言ってるなら、頼むから科学に関する問題で口出ししないで頂戴ね。
そう思いましたわ。

まぁ、何が言いたいかというと。
何かの問題に口出しするなら、ある程度勉強しておくことは必須だよなと。
全く勉強せず、勝手な思い込みやその場のノリだけで発言すると、その問題について勉強してる人から「黙れ花畑よしこ」って思われちゃうぞと。
で、あまりに花畑よしこが多いと、Dr.ゼノみたいな想いを抱く人も出てきちゃうぞと。
その場合、花畑よしこに何の責任も無いのかと言うと、それは違うぞと。

そう言う思いはなるべく忘れないでおきたいもんですな。

仲直りハラスメントってあると思うんだよな

2020年09月29日 00時00分00秒 | 日記
今週の産経新聞の人生相談コーナー「あすへのヒント」の相談なんですけど。

「娘二人の仲が悪くなっており、悩んでおります。下の子が一回離婚し、すぐ再婚したのですが、上の子がその振る舞いに疑問を感じて、その後二人の仲が悪いです。双方子供が居るため、積極的な交流はそもそも出来ない状況なのですが、このまま姉妹の仲が悪いまま放置して寿命を迎えるのが心苦しく、できることなら存命中に仲直りして欲しいのですが、どうすればいいでしょうか?」

高齢女性からの相談。問題の娘二人と、相談者との仲は悪くない模様。

で、回答者の返答。

「ほっときなさい。仲が良い悪いを決める権利は彼女らにある。第三者が関わるべきではない。それが例え親であっても。しかし、もし彼女らが「仲介して欲しい」と願ってくるなら、そのときは力を貸してあげたらいい」

確かこんな回答でしたわ。
今回は回答者の先生の答えに全面同意。
私も同じ返答返しますかね。同じ相談されたら。

仲直りってさ、必ずしもしなきゃならんもんでは無いと思うんですよね。
特に、大人の社会では。

差別はいかんですけどね。
仲のいい人だけ便宜を図ったり、違反を大目に見たり。
そういう秩序を壊す行為に結びつかなきゃ、別に仲が良かろうと悪かろうといいんじゃないですかね。
気分良くないのは間違いないし、できれば避けるべき人間関係であるのは間違いありませんけどな。

よくさ、学校で「喧嘩したら仲直り」っていう、理不尽な押し付けがありますわな。
別にいいんでないですかね。喧嘩の平行線でも。
それが暴行やら恐喝に結びつかないなら。

むしろさ、無理矢理仲直りさせられることによって、双方屈辱を覚え、より恨みが深くなるだけだと思うんですが。
双方、憎悪で結びつきたいって思ってる間は放置する方がよっぽど健全だと私は思うんですが。

……まぁ、ひょっとしたら。
生徒同士が憎み合っていると、担任教師の評価が下がるのかもしれませんけどな。
というか、おそらくそうですよね。

教師の都合で、何の意味も無い形ばかりの仲直りをさせられ、より憎悪を深めるわけですね。
理不尽なんじゃないのかな。これ。

とはいえ。

……中学時代に、一回だけ

「憎み合いたいなら存分に殴り合ってより憎悪を深めたらいい。教師立ち合いで見届けてやる。無論責任は持つ」

って言った先生が2人ほど居たけど。
そっちの方が健全な気がするな。今思うと。(ちなみに男性教師ですわ)

仲直りできる可能性が本当にあるなら、そういう言い方した方が効果的な気がするわ。
自分らの行為が双方憎み合って呪いで繋がり、相手の不幸を喜び、死を願う行為なんだって気づかせる意味でも。

ドラマ・恐怖新聞感想(5話)

2020年09月28日 00時00分00秒 | 日記
いきなり江戸時代にタイムスリップ。
何事かと思いましたよ。

恐怖新聞のはじまりの話ですか。
恐怖新聞は、ある貧乏な女が我が娘を使って金儲けしようと、妊娠中の娘を拘束し呪術を施し、娘の腹の子を、つまり自分の孫を妖怪・件に変化させることで生まれた。
腹の子の件の予言を、件を孕む娘に書きつけさせる。
そして、その不吉な予言を教えることで大店に入り込んで金を儲けて、上手く行かなくなったらあっさり散々利用してきた娘を殺し、恩人も殺し、悪びれもしない。
で、主人公はその鬼母の生まれ変わり。

鬼形礼「前世の罪を今生で償え」

そこまでは分かりました。

ただ、そこから

「お父さんが私に呪詛を吐いたのもそのせいか!」

って納得してたけど。(お父さんは前世で殺害した恩人の僧侶の生まれ変わりだと気づいたので)
それはちょっとおかしくないですか?

娘がそんな悪鬼の転生体だと知ってたなら、流産を願うような消極的な排除をするかなぁ?
自分の夢の邪魔になる、くらいならそれでいいけど。
前世で散々他人を食い物にした悪鬼が生まれ変わってくるんでしょ?
だったらもっと直接的になるのでは?
それに悪鬼相手なら「お前のせいだ」「お前が生まれてきたから」みたいなことを言うかな?
相手が悪鬼であるなら、そんなん響く言葉ちゃいますしな。
まだ、何か裏があるのかもしれませんな。まだ終わらないみたいだし。
(この流れで行くと、今生のお母さんが前世で自分が食い物にした娘かもしれませんの)

で、次回予告ですが。
恐怖新聞の契約者が変わるみたいですね。
どうも誰かが勝手に契約したみたい。
契約の変更方法は、恐怖新聞の藁半紙に新規契約者が自分の名前を書くこと。

……これ、誰が知ってたっけ?

お母さんだけでしたっけね?
刑事さんも知ってる可能性あるとは思いますが。

犯人で一番臭いのはお母さんですかね?
お母さん、前世の娘の可能性ありますしね。
例のジンバブエドル彼氏君に、騙して名前を書かせた可能性、ありそうですよ?
ちょうど、前世では旦那を殺されてますしね。
それでいくと、前世では自分の母だった今生の娘に、自分の夫を殺されたわけですし。
仕返しとしてはちょうどいい気も。
ヨリも戻りつつあるしね!(信用ならない相手だけど!)

この復讐のミソは「娘のために、ジンバブエドル男を生贄にしただけ」「どうせあの男は女を幸せにできないから存在価値が無い」と、正当化できるところかな。、
正当性がある分、娘も心の底からは憎悪しにくいし(でもダメージはいっちょ前にある)

ウィザードリィについておもうところ

2020年09月27日 00時00分00秒 | 日記
ウルティマとは反対に、媒体の変化に一番対応したのはウィザードリィだと思うんですけどね。
TRPGではあくまでシナリオのひとつでしかないはずのダンジョン探索を、丸々一個の世界にして。
数多くのアイテム、モンスター、そして職業。
おそらく無限に上げられるレベル、幅広い育成の方向性。
「やり込む」という、コンピューターRPGならではの要素を最初に搭載したの、ウィザードリィじゃないですかね?
多分ですけど。

紙と鉛筆でやるTRPGに、普通「やり込む」って要素は無いですわ。
慣れる、はありますけど。
やり込むってのは徹底的に遊び込んで、用意された世界を隅々まで楽しみまくるってことですから。
生きた人間相手に、リアルタイムで話を作っていくTRPGでそれは変ですからな。

TRPGで限界までアイテムを集めたり、レベルを上げまくるってのはありえませんし。
だって、アイテムを用意するのも、経験値を用意するのもGMだもの。
特に、シナリオボスを倒した後に、自キャラを育てまくるってのも変な話ですよね。
だって、ボスを倒したらそこで話が終わるんだから。

だからコンピューターRPGならではなんですよ。やり込むってのは。
クリア後、って概念はTRPGじゃありえませんからね。

そこに最初に対応したの、ウィザードリィな気がするんですよ。
部屋敵を倒すと出てくる宝箱。そこから出てくる出現率が低い最強の武器防具。
転職の概念。

ファミコンのウルティマでも、敵を倒せば宝箱出ましたけど、得られるのはお金のみでしたからね。
そこにワクワクドキドキは無い。
転職の概念も無かったですし。最初に選んだ職業を、ずっと続けるだけ。
レベルも25が最高でしたし。

TRPGならそれでもいいんですよ。
メインはキャラを強化することじゃ無くて、キャラクターを演じることなんですし。
キャラの強化はあくまでお遊び要素。
ぶっちゃけ、キャラクターを全く育成しなくてもゲームが成立するのがTRPGなんですよね。
だって「キャラクターを演じる遊び」なんだもの。

でも、それだとコンピューターRPGとしては失敗作。
すぐ最高になってしまえるなら、そこで育成の楽しみが止まってしまいますからな。
コンピューターRPGは「謎解きしつつ、育成する遊び」性質が違うんですよね。少し。
ウルティマ初期はそのあたり、気づいて無かったのか、重要視して無かったのか。

そのせいじゃないかと思うんですが。
……私が知らんだけかもしれんですけどさ。
ウィザードリィより、ウルティマ、あまり人気無いですよね?
(ゲーム系四コマ全盛期時代でも、ウルティマ4コマは発売されてなかった気がするし。ウィザードリィはあったけど)

ウルティマについて思うところ

2020年09月26日 00時00分00秒 | 日記
皆さんはウルティマをご存じでしょうか?
コンピューターRPGの元祖と呼ばれるゲームのひとつなんですけど。
(ウィザードリィとウルティマ、この2つがコンピューターRPGの始祖の扱いを受けております)

私ね、このゲーム、ファミコンで出会ったんですよ。
元々、パソコンゲームだったらしいんですけど。

私がやったウルティマは「ウルティマ~恐怖のエクソダス~」
復活しつつある大悪魔・エクソダスを封印するために、王が勇者を招聘し、エクソダス再封印の使命を与える。
こういう筋のゲームで。
まぁ、全体としては面白いんですよ。金稼ぐのとか、キャラを育成するのとか。
全体としては。

細部を見ると、色々つっこみどころというか「なんとかならんかったのか?」的な面が多々あるゲームですわ。
今、全く同じゲームを出したら、下手するとクソゲー認定受けそうですね。

つっこみどころ1)
使えない職業が多すぎる!

このゲーム、基本職業の戦士、盗賊、魔術師、シスターがあって、その基本職業を2つ、足して2で割った合成職業。
それを入れて計11の職業があるんですけど。(最後の1つは全職業の特徴を併せ持つ・レンジャー)

魔術師系のさ、合成職業(詩人、科学者、僧侶、レンジャー)の魔術師成分がまるで役に立たない死にスキルになる仕様;
何故かと言うと、魔術師系の合成職業、覚えられる魔法が魔術師本職に及ばず、加えて、初級中級の魔法では終盤の敵にまるで役に立てないんですわ。
最上位を覚えてはじめて魔術師は強くなるので。
テストプレイしたときに「この職業いらなくね?」って誰か言わなかったのか;

つっこみどころ2)
食料というシステムが意味不明!

このゲーム、食料という概念があり。
これが切れると歩くごとにHPが減って行きます。
なので、たまには食べ物屋で食料を買い込む必要が。

……このシステム、要る?
多分さ、TRPGのときに出てくる話をゲームに取り込んだんだろうけど。
ストレスにしかならない、余計な設定だと思いますね。

つっこみどころ3)
町、複数あるけど、何処の町も店の品揃え一緒!(夜明けの町ドーンを除く)

これさ、新しい町に行く喜び無くなるよね。
まぁ、どこの町に行っても一定の装備を買い揃えられるってメリットあるけどさ……。
多分、これもTRPGの影響なんだろうな。(TRPGだったら、町ごとに品揃えが変わるってシチュ、あんまりないしね)

……これから分かるのは、媒体が変わると不要になる部分ってあるはずなのに、何も考えずに忠実に再現したらどうなっちゃうか。
それの好例のような気がしますね。
「元がこうだからこうなんだ」じゃなしに「元がこうだけど、この場合これって必要?」こういう視点。
これがあれば、ファミコンのウルティマはもっと遊びやすくて面白いRPGになっていたかもしれませんね。